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公開番号
2025005902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106330
出願日
2023-06-28
発明の名称
両開き回転扉の機能を備えた円形引き戸
出願人
個人
代理人
主分類
E05F
15/40 20150101AFI20250109BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】回転羽根扉の回転速度を遅くしないで、閉行程の危険領域で扉を閉める速度だけを遅くする円形引き戸を提供する。
【解決手段】両開き回転扉の機能を備えた円形引き戸では、回転羽根扉4と両開き円形引き戸3の各々に駆動する動力を持たせれば、制御によって回転羽根扉4と両開き円形引き戸3とを異なる回転速度で運転することが出来る。制御により閉行程の危険領域で人の出入りに係わる円形引き戸3だけを同期を保てる範囲で回転羽根扉4の半分程度まで遅くして運転することが出来る。回転羽根扉4の回転速度は変えず、両開き円形引き戸3の回転速度を比較的に安全と考えられる開行程では速くして時間をセーブして置けば、セーブした時間を使って閉鎖直前の危険領域では遅く制御する事が出来る。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
左右に対向する円弧状の固定側壁1の開口部2を左右からスライドさせて開閉する両開き円形引き戸3を備え、中心部で左回転する回転羽根扉4の回転に同期させて両開き円形引き戸3の開閉を行う様にしたものであるが、閉鎖直前の飛び込み等の事故回避を目的として、閉鎖直前の両開き円形引き戸3の閉まる速度を低速度にした両開き円形引き戸。その方法として、回転羽根扉4と両開き円形引き戸3の各々に駆動する動力を持たせ、制御により同期を保てる範囲で両開き円形引き戸3を閉める回転速度を低速で閉められる様にした両開き円形引き戸3。閉行程の閉鎖直前は飛び込み等により事故を起こしやすい危険領域であると考えられるが、両開き円形引き戸3だけをゆっくりとした低速で閉める事により、危険回避行動が採り易くなり、慣性力が小さくなる事で停止距離が短くなり、衝撃力も弱くなる等の諸々の相乗効果により安全効果を高めた、両開き回転扉の機能を備えた円形引き戸。
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【請求項2】
回転扉の左右に対向する円弧状の固定側壁1の開口部2を回転羽根扉4の回転と同期させて、左回転する回転スライド扉6で開閉する回転扉で、回転羽根扉4と回転スライド扉6の構造を分離し各々に駆動する動力を持たせ、制御により閉行程の危険領域を同期を取りつつ回転羽根扉4の回転速度と異なる低速の回転速度で回転スライド扉6を閉められる様にした回転扉。同期は先端から回転羽根扉4の停止距離を除く回転スライド扉6の上に乗っていて外れなければ同期の範囲内に在る。閉行程の危険領域を制御により同期を保てる範囲で回転スライド扉6を低速に閉められる。閉行程の危険領域を回転スライド扉6でゆっくりと閉める事で慣性力は小さくなり、諸々の相乗効果を生み安全性を高めた回転スライド扉6で開閉する回転扉。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
回転扉は冬の寒さの厳しい北ヨーロッパで誕生し、発展し、日本では空調効果を高めるために大型商業施設や超高層ビルで導入されることが多かった。しかし、日本ではセンサーの感知範囲に感知の障害となる簡易ポールが置かれるなどの誤った使用が行われ、事故が起こってしまった。事故は扉が閉まる直前に男児に飛び込まれ、センサーを旨く働かせずに扉の停止信号を出せなかった、予備的回避手段を持たなかった。扉の閉まる直前はこの様な事故の起こり易い危険領域であると考えられる。
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【0002】
正しく原因解明が行われセンサーの正しい感知に障害を与える物として簡易ポールは取り除かれたが、どう云う訳だか回転扉までもが撤去をされてしまった。人間の失敗の総ての責任を物言わぬ回転扉におっ被せて、回転扉は危険なものだと騒ぎ立て日本中から葬り去った。偏狭で独善的な考え方しか出来ない日本人が多く居るのだろう。回転扉に必ずしも欠陥が在った訳ではなかったが、せめて危険領域は容易に危険回避が出来る様にゆっくりと閉めるべきであったであだろう。
【0003】
回転扉の持っていた他の扉には無い利点としては、「建物の密閉性を維持して冷・暖房の空調効果を高めること」と「外から吹き込む風によって建物内の部屋のドアが開き難くなる現象を防げること」が挙げられます。回転扉の持っていた機能は必要とされているものであり、この技術立国を標榜する日本で、回転扉を大きく凌駕する、より安全な扉の開発が望まれています。其れが出来なければ日本は六歳男児をただ犬死にさせただけの国、二宮忠八の飛行器を作れなかった国、又更に、安全な回転扉の作れない国として世界の歴史に汚点として残るだろう。
【0004】
回転扉の安全運転の為には人の入る入口の扉をゆっくりとした速度で閉める事が考えられます。危険の回避が容易になり、慣性力が小さくなる事で衝撃力は小さくなり、回転扉の停止距離が短くなり、これ等の相乗効果に依り回転扉の安全運転に大きく寄与出来る。しかし、回転扉で回転速度を遅くすれば、入口側が開いて人が入り出口側が開いて人が出る迄の通過時間を長くしてしまい、人を多く通せなくなる等の弊害を生じる為に、十分な迄にはゆっくりとした速度で閉めるのは難しい。回転扉の回転速度を遅くしないで、回転扉の入口側を閉める速度だけを低速でゆっくりと、せめて危険領域だけでも、閉められる方法が在ればよい。
【背景技術】
【0005】
左右に対向する円弧状の固定側壁1の開口部2を中心部で左回転をする二枚羽根タイプの回転羽根扉4と一体構造となった回転スライド扉6で開閉する回転扉は存在する。また、中心部で左回転をする回転羽根扉4の回転と同期させて開口部2を両開き円形引き戸3で開閉する扉も考えられている。どちらも中心部で回転する回転羽根扉4と同じ回転速度で開口部2を回転スライド扉6または両開き円形引き戸3で開閉する。これ等の扉では閉鎖間際の飛び込み等が考えられ、扉の閉行程の閉鎖直前は危険領域であると考えられる。この閉鎖直前の危険領域を低速でゆっくりと閉められれば危険回避行動が採り易くなり、慣性力が小さくなる事で停止距離も短くなり、諸々の相乗効果を生じ安全運転に大きく寄与出来る。
【0006】
図1の中心部で左回転する回転羽根扉4は人の出入りには関与せず、回転しない両開き円形引き戸3で人の出入りを行うのであるから回転扉ではなく両開き円形引き戸3と呼ぶべきであろう。左右両側から開閉を行うのであるから開閉時間は半分になり短くなる。図5の回転スライド扉6と回転羽根扉の一体構造のものでは回転スライド扉6は回転羽根扉4と同速で回転する。回転スライド扉6と回転羽根扉4を異なる速度で回転させるには回転スライド扉6と回転羽根扉4は分離した構造でなければならない。分離した構造とし、その各々に駆動する動力を持たせておけば、制御により異なる速度で運転する事が出来る、閉行程の危険領域だけを低速に運転する事も出来る。車の運転でも同じであろうが、飛び出しなどの在りそうな危険だと思われる領域では低速でゆっくりと運転するのが安全運転の基本である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第4385187号
【発明の概要】
【0008】
例として、図1は両開き回転扉の機能を備えた円形引き戸の全開の状態を示し、閉行程へと移る。左右には中心から見渡す角度約90度の円弧状の固定側壁1が配置され、その開口部2を左右からスライドして開閉する中心から見渡す角度約45度の左右の両開き円形引き戸3を備える。中心部には二枚羽根タイプの左右に延びる回転羽根扉4が配置され左回転をする。中心部で左回転をする回転羽根扉4と左右の両開き円形引き戸3の各々に駆動する動力を持たせれば、制御により回転羽根扉4とは異なる回転速度で左右の両開き円形引き戸3の開閉を行う事が出来る。
【0009】
なお、回転羽根扉4は慣性力により緊急停止時に停止距離が必要であり円形引き戸3より前に出ない様に制御では考慮される。回転羽根扉4の回転と両開き円形引き戸3の開閉は同期させて行われる。同期は閉工程では回転羽根扉4の停止距離を考慮して、回転羽根扉4が先端から停止距離を除く左側の円形引き戸3の上に留まっていて外れなければ同期の範囲内である、閉鎖時に回転羽根扉4は左側から右側の円形引き戸3に乗り移り、開行程では回転羽根扉4が右側の円形引き戸3の上に留まっていれば同期の範囲内である。制御は緊急停止時にも回転羽根扉4が左側の円形引き戸3より前には出ない様に制御される。制御で閉行程の危険領域を回転羽根扉4の半分程度のゆっくりとした回転速度で両開き円形引き戸3を閉める。
【0010】
図1の状態から左側円形引き戸3は左回転する回転羽根扉4の回転と同期して気密を保ちながら左右両方向から閉まり正面で閉鎖させる。この閉行程中の緊急停止時にも回転羽根扉4が前に出ない様に左側円形引き戸3は回転羽根扉4の停止距離だけ先行して閉まる。図1の状態から正面で全閉するまでに左側の円形引き戸3の先端は約45度の回転が、回転羽根扉4は約90度回転が必要な事から左側の円形引き戸3は回転羽根扉4の約半分程度の遅い角速度で閉める事が出来る。
(【0011】以降は省略されています)
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