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公開番号
2025012723
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115785
出願日
2023-07-14
発明の名称
施解錠システム
出願人
株式会社WEST inx
代理人
個人
主分類
E05B
49/00 20060101AFI20250117BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】 防犯性が高く、且つ電池の消耗も少なく、錠を設置した施設に通信設備がなくても良い施解錠システムを提供する。
【解決手段】 入力用コードに関連する情報を有する二次元コードを作成する解錠コード作成装置と、錠とを有する施解錠システムであって、前記入力用コードは、錠を解錠する時期に関連する時期情報と、対象となる錠を特定する対象情報と、生体認証情報とを含み、前記錠は、画像取得手段と、生体情報読み出し手段と、二次元コード読み取り手段と、時期認定機能と、当該錠を特定する特定情報と、記憶部を有し、前記二次元コード読み取り手段で二次元コードを読み取り、当該二次元コードから読み出された情報に、少なくとも記憶部に記憶された特定情報に合致する対象情報が含まれ、かつ前記生体情報読み出し手段で生体情報に関する画像を読み取り、当該画像から読み込まれた情報に、前記生体認証情報が含まれていることを条件として、解錠することが可能となる施解錠システム。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
入力用コードに関連する情報を有する二次元コードを作成する解錠コード作成装置と、錠とを有する施解錠システムであって、
前記入力用コードは、錠を解錠する時期に関連する時期情報と、対象となる錠を特定する対象情報と、生体認証情報と、を含み、
前記錠は、画像取得手段と、生体情報読み出し手段と、二次元コード読み取り手段と、時期認定機能と、当該錠を特定する特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、生体情報記憶手段とを有し、
前記二次元コード読み取り手段で二次元コードを読み取り、当該二次元コードから読み出された情報に、少なくとも特定情報記憶手段で記憶された特定情報に合致する対象情報が含まれ、
かつ前記生体情報読み出し手段で生体情報に関する画像を読み取り、当該画像から読み込まれた情報に、前記生体認証情報が含まれていることを条件として、解錠することが可能となることを特徴とする施解錠システム。
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【請求項2】
前記対象情報は、建物及び/又は部屋を特定する情報であり、前記特定情報は当該錠が取り付けられている建物及び/又は部屋を特定する情報であることを特徴とする請求項1に記載の施解錠システム。
【請求項3】
前記解錠コード作成装置は、暗号器を有し、当該暗号器に前記入力用コードを、特定の共通鍵を使用して暗号化するものであり、
前記錠は復号器を有し、当該復号器に前記二次元コードから読み出された暗号と、特定の共通鍵を入力してデータを復号するものであり、
前記錠には複数の共通鍵が予め記憶されており、設定によって使用する共通鍵が選択されることを特徴とする請求項1に記載の施解錠システム。
【請求項4】
前記生体認証情報が顔画像情報である請求項1に記載の施解錠システム。
【請求項5】
二次元コードを作成する解錠コード作成装置と、錠とを有する施解錠システムであり、
前記二次元コードは入力用コードに関する情報と、生体認証情報からなる鍵情報を有し、
前記入力用コードは、錠を解錠する時期に関連する時期情報と、対象となる錠を特定する対象情報と、特定秘密情報を含み、
前記錠は、画像取得手段と、生体情報読み出し手段と、二次元コード読み取り手段と、時期認定機能とそれを記憶する時期情報記憶手段と、複数の秘密情報を記憶する秘密情報記憶手段と、当該錠を特定する特定情報を記憶する特定情報記憶手段とを有し、
前記二次元コード読み取り手段で二次元コードを読み取り、当該二次元コードから読み出された情報に、読み取りを行った時期に合致する時期情報と、特定情報記憶手段に記憶された特定情報に合致する対象情報が含まれ、かつ秘密情報記憶手段に記憶された複数の秘密情報の中に前記二次元コードから読み出された特定秘密情報が含まれていることを条件として解錠することが可能となる施解錠システムであって、
前記解錠コード作成装置は、暗号器を有し、当該暗号器に前記入力用コードと前記生体認証情報からなる鍵、を使用してデータを暗号化するものであり、
前記錠は復号器を有し、当該復号器に前記二次元コードから読み出された暗号と、特定の共通鍵を入力してデータを復号するものであり、
錠側の共通鍵を前記生体情報読み出し手段で読み出した生体情報とし、前記二次元コードから読み出された鍵情報と当該生体情報が一致したときに前記復号ができることを特徴とする施解錠システム。
【請求項6】
前記対象情報は、建物及び/又は部屋を特定する情報であり、前記特定情報は当該錠が取り付けられている建物及び/又は部屋を特定する情報であることを特徴とする請求項5に記載の施解錠システム。
【請求項7】
前記生体認証情報及び生体情報が顔画像情報である請求項5又は6に記載の施解錠システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅や宿泊施設その他の施解錠システムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
戸建て住宅の玄関やマンションの各戸の出入り口には錠が設置されており、錠を解錠して人が出入りする。また外出等の際には出入り口が施錠される。
住宅やマンションを販売し、賃貸する際には、契約に先立って内覧が行われる。
空き室等の内覧には多くの場合不動産業者や管理会社の者が同行して、錠を施解錠する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7250370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人手不足の影響で、空き室等の内覧に不動産業者等が立ち会わず、内覧希望者だけで内覧を行う場合がある。
例えば手動の鍵を使用する錠によって玄関が施錠されている場合には、内覧希望者が不動産業者等から鍵を預かり、当該鍵を自分で操作して施解錠することとなる。
しかしながら、この方法は内覧希望者に合い鍵を作られる懸念があり、防犯上の問題がある。
暗号式の電気錠や番号合わせのダイヤル錠を採用している場合も同様であり、暗号や番号が知られてしまうこととなり、防犯上の問題がある。
【0005】
防犯上の懸念を解消するものとして、暗証番号を変更可能な錠を採用する方策が考えられる。
当該錠は通信機能を備えており、管理会社等から当該錠に対して解錠用のパスワード(以下、ワンタイムパスワードと称する)を送信する。その結果、受信した錠はワンタイムパスワードのみで解錠可能な錠となる。
また内覧希望者には当該ワンタイムパスワードが通知される。内覧希望者は知らされたワンタイムパスワードを入力して解錠する。
内覧が終わると、管理会社等が通信手段を操作して当該錠の解錠用のワンタイムパスワードを無効にする。
【0006】
上記したワンタイムパスワードを採用する方策は防犯性が高い。また不動産業者等が内覧に同行する必要が無いので必要な人員も少なくて足りる。
しかしながら、前記したワンタイムパスワードを使用する錠は、消費電力が多く、電池の消耗が速いという問題がある。
即ちワンタイムパスワードを使用する錠は、錠の開閉だけでなく、通信にも電力を消費する。電気錠には商用電源により駆動するものもあるが、商用電源を使用する錠は配線が手間である。そのため電池で駆動する電気錠が重宝されているが、前記したワンタイムパスワードを使用する錠は、錠の開閉だけでなく、通信にも電力を消費するので電池の消耗が速く、電池の交換頻度が高いいう問題と、商用電源、電池ともに錠の設置施設に通信機器が必要になる問題もある。
【0007】
本発明は、上記した問題に注目し、防犯性が高く、且つ電池の消耗も少なく、錠又は錠を設置した場所との電信通信をする設備も不要である施解錠システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するための態様は、入力用コードに関連する情報を有する二次元コードを作成する解錠コード作成装置と、錠とを有する施解錠システムであって、前記入力用コードは、錠を解錠する時期に関連する時期情報と、対象となる錠を特定する対象情報と、生体認証情報と、を含み、前記錠は、画像取得手段と、生体情報読み出し手段と、二次元コード読み取り手段と、時期認定機能と、当該錠を特定する特定情報を記憶する特定情報記憶手段を有し、前記二次元コード読み取り手段で二次元コードを読み取り、当該二次元コードから読み出された情報に、少なくとも特定情報記憶手段で記憶された特定情報に合致する対象情報が含まれ、かつ前記生体情報読み出し手段で生体情報に関する画像を読み取り、当該画像から読み込まれた情報に、前記生体認証情報が含まれていることを条件として、解錠することが可能となる施解錠システムである。
【0009】
本態様の施解錠システムは、解錠コード作成装置と、錠によって構成されている。錠は玄関扉等に取り付けられる。
これに対して解錠コード作成装置は、例えば管理会社等に設置される。要するに解錠コード作成装置は、錠から離れた位置にある。
本態様の施解錠システムでは、解錠コード作成装置によって解錠するための二次元コードが作成される。二次元コードには入力用コードに関連する情報が含まれている。入力用コードは、錠を解錠する時期に関連する時期情報と、対象となる錠を特定する対象情報と、生体認証情報を含むものである。
【0010】
一方、錠側には画像取得手段と、生体情報読み出し手段と、二次元コード読み取り手段と、時期認定機能と、当該錠を特定する特定情報を有している。
本態様の施解錠システムでは、錠の二次元コード読み取り手段で二次元コードを読み取る。
ここで本態様で採用する錠は、時期認定機能を備えているから、二次元コード読み取り手段で二次元コードを読み取った時期がいつであるかは時期認定機能によって知ることができる。
また二次元コードには、対象となる錠を特定する対象情報が含まれているから、二次元コードを読み取ることにより、当該二次元コードが読み取りを行った錠に対するものであるか否かを判断することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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