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公開番号2024159050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074788
出願日2023-04-28
発明の名称車両用ドアチェッカ
出願人デルタ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E05C 17/22 20060101AFI20241031BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】軽量化と高品質化とを図ることができる車両用ドアチェッカを提供する。
【解決手段】車両用ドアチェッカ1は、チェックプレート13、ハウジング10、摺動ガイド16,17、弾性体18,19を備える。チェックプレート13は、凹凸面13aを有する長尺状のリンク部材である。摺動ガイド16,17は、ハウジングユニット11の収容空間11aに収容され、凹凸面13aに摺接してチェックプレート13をガイドする。弾性体18,19は、ハウジングユニット11の収容空間11aに収容され、摺動ガイド16,17を凹凸面13aに向けて弾性付勢する。ハウジングベース12およびハウジングユニット11は、ともに樹脂材料で形成されている。ハウジングベース12は、基部と基部から立ち上がるアーチ部とを有する。ハウジングユニット11は、ハウジングベース12の基部とアーチ部との間の空洞部分に挿入されて固定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のボディとドアとの間に取り付けられる車両用ドアチェッカであって、
長尺状のリンク部材であって、一方端が前記ボディまたは前記ドアの内の一方に取り付けられ、少なくとも一方の主面が凹凸面で構成されたチェックプレートと、
前記チェックプレートの挿通を許すように形成された筐体であって、前記ボディまたは前記ドアの内の他方に取り付けられるハウジングと、
前記ハウジングに対して前記チェックプレートが当該チェックプレートの長手方向に相対的に移動する際に、前記少なくとも一方の主面に摺接して前記チェックプレートをガイドする摺動ガイドと、
前記摺動ガイドが前記チェックプレートに当接する向きに前記摺動ガイドを弾性付勢する弾性体と、
を備え、
前記ハウジングは、
樹脂材料で形成された部材であって、一方の主面が前記ボディまたは前記ドアの内の前記他方に当接する基部と、前記基部における前記一方の主面とは反対側の他方の主面から立ち上がるように形成されたアーチ部と、が一体形成されてなる第1ハウジング部材と、
樹脂材料で形成された部材であって、前記摺動ガイドおよび前記弾性体が収容されるとともに、前記第1ハウジング部材における前記基部と前記アーチ部との間に形成された空洞部分に挿入されることで前記第1ハウジング部材に固定される第2ハウジング部材と、
を有する、
車両用ドアチェッカ。
続きを表示(約 2,900 文字)【請求項2】
前記第1ハウジング部材の前記アーチ部は、前記基部の前記他方の主面に対して対向配置されたアーチ天井壁と、当該アーチ天井壁の両側部と前記基部の前記他方の主面とを繋ぐ2つのアーチ側壁と、を有し、
前記第2ハウジング部材は、前記第1ハウジング部材への当該第2ハウジング部材の固定時に、前記2つの前記アーチ側壁のそれぞれに対向する2つの第2部材側壁を有し、
前記2つのアーチ側壁または前記2つの第2部材側壁の内の一方の側壁は、他方の側壁に向けて突出形成された第1くさび部を有し、
前記2つのアーチ側壁または前記2つの第2部材側壁の内の他方の側壁は、前記第1くさび部の嵌入を受け入れる凹部を有する、
請求項1に記載の車両用ドアチェッカ。
【請求項3】
前記第1ハウジング部材の前記空洞部分への前記第2ハウジング部材の挿入方向を第1方向とし、前記第1ハウジング部材における前記基部から前記アーチ部が立ち上がる方向を第2方向とする場合に、
前記第1ハウジング部材と前記第2ハウジング部材とは、前記第1方向における一端側の部分で結合されており、
前記第1ハウジング部材は、前記第1方向における前記一端側とは反対側の他端側の部分において、前記第1方向における前記一端側から他端側へと行くのに従って前記第2方向における前記基部の前記他方の主面から漸次離れるように形成された第1斜面を有する第2くさび部を備え、
前記第2ハウジング部材は、前記第1ハウジング部材への固定時に、前記第1くさび部の前記第1斜面に当接する第2斜面を有する第3くさび部を備える、
請求項1に記載の車両用ドアチェッカ。
【請求項4】
前記第1ハウジング部材の前記アーチ部は、前記基部の前記他方の主面に対して対向配置されたアーチ天井壁と、当該アーチ天井壁の両側部と前記基部の前記他方の主面とを繋ぐ2つのアーチ側壁と、を有し、
前記第2ハウジング部材は、前記第1ハウジング部材への当該第2ハウジング部材の固定時に、前記2つの前記アーチ側壁のそれぞれに対向する2つの第2部材側壁を有し、
前記第1ハウジング部材の前記空洞部分への前記第2ハウジング部材の挿入方向を第1方向とする場合に、
前記第2ハウジング部材の前記2つの第2部材側壁のそれぞれは、前記第1ハウジング部材の前記空洞部分への前記第2ハウジング部材の挿入前の状態で、前記第1方向に互いが離間するように配置されるとともに、前記第1方向で互いに対向する斜面を有する、第4くさび部および第5くさび部を有し、
前記第1ハウジング部材は、当該第1ハウジング部材への前記第2ハウジング部材の固定時に、前記第4くさび部および前記第5くさび部の少なくとも一方のくさび部に対して押圧力を付加可能な押圧付加部を有し、
前記第2ハウジング部材の前記第4くさび部および前記第5くさび部は、前記第1ハウジング部材への前記第2ハウジング部材の固定時に、前記第1ハウジング部材の前記押圧付加部からの押圧力を受けて前記少なくとも一方のくさび部が前記第2ハウジング部材から脱離し、互いの斜面同士が圧接状態となる、
請求項1に記載の車両用ドアチェッカ。
【請求項5】
前記ハウジングは、前記第1ハウジング部材と前記第2ハウジング部材とを結合する結合部材をさらに有する、
請求項1から請求項4の何れかに記載の車両用ドアチェッカ。
【請求項6】
前記第1ハウジング部材の前記空洞部分への前記第2ハウジング部材の挿入方向を第1方向とし、前記第1ハウジング部材における前記基部から前記アーチ部が立ち上がる方向を第2方向とする場合に、
前記第2ハウジング部材は、前記第1方向に延在するとともに互いに対向する一対の側壁を有し、
前記第2ハウジング部材における前記一対の側壁のそれぞれは、前記第2方向における前記第1ハウジング部材の前記基部に向けて突出形成されるとともに、前記第1方向に延びる突条部を有し、
前記第1ハウジング部材の前記基部は、当該基部の前記他方の主面に、前記突条部の挿入を受け入れる溝部を有する、
請求項1から請求項4の何れかに記載の車両用ドアチェッカ。
【請求項7】
前記第2ハウジング部材は、前記第1ハウジング部材への当該第2ハウジング部材の固定時に、前記第1ハウジング部材における前記基部の前記他方の主面に対して対向配置される第2部材天井壁を有し、
前記第1ハウジング部材の前記アーチ部は、前記第1ハウジング部材の前記空洞部分への前記第2ハウジング部材の挿入前の状態で、前記第2ハウジング部材の前記第2部材天井壁および側壁の少なくとも一方に向けて突出形成された第1部材リブを有し、
前記第2ハウジング部材の前記第2部材天井壁は、前記第1ハウジング部材の前記空洞部分への前記第2ハウジング部材の挿入前の状態で、前記第1ハウジング部材の前記アーチ天井壁に向けて突出形成された第2部材リブを有し、
前記第1ハウジング部材の前記第1部材リブと、前記第2ハウジング部材の前記第2部材リブとは、前記第1ハウジング部材の前記空洞部分への前記第2ハウジング部材の挿入によって、それぞれの少なくとも一部が潰された状態となる、
請求項1から請求項4の何れかに記載の車両用ドアチェッカ。
【請求項8】
前記第1ハウジング部材の前記アーチ部は、前記基部の前記他方の主面に対して対向配置されるとともに、前記チェックプレートの挿通を許す挿通窓が開設されたアーチ天井壁と、当該アーチ天井壁の両側部と前記基部の前記他方の主面とを繋ぐ2つのアーチ側壁と、を有し、
前記チェックプレートは、当該チェックプレートの長手方向における前記一方端とは反対側の他方端にストッパを有し、
前記第1ハウジング部材における前記アーチ天井壁は、前記挿通窓を囲む縁部が、前記チェックプレートの移動端で前記ストッパの当接を受けるように形成されている、
請求項1から請求項4の何れかに記載の車両用ドアチェッカ。
【請求項9】
前記第1ハウジング部材は、前記ボディまたは前記ドアの内の前記他方への取付けのためのボルトまたはナットからなる締結部材をさらに有し、
前記締結部材は、前記第1ハウジング部材の前記基部に対して固定されている、
請求項1から請求項4の何れかに記載の車両用ドアチェッカ。
【請求項10】
前記弾性体は、コイルバネであり、
前記第2ハウジング部材は、当該第2ハウジング部材における前記摺動ガイドおよび前記弾性体を収容する空間に面する内壁面の一部に設けられた部位であって、前記コイルバネの座面位置の移動を規制するバネ座面位置規制部をさらに有する、
請求項1から請求項4の何れかに記載の車両用ドアチェッカ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドアチェッカに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自動車用のドアチェッカが開示されている。特許文献1に開示のドアチェッカは、チェックリンクと、ハウジングと、一対のシューと、一対のコイルバネとを備える。チェックリンクは、長尺状の部材であって、凹凸形成されたディテント面を有する。チェックリンクの一端は、自動車のボディに取り付けられる。ハウジングは、金属製であってチェックリンクが挿通可能な貫通孔を有するケースと、ケースの開口側部分に固定され、チェックリンクが挿通可能な貫通孔を有する金属製のケースカバーとで構成されている。ハウジングは、ドアの内方に配され、ドアに取り付けられる。
【0003】
一対のシューは、ハウジング内に収容され、それぞれがチェックリンクのディテント面に当接するように配されている。一対のコイルバネは、ハウジング内に収容され、シューをチェックリンクのディテント面に向けて弾性付勢する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-197945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示のドアチェッカでは、製品重量および品質の観点で改善が必要である。即ち、特許文献1のドアチェッカでは、ともに金属製のケースとケースカバーとでハウジングが構成されているので、製品重量が重くなるという問題がある。
【0006】
また、特許文献1のドアチェッカでは、上述のように金属製のケースとケースカバーとでハウジングが構成されているため、ハウジング内部に収容されたコイルバネ(金属製)が伸長する際にケースやケースカバーの内面に接触して干渉音が発生するおそれがあるという品質上の問題もある。
【0007】
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、軽量化と高品質化とを図ることができる車両用ドアチェッカを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る車両用ドアチェッカは、車両のボディとドアとの間に取り付けられる車両用ドアチェッカであって、チェックプレートと、ハウジングと、摺動ガイドと、弾性体と、を備える。前記チェックプレートは、長尺状のリンク部材であって、一方端が前記ボディまたは前記ドアの内の一方に取り付けられ、少なくとも一方の主面が凹凸面で構成されている。前記ハウジングは、前記チェックプレートの挿通を許すように形成された筐体であって、前記ボディまたは前記ドアの内の他方に取り付けられる。前記摺動ガイドは、前記ハウジングに対して前記チェックプレートが当該チェックプレートの長手方向に相対的に移動する際に、前記少なくとも一方の主面に摺接して前記チェックプレートをガイドする。前記弾性体は、前記摺動ガイドが前記チェックプレートに当接する向きに前記摺動ガイドを弾性付勢する。
【0009】
本態様に係る車両用ドアチェッカにおいて、前記ハウジングは、第1ハウジング部材と、第2ハウジング部材と、を有する。前記第1ハウジング部材は、樹脂材料で形成された部材であって、一方の主面が前記ボディまたは前記ドアの内の前記他方に当接する基部と、前記基部における前記一方の主面とは反対側の他方の主面から立ち上がるように形成されたアーチ部と、が一体形成されてなる。前記第2ハウジング部材は、樹脂材料で形成された部材であって、前記摺動ガイドおよび前記弾性体が収容されるとともに、前記第1ハウジング部材における前記基部と前記アーチ部との間に形成された空洞部分に挿入されることで前記第1ハウジング部材に固定される。
【0010】
上記態様に係る車両用ドアチェッカでは、ともに樹脂材料で形成された第1ハウジング部材と第2ハウジング部材との組み合わせでハウジングが構成されているので、ともに金属製のケースとケースカバーとでハウジングが構成された上記特許文献1に開示のドアチェッカよりも軽量化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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