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公開番号
2025014270
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116704
出願日
2023-07-18
発明の名称
戸開動用付勢装置
出願人
アクシス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E05F
15/51 20150101AFI20250123BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】本発明の課題は、閉じ位置でロックされる既設の各種の戸を、ロック解除さえすれば自動的に開動させることができる状態に改善できる手段を提供すること。
【解決手段】戸体5が開閉自在に支持される側枠3に取り付けられる戸開動用付勢装置12であって、側枠3の内側に取り付けられる上下縦長の基板16、この基板の上端部に一端が取り付けられて垂下する上下縦長姿勢のガススプリング18、基板16の下端部に上下垂直軸心の周りに回転自在に支持された回転体27、ガススプリングの下端から突出する出退移動部18aの上下方向出退移動を回転体27の回転に変換する伝動手段31、及び側枠3から離れる方向に回転体27から水平に延出するアーム13を備え、ガススプリングの出退移動部18aの下向き付勢力によってアーム13の先端部が戸体5の内面に圧接して、当該戸体5を開動方向に付勢する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
戸体が開閉自在に支持される側枠に取り付けられる戸開動用付勢装置であって、前記側枠の内側の前記戸体に近い位置に取り付けられる上下縦長の基板、この基板の上端部に一端が取り付けられて垂下する上下縦長姿勢のガススプリング、前記基板の下端部に上下垂直軸心の周りに回転自在に支持された回転体、前記ガススプリングの下端から突出する出退移動部の上下方向出退移動を前記回転体の回転に変換する伝動手段、及び前記回転体から前記側枠から離れる方向に水平に延出するアームを備え、前記ガススプリングの出退移動部の下向き移動力によって前記アームの先端部が前記戸体の内面に圧接して、当該戸体を開動方向に付勢するように構成された、戸開動用付勢装置。
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【請求項2】
前記伝動手段は、前記回転体と一体に回転する垂直軸傘歯車と、前記基板に水平支軸によって軸支され且つ前記傘歯車と咬合する水平軸傘歯車、及び前記水平軸傘歯車と一体に前記水平支軸の周りに回転し且つ前記ガススプリングの出退移動部が偏心位置に軸支連結された受動部材から構成され、前記ガススプリングの出退移動部の下降運動が前記水平軸傘歯車と前記垂直軸傘歯車とを介して前記回転体に伝達されるように構成された、請求項1に記載の戸開動用付勢装置。
【請求項3】
前記アームの先端部が圧接する前記戸体の内面には、前記アームの先端部の摺接領域をカバーする大きさのプレートが貼付され、前記アームの先端部には、前記プレートと摺接する摺接部材が装着されている、請求項1又は2に記載の戸開動用付勢装置。
【請求項4】
前記アームの先端部には、当該アームの厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられ、前記摺接部材には、前記アームの先端部が差し込まれる凹入部と、この凹入部内の前記アームの厚さ方向両側に隣接するように前記凹入部の両側に設けられた開口部と、一方の開口部の周縁から連設された片持ち状の弾性舌片部と、前記アームの先端部が前記凹入部に差し込まれたときに前記貫通孔に自動嵌合するように前記弾性舌片部の先端部に係合突起が設けられ、他方の前記開口部から、前記貫通孔に嵌合している係合突起を前記弾性舌片部の弾性に抗して当該貫通孔外に突き出し操作できるように構成されている、請求項3に記載の戸開動用付勢装置。
【請求項5】
前記基板に取り付けられている前記ガススプリング、前記回転体、前記伝動手段及び前記アームの基部を覆い隠すカバーが設けられ、前記基板には、前記カバーの上端が載置支持されるカバー支持部と、前記カバーに設けられた左右一対の係合孔に自動係合する左右一対の弾性係止突起が設けられている、請求項1~4の何れか1項に記載の戸開動用付勢装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種収納家具や間仕切りなどに使用される開閉自在な戸を、閉じ位置でのロックが解除されて開動可能な状態になったときに自動的に開動させる手段として活用できる戸開動用付勢装置に関するものである。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1などに示される折れ戸を例にとって説明すると、一般的に折れ戸は、2枚の戸体を折り畳み自在に連結する戸体間ヒンジに、折れ戸が開口部を閉じる平板状に閉じられたとき、自動的に係合して折れ戸を平板状の閉じ状態に自動ロックする機能が備えられている。従って、開口部を開こうとする者は、2枚の戸体の戸体間ヒンジによって連結されている側辺近くに設けられている把手で片側の戸体を外向きに一定以上の操作力で引き出すように操作すれば、前記自動ロック機構のロックが解除されるので、そのまま把手で片側の戸体を引き出すように操作すれば、折れ戸を折り畳んで開口部を開くことができる。このように開口部を開閉する各種の戸は、閉じ位置での戸のロックを解除すれば開動させることはできるが、その戸の開動を自動的に行わせる手段で実用的なものは考えられていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-270308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばロック解除された戸を自動的に開動させるためには、その戸に開動方向の付勢力を与える付勢手段を組み合わせれば良いが、その付勢手段は、戸体とその周囲の側枠などとの間に介在させなければならず、戸体や側枠などを改造する必要が考えられ、既設の戸に後付けで組み込むことは容易ではない。又、戸の内側の収納空間内に付勢手段が入り込んで、本来の収納空間を狭めたり、収納物品の出し入れの邪魔になるなどの問題点も予想される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解消することのできる戸開動用付勢装置を提案するものであって、本発明に係る戸開動用付勢装置は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、戸体(5)が開閉自在に支持される側枠(3)に取り付けられる戸開動用付勢装置(12)であって、前記側枠(3)の内側の前記戸体(5)に近い位置に取り付けられる上下縦長の基板(16)、この基板(16)の上端部に一端が取り付けられて垂下する上下縦長姿勢のガススプリング(18)、前記基板(16)の下端部に上下垂直軸心の周りに回転自在に支持された回転体(27)、前記ガススプリング(18)の下端から突出する出退移動部(18a)の上下方向出退移動を前記回転体(27)の回転に変換する伝動手段(31)、及び前記側枠(3)から離れる方向に前記回転体(27)から水平に延出するアーム(13)を備え、前記ガススプリング(18)の出退移動部(18a)の下向き付勢力によって前記アーム(13)の先端部が前記戸体(5)の内面に圧接して、当該戸体(5)を開動方向に付勢する構成になっている。
【発明の効果】
【0006】
上記本発明の構成によれば、戸体を閉じ位置でロックするロック手段を人手や他の手段で開放すれば、戸体には、ガススプリングの開動方向の付勢力がアームを介して常時作用しているので、当該戸体はそのガススプリングの付勢力で自動的に開動する。戸体が開動限に達するまでガススプリングの付勢力が継続されるように構成しておけば、人手に頼らずに戸体を確実且つ自動的に開動限まで開動させることができる。開動した戸体を閉じるときは、ガススプリングの付勢力に打ち勝つ人力で戸体を閉動方向に付勢して、ロックされる閉動限位置まで閉動すれば良い。
【0007】
上記のように人手に頼らずガススプリングの付勢力で戸体の開動を自動的且つ確実に行わせることができるのであるが、本発明の構成によれば、開動させる戸体を開閉自在に軸支している側枠の内側で、閉じ位置にある戸体の内側に隣接するように本発明の戸開動用付勢装置を上下縦長となる向きに取り付けて、この戸開動用付勢装置の下端から水平揺動自在に突出しているアームの先端を戸体の内面に摺接可能に当接させるだけで良いので、戸体や側枠を特別に加工する必要がなく、既存の設備が備える戸を簡単に自動開動戸に改良することができる。又、本発明の戸開動用付勢装置は、上記のように上下縦向きにガススプリングを備えた上下縦長のものであって、長さが長くなる高能力のガススプリングを使用しても戸開動用付勢装置の上下長さが長くなるだけであって、この戸開動用付勢装置で自動開動に改良される戸によって開閉される収納空間内の奥に向かって戸開動用付勢装置(ガススプリング)が長く入り込む恐れは皆無である。従って、既存の収納設備が備える開閉戸を本発明の戸開動用付勢装置によって自動開動戸に改良しても、内部の収納空間が大きく狭められることも無いし、戸開動用付勢装置が収納物の出し入れの邪魔になるようなことも殆ど生じない。
【0008】
上記本発明を実施する場合、具体的には、前記伝動手段(31)は、前記回転体(27)と一体に回転する垂直軸傘歯車(22)と、前記基板(16)に水平支軸(21)によって軸支され且つ前記傘歯車(22)と咬合する水平軸傘歯車(20)、及び前記水平軸傘歯車(20)と一体に前記水平支軸(21)の周りに回転し且つ前記ガススプリング(18)の出退移動部(18a)が偏心位置に軸支連結された受動部材(24)から構成して、前記ガススプリング(18)の出退移動部(18a)の下降運動が前記水平軸傘歯車(20)と前記垂直軸傘歯車(22)とを介して前記回転体(27)に伝達されるように構成することができる。この構成によれば、前記伝動手段をリンク機構によって構成する場合よりも、伝動手段全体を小スペース内でシンプルに構成することができる。
【0009】
又、前記アーム(13)の先端部が圧接する前記戸体(5)の内面には、前記アーム(13)の先端部の摺接領域をカバーする大きさのプレート(15)を貼付しておき、前記アーム(13)の先端部には、前記プレート(15)と摺接する摺接部材(14)を装着しておくことができる。この構成によれば、ガススプリングの付勢力を開動対象の戸体に円滑に伝達して、当該戸体をスムーズに開動させることができるだけでなく、開動対象の戸体の内面に大きな擦り傷を負わせることもない。
【0010】
上記の構成を採用する場合、前記アーム(13)の先端部には、当該アーム(13)の厚さ方向に貫通する貫通孔(37)を設け、前記摺接部材(14)には、前記アーム(13)の先端部が差し込まれる凹入部(38)と、この凹入部(38)内の前記アーム(13)の厚さ方向両側に隣接するように前記凹入部(38)の両側に設けられた開口部(38a,38b)と、一方の開口部(38a)の周縁から連設された片持ち状の弾性舌片部(39)と、前記アーム(13)の先端部が前記凹入部(38)に差し込まれたときに前記貫通孔(37)に自動嵌合するように前記弾性舌片部(39)の先端部に係合突起(40)を設け、他方の前記開口部(38b)から、前記貫通孔(37)に嵌合している係合突起(40)を前記弾性舌片部(39)の弾性に抗して当該貫通孔(38b)外に突き出し操作できるように構成することができる。この構成によれば、戸体側に貼付するプレートとして金属板を使用し、アーム先端の摺接部材として前記金属製プレートに対して滑りの良いプラスチック成形品を使用することで、戸体側に擦り傷を付けてしまう恐れなどを解消できるが、摩耗によって摺接部材の交換が必要になったとき、当該摺接部材がアームの先端部にネジ止めされている構成と比較して、簡単容易に摺接部材をアーム先端から取り外すことができる。勿論、摺接部材をアーム先端に取り付ける操作も、単にアーム先端部に摺接部材を被せるように差し込むだけで済むので、アーム先端部に対する摺接部材の着脱が極めて簡単且つ迅速に行える。
(【0011】以降は省略されています)
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