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公開番号2024171927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089295
出願日2023-05-31
発明の名称自動車用ドアの開扉抑制装置
出願人トーシンテック株式会社
代理人個人
主分類E05C 17/22 20060101AFI20241205BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドアチェックだけでは外力作用により簡単にドアが開いてしまう。
【解決手段】ドアDにおける内張の内側に基板1を配置し、該基板1に梃子杆2の基端部を軸着して梃子杆2を往復揺動自在と成し、該梃子杆2の先端部に、ドアチェックWにおけるアームAの基端部を連結し、前記梃子杆2の往動方向側の側部に係合突部3が突出し、該係合突部3のストッパー4を基板1に設けたことにより、ドアDが全開前に一旦止まってそれ以上開かない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ドアにおける内張の内側に基板を配置し、該基板に梃子杆の基端部を軸着して該梃子杆を往復揺動自在と成し、前記梃子杆の先端部に、ドアチェックにおけるアームの基端部を連結し、前記梃子杆の往動方向側の側部に係合突部が突出し、該係合突部のストッパーを前記基板に設けたことを特徴とする自動車用ドアの開扉抑制装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記係合突部は、前記梃子杆に配置された調節板に形成され、該調節板は前記梃子杆の往復揺動の中心と同心円に沿って位置調節可能としたことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアの開扉抑制装置。
【請求項3】
前記ストッパーを移動可能とし、前記係合突部との係合状態解除する解除手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用ドアの開扉抑制装置。
【請求項4】
前記ストッパーをローラーとし、前記係合突部との当接点が、前記ストッパーの移動方向に対し直交する前記ストッパーの中心線より移動方向側に設定されていることを特徴とする請求項3記載の自動車用ドアの開扉抑制装置。
【請求項5】
前記ストッパーを下端に軸着した操作杆の中間部を前記基板に軸着して該操作杆を往復揺動可能とし、前記中心線を前記ストッパーの中心と前記操作杆の往復揺動中心とを通過する線としたことを特徴とする請求項4記載の自動車用ドアの開扉抑制装置。
【請求項6】
前記解除手段は、ドアのインサイドハンドルのドアロック解錠操作に伴い前記操作杆を揺動させストッパーを移動可能としていることを特徴とする請求項5記載の自動車用ドアの開扉抑制装置。
【請求項7】
前記操作杆の上端部にアウターケーシングに挿通したインナーケーブルの一端を連結し、前記インサイドハンドルの解錠操作に連動するスライド板に前記インナーケーブルの他端を連結して前記解除手段としたことを特徴とする請求項6記載の自動車用ドアの開扉抑制装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用ドアを設定開度以上に開けない様にした開扉抑制装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車用ドアを内装するドアトリムには、ドアインサイドハンドル、ドアロックノブのほかに、その中央に横手に長く突設したアームレストを設置すると共に、該アームレストの前端部より連続して前傾状に立ち上がり形成されたドア開閉用のグリップハンドルを備えたアシストグリップが既設されており、ドアは通常数段階で所定開度を保持させるためにドアチェックを備えている。
【0003】
このドアチェックは、図8に示す様に、車体s側に固着されるブラケットbに、一方の端部側が回転可能に接続されたアームaと、該アームaの他方の端部側が挿通する、ドアd側に設けられたケースcと、アームaの他方の端部に設けられたストッパーeとを有し、アームaの中間部に形成された凸部f、f間の凹部gがケースc内のシュー(図示せず)に係合された時点で、ドアdが一旦停止する様にしたものが見受けられる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-73949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来技術にあっては、高齢者や身障者等の乗降者の自動車への乗降に際しては、アシストグリップだけでなく、ドアトリムの適所を伝いながら歩くため、ドアに乗降者の体重等が作用することで、ドアチェックだけでは乗降者の身体を支え切れずにドアの開度が不用意に大きくなってしまい、そのドアの開動に身体がついて行けず、足がふらついたり、転んだりして危険であり、この様な場合に駐車場の駐車スペースに余裕が無いと、隣接駐車された車両にドアが衝突する危険をも招来するなど、解決せねばならない課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記従来技術に基づく、ドアチェックだけでは外力作用により簡単にドアが開いてしまう課題に鑑み、ドアにおける内張の内側に基板を配置し、該基板に梃子杆の基端部を軸着して該梃子杆を往復揺動自在と成し、前記梃子杆の先端部に、ドアチェックにおけるアームの基端部を連結し、前記梃子杆の往動方向側の側部に係合突部が突出し、該係合突部のストッパーを前記基板に設けることによって、ドアが全開前に一旦止まってそれ以上開かない様にして、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
要するに本発明は、ドアにおける内張の内側に基板を配置し、該基板に梃子杆の基端部を軸着して該梃子杆を往復揺動自在と成し、前記梃子杆の先端部に、ドアチェックにおけるアームの基端部を連結し、前記梃子杆の往動方向側の側部に係合突部が突出し、該係合突部のストッパーを前記基板に設けたので、ドアを乗降者が通過可能な所定開度以上開かないため、ドアに体重が作用してもドアが勝手に開方向に動くことはなく、足腰の弱い高齢者や身障者等の乗降者は、ドアを自動車の乗降における伝い歩きの支えとして利用でき、安全にして確実に乗降できる。
【0008】
前記係合突部は、前記梃子杆に配置された調節板に形成され、該調節板は前記梃子杆の往復揺動の中心と同心円に沿って位置調節可能としたので、ドアの設定開度を調節することが出来るため、乗降者に適した最低開度に設定することで、必要以上にドアを開けることを確実に防止することが出来る。
【0009】
前記ストッパーを移動可能とし、前記係合突部との係合状態解除する解除手段を設けたので、ドアを完全開扉することが出来る。
【0010】
前記ストッパーをローラーとし、前記係合突部との当接点が、前記ストッパーの移動方向に対し直交する前記ストッパーの中心線より移動方向側に設定され、具体的には、前記ストッパーを下端に軸着した操作杆の中間部を前記基板に軸着して該操作杆を往復揺動可能とし、前記中心線を前記ストッパーの中心と前記操作杆の往復揺動中心とを通過する線としたので、ドアを開こうにも、梃子杆は往動方向へ揺動しようとし、ストッパーは係合突部により移動方向とは反対側に押されるため、ストッパーと係合突部との係合状態を確実に維持することが出来る。
(【0011】以降は省略されています)

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