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公開番号
2025024808
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129090
出願日
2023-08-08
発明の名称
ドアクローザ
出願人
リョービ株式会社
代理人
個人
主分類
E05F
3/10 20060101AFI20250214BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】前後方向の寸法を容易に小さくすることができるカム式のドアクローザを提供する。
【解決手段】作動油を収容するハウジングと、ハウジングに回転可能に支持され、扉の開閉動作に連動して回転する主軸と、主軸と一体に回転するカムと、カムに接触し、カムの回転により主軸と直交する第一直交方向に移動するカムフォロアであるコロ15と、コロ15の移動により、開扉時に蓄勢され、閉扉時にコロ15及びカムを介して主軸に閉じ力を付与するバネと、コロ15の外周面に当接してコロ15の第一直交方向の移動を案内するコロ案内面77と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
作動油を収容するハウジングと、
ハウジングに回転可能に支持され、扉の開閉動作に連動して回転する主軸と、
主軸と一体に回転するカムと、
カムに接触し、カムの回転により主軸と直交する第一直交方向に移動するカムフォロアであるコロと、
コロの移動により、開扉時に蓄勢され、閉扉時にコロ及びカムを介して主軸に閉じ力を付与するバネと、
コロの外周面に当接してコロの第一直交方向の移動を案内するコロ案内面と、を備える、ドアクローザ。
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【請求項2】
コロに対してバネ側に離れた位置に設けられた被案内面を有し、コロと一体に第一直交方向に移動するスライダと、被案内面を案内するスライダ案内面と、を備える、請求項1記載のドアクローザ。
【請求項3】
コロ案内面は、少なくとも扉の閉じ際においてコロを案内する、請求項1又は2記載のドアクローザ。
【請求項4】
ラックアンドピニオン機構により、主軸の回転に伴って第一直交方向に移動するピストンを備え、ピストンにコロ案内面が設けられている、請求項1又は2記載のドアクローザ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カムを備えたドアクローザに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1においては、主軸にカムが設けられている。カムを備えたドアクローザは、扉の閉じ際に大きな閉じ力を発生させることができるという利点を有している。カムは、カムフォロアであるコロを押す。コロはスライダに回転自在に支持されている。カムがコロを押すことで、スライダがハウジングに案内されて、左右方向に移動する。左右方向は、主軸と直交する第一直交方向であり、前後方向は、主軸及び左右方向と直交する第二直交方向である。開扉時には、スライダが例えば右側に移動してバネを圧縮させる。閉扉時には、バネの閉じ力がスライダ、コロ及びカムを介して主軸に伝達され、扉を自動的に閉じることができる。コロは、スライダの前後方向の内側に位置しており、ハウジングによって案内されるスライダの被案内面は、コロの回転中心軸の前後方向の両側に位置している。そのため、ドアクローザの前後方向の寸法を小さくすることが困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公平5-20547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前後方向の寸法を容易に小さくすることができるカム式のドアクローザを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るドアクローザは、作動油を収容するハウジングと、ハウジングに回転可能に支持され、扉の開閉動作に連動して回転する主軸と、主軸と一体に回転するカムと、カムに接触し、カムの回転により主軸と直交する第一直交方向に移動するカムフォロアであるコロと、コロの移動により、開扉時に蓄勢され、閉扉時にコロ及びカムを介して主軸に閉じ力を付与するバネと、コロの外周面に当接してコロの第一直交方向の移動を案内するコロ案内面と、を備える。
【0006】
この構成によれば、コロ案内面がコロの外周面に当接してコロを直接案内する。そのため、コロの前後方向(第二直交方向)の外側に、コロと一体に移動するスライダ等の別途の部材を配置する必要がなくなる。
【0007】
特に、コロに対してバネ側に離れた位置に設けられた被案内面を有し、コロと一体に第一直交方向に移動するスライダと、被案内面を案内するスライダ案内面と、を備えることが好ましい。この構成によれば、スライダの被案内面とコロの外周面が案内され、コロとスライダが一体となって左右方向(第一直交方向)に移動する。また、スライダの被案内面とコロの外周面が左右方向に離間しているので、コロとスライダが左右方向に離間した二箇所で案内されることになる。そのため、コロ及びスライダがスムーズに左右方向に移動でき、バネの閉じ力が無駄なくカム及び主軸に伝達されることになる。
【0008】
更に、コロ案内面は、少なくとも扉の閉じ際においてコロを案内することが好ましい。閉じ際(開き始め)においては、コロにはカムから大きな力が作用する。しかも、閉じ際においてカムからコロに作用する力の方向は、左右方向に対して前後方向に傾斜している。そのため、閉じ際においてコロ案内面がコロの外周面を案内することにより、コロの左右方向の移動がスムーズになる。従って、バネによる閉じ力がカム及び主軸に無駄なく付与されることになる。
【0009】
また、ラックアンドピニオン機構により、主軸の回転に伴って第一直交方向に移動するピストンを備え、ピストンにコロ案内面が設けられていることが好ましい。この構成によれば、ピストンを左右方向に大きなストロークで移動させることができる。そのため、ピストンで作動油を容易に移動させることができ、作動油によって閉扉速度を容易に調整することができる。そして、ピストンにコロ案内面が設けられているので、ピストンとコロを前後方向に重なるように配置でき、ピストンを備えていても、前後方向の寸法が過度に大きくなること防止できる。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、カム式のドアクローザにおいて前後方向の寸法を容易に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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