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公開番号2024110190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-15
出願番号2023014626
出願日2023-02-02
発明の名称ドアガード
出願人株式会社ユニオン
代理人個人,個人
主分類E05C 17/06 20060101AFI20240807BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】扉が閉まってしまうのを避けるようなイレギュラーな方法で使用されたときにも扉に傷が付くことを防止できるドアガードを提供する。
【解決手段】
ドアガードは、アーム部材10と、係止ピン20とを具備する。アーム部材10は、長孔状の差込部11を有する。差込部11は、出入口を閉じているときの扉1の表面に沿って横方向X1に軸状部材を差込み可能である。また、アーム部材10は、横方向X1に沿って配される回動軸12を中心に回動可能に、扉1及び扉枠2の一方に取付けられる。係止ピン20は、横方向X1に沿って進退可能に、扉1及び扉枠2の他方に取付けられる。また、係止ピン20は、アーム部材10の差込部11に差込まれ、差込部11におけるアーム部材10との係合によって一定の角度範囲で開閉可能に扉1を係止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
出入口を閉じているときの扉(1)の表面に沿って横方向(X1)に軸状部材を差込み可能である長孔状の差込部(11)を有し、前記横方向(X1)に沿って配される回動軸(12)を中心に回動可能に、前記扉(1)及び扉枠(2)の一方に取付けられるアーム部材(10)と、
前記横方向(X1)に沿って進退可能に、前記扉(1)及び前記扉枠(2)の他方に取付けられ、前記アーム部材(10)の前記差込部(11)に差込まれ、前記差込部(11)における前記アーム部材(10)との係合によって一定の角度範囲で開閉可能に前記扉(1)を係止する軸状の係止ピン(20)
とを具備するドアガード。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記係止ピン(20)は、円柱状の軸部(21)、及び前記軸部(21)よりも大径であり、前記軸部(21)の先端に形成される円形状の頭部(22)を有し、
前記アーム部材(10)の前記差込部(11)は、前記アーム部材(10)の基端側の第1端部(11a)、及び前記アーム部材(10)の先端側の第2端部(11b)を有し、前記第1端部(11a)には、前記係止ピン(20)の前記頭部(22)を挿通可能である円形状の挿通部(11c)が形成され、前記差込部(11)の前記挿通部(11c)以外の幅は、前記係止ピン(20)の前記頭部(22)を通さず、前記軸部(21)は通す幅(W1)に設定される、請求項1に記載のドアガード。
【請求項3】
前記アーム部材(10)は、互いに平行である一対の端面(41a)を有する角板片状であり、前記一対の端面(41a)に一対の溝部(41b)を有し、前記扉(1)及び前記扉枠(2)の一方にビスによって固定されるチャンネル部材(41)と、前記チャンネル部材(41)の前記一対の溝部(41b)とスライド式に嵌合される一対の突状部(42a)、前記ビスを覆う覆い部(42b)、及び前記回動軸(12)を支持する支持部(42c)を有する台座部材(42)とを含む固定手段(40)によって、前記回動軸(12)を中心に回動可能に、前記扉(1)及び前記扉枠(2)の一方に取付けられる、請求項1又は請求項2に記載のドアガード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアガードに関し、特に、開き戸等の扉に設置されるドアガードに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
開き戸等の扉に設置されるドアガードとして、特許文献1には、アーム部材と、受け部材とを具備するドアガードが記載されている。アーム部材は、横方向に回動可能に扉枠に取付けられる。受け部材は、アーム部材と係合可能に扉に取付けられる。特許文献1に記載のドアガードによれば、アーム部材と受け部材との係合によって、一定の角度範囲で扉が開くように係止でき、ドアの隙間から来訪者を確認したり、物品を受け渡したりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-503572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のドアガードは、一定の角度範囲で扉が開くように係止するという本来の使用目的の外に、例えばホテルの客室に設置される場合には、清掃中にオートロックが掛からないように、アーム部材を扉と扉枠との間に挟み込み、扉が閉まってしまうのを避けるようなイレギュラーな方法で使用されることがある。
【0005】
特許文献1に記載のドアガードが、アーム部材を扉と扉枠との間に挟み込み、扉が閉まってしまうのを避けるようなイレギュラーな方法で使用されると、扉とアーム部材との衝突によってアーム部材が変形したり、扉に傷が付いたりすることがある。アーム部材の変形等は、アーム部材を交換するだけですみ、比較的に修復が容易であるが、扉に傷が付くとその修復は容易ではない。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、扉が閉まってしまうのを避けるようなイレギュラーな方法で使用されたときにも扉に傷が付くことを防止できるドアガードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に開示するドアガードは、アーム部材(10)と、係止ピン(20)とを具備する。前記アーム部材(10)は、長孔状の差込部(11)を有する。前記差込部(11)は、出入口を閉じているときの扉(1)の表面に沿って横方向(X1)に軸状部材を差込み可能である。また、前記アーム部材(10)は、前記横方向(X1)に沿って配される回動軸(12)を中心に回動可能に、前記扉(1)及び扉枠(2)の一方に取付けられる。前記係止ピン(20)は、前記横方向(X1)に沿って進退可能に前記扉(1)及び前記扉枠(2)の他方に取付けられる。また、前記係止ピン(20)は、前記アーム部材(10)の前記差込部(11)に差込まれ、前記差込部(11)における前記アーム部材(10)との係合によって一定の角度範囲で開閉可能に前記扉(1)を係止する。
【0008】
本願に開示するドアガードにおいて、前記係止ピン(20)は、円柱状の軸部(21)、及び円形状の頭部(22)を有する。前記頭部(22)は、前記軸部(21)よりも大径であり、前記軸部(21)の先端に形成される。前記アーム部材(10)の前記差込部(11)は、前記アーム部材(10)の基端側の第1端部(11a)、及び前記アーム部材(10)の先端側の第2端部(11b)を有する。前記第1端部(11a)には、円形状の挿通部(11c)が形成される。前記挿通部(11c)は、前記係止ピン(20)の前記頭部(22)を挿通可能である。前記差込部(11)の前記挿通部(11c)以外の幅は、前記係止ピン(20)の前記頭部(22)は通さず、前記軸部(21)は通す幅(W1)に設定される。
【0009】
本願に開示するドアガードにおいて、前記アーム部材(10)は、チャンネル部材(41)と台座部材(42)とを含む固定手段(40)によって、前記回動軸(12)を中心に回動可能に、前記扉(1)及び前記扉枠(2)の一方に取付けられる。前記チャンネル部材(41)は、互いに平行である一対の端面(41a)を有する角板片状であり、前記一対の端面(41a)に一対の溝部(41b)を有し、前記扉(1)及び前記扉枠(2)の一方にビスによって固定される。前記台座部材(42)は、一対の突条部(42a)、前記ビスを覆う覆い部(42b)、及び前記回動軸(12)を支持する支持部(42c)を有する。前記一対の突条部(42a)は、前記チャンネル部材(41)の前記一対の溝部(41b)とスライド式に嵌合される。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るドアガードによれば、扉が閉まってしまうのを避けるようなイレギュラーな方法で使用されたときにも扉に傷が付くことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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