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公開番号
2024093317
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-09
出願番号
2022209617
出願日
2022-12-27
発明の名称
ドア制御装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
,
個人
主分類
E05F
15/632 20150101AFI20240702BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】第1ドア及び第2ドアを作動させる際に、ユーザに危害感を与えることを抑制するドア制御装置を提供する。
【解決手段】ドア制御装置80は、作動指令信号に基づいて第1駆動部50を制御する第1制御部81と、作動指令信号に基づいて第2駆動部60を制御する第2制御部82と、を備える。第1ドア30及び第2ドア40が停止中であるときに、作動指令信号が送信される場合、第1制御部81は第1ドア30の作動を開始し、第2制御部82は第2ドア40の作動を開始する。第1ドア30及び第2ドア40の少なくとも一方のドアが開閉作動中であるときに、作動指令信号が送信される場合、第1制御部81は第1ドア30の作動を制限し、第2制御部82は第2ドア40の作動を制限する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
隣り合う第1開口部及び第2開口部を有する車体と、前記第1開口部を開閉する第1ドアと、前記第2開口部を開閉する第2ドアと、前記第1開口部を全開する全開位置及び前記第1開口部を全閉する全閉位置の間で前記第1ドアを開閉作動する第1駆動部と、前記第2開口部を全開する全開位置及び前記第2開口部を全閉する全閉位置の間で前記第2ドアを開閉作動する第2駆動部と、を備える車両に適用されるドア制御装置であって、
前記第1ドア及び前記第2ドアをともに作動させるための信号を作動指令信号としたとき、
前記作動指令信号に基づいて前記第1駆動部を制御する第1制御部と、
前記作動指令信号に基づいて前記第2駆動部を制御する第2制御部と、を備え、
前記第1ドア及び前記第2ドアが停止中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの作動を開始し、前記第2制御部は前記第2ドアの作動を開始し、
前記第1ドア及び前記第2ドアの少なくとも一方のドアが開閉作動中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの作動を制限し、前記第2制御部は前記第2ドアの作動を制限する
ドア制御装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記車両は、開閉作動中の前記第1ドアに対する物体の接触を検出する第1タッチセンサと、開閉作動中の前記第2ドアに対する物体の接触を検出する第2タッチセンサと、を備え、
前記第1制御部は、前記第1ドアの開閉作動中に前記第1タッチセンサが物体との接触を検出した場合、前記第1ドアの作動方向を反転させる反転作動を開始し、
前記第2制御部は、前記第2ドアの開閉作動中に前記第2タッチセンサが物体との接触を検出した場合、前記第2ドアの作動方向を反転させる反転作動を開始し、
前記第1ドアが反転作動中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの反転作動を継続し、
前記第2ドアが反転作動中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第2制御部は前記第2ドアの反転作動を継続する
請求項1に記載のドア制御装置。
【請求項3】
前記作動指令信号は、前記第1ドア及び前記第2ドアをともに開作動させるための開作動指令信号を含み、
前記第1ドアが全開位置とは異なる位置で停止中かつ前記第2ドアが全開位置で停止中であるときに、前記開作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの開作動を開始し、前記第2制御部は前記第2ドアの作動を制限し、
前記第1ドアが全開位置で停止中かつ前記第2ドアが全開位置とは異なる位置で停止中であるときに、前記開作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの作動を制限し、前記第2制御部は前記第2ドアの開作動を開始する
請求項1又は請求項2に記載のドア制御装置。
【請求項4】
前記作動指令信号は、前記第1ドア及び前記第2ドアをともに閉作動させるための閉作動指令信号を含み、
前記第1ドアが全閉位置とは異なる位置で停止中かつ前記第2ドアが全閉位置で停止中であるときに、前記閉作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの閉作動を開始し、前記第2制御部は前記第2ドアの作動を制限し、
前記第1ドアが全閉位置で停止中かつ前記第2ドアが全閉位置とは異なる位置で停止中であるときに、前記閉作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの作動を制限し、前記第2制御部は前記第2ドアの閉作動を開始する
請求項1又は請求項2に記載のドア制御装置。
【請求項5】
前記第1ドア及び前記第2ドアが全閉位置で停止中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの開作動を開始し、前記第2制御部は前記第2ドアの開作動を開始し、
前記第1ドア及び前記第2ドアが全開位置で停止中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの閉作動を開始し、前記第2制御部は前記第2ドアの閉作動を開始し、
前記第1ドアが全開位置とは異なる位置で停止中かつ前記第2ドアが全開位置で停止中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの開作動を開始し、前記第2制御部は前記第2ドアの作動を制限し、
前記第1ドアが全開位置で停止中かつ前記第2ドアが全開位置とは異なる位置で停止中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの作動を制限し、前記第2制御部は前記第2ドアの開作動を開始する
請求項1又は請求項2に記載のドア制御装置。
【請求項6】
前記第1開口部及び前記第2開口部は、前記車両の側部に開口し、前後方向に繋がった1つの開口部を構成し、
前記第1ドアは、前後方向にスライドすることにより前記第1開口部を開閉するフロントスライドドアであり、
前記第2ドアは、前後方向にスライドすることにより前記第2開口部を開閉するリアスライドドアである
請求項1又は請求項2に記載のドア制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア制御装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、側部に開口するドア開口部を有する車体と、ドア開口部の前側半分を開閉する第1ドアと、ドア開口部の後側半分を開閉する第2ドアと、を備える車両が記載されている。第1ドア及び第2ドアは、ユーザの操作ボタンの操作に応じて、電動で開作動したり閉作動したりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-88813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような車両は、操作ボタンの操作に応じて、第1ドア及び第2ドアを開閉作動させる場合に、ユーザに危害感を与えないことが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]上記課題を解決するドア制御装置は、隣り合う第1開口部及び第2開口部を有する車体と、前記第1開口部を開閉する第1ドアと、前記第2開口部を開閉する第2ドアと、前記第1開口部を全開する全開位置及び前記第1開口部を全閉する全閉位置の間で前記第1ドアを開閉作動する第1駆動部と、前記第2開口部を全開する全開位置及び前記第2開口部を全閉する全閉位置の間で前記第2ドアを開閉作動する第2駆動部と、を備える車両に適用されるドア制御装置であって、前記第1ドア及び前記第2ドアをともに作動させるための信号を作動指令信号としたとき、前記作動指令信号に基づいて前記第1駆動部を制御する第1制御部と、前記作動指令信号に基づいて前記第2駆動部を制御する第2制御部と、を備え、前記第1ドア及び前記第2ドアが停止中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの作動を開始し、前記第2制御部は前記第2ドアの作動を開始し、前記第1ドア及び前記第2ドアの少なくとも一方のドアが開閉作動中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの作動を制限し、前記第2制御部は前記第2ドアの作動を制限する。
【0006】
ドア制御装置は、第1ドア及び第2ドアが停止中であるときに、作動指令信号が送信される場合、第1ドア及び第2ドアを作動させる。このように、ドア制御装置は、作動指令信号を出力するユーザのドアの作動目的が明確である場合、つまり、ユーザが停止中のドアを作動させようとする場合、第1ドア及び第2ドアを作動させる。その一方で、ドア制御装置は、第1ドア及び第2ドアの少なくとも一方のドアが作動中であるときに、作動指令信号が送信される場合、第1ドア及び第2ドアの作動を制限する。例えば、ドア制御装置は、第1ドアが作動中であれば第1ドアを停止させ、第1ドアが停止中であれば第1ドアを停止させた状態を維持する。このように、ドア制御装置は、作動指令信号を出力するユーザのドアの作動目的が明確でない場合、つまり、ユーザが作動中のドアを作動させようとする場合、第1ドア及び第2ドアの作動を制限する。こうして、ドア制御装置は、第1ドア及び第2ドアを安全に作動できる。
【0007】
[態様2]前記車両は、開閉作動中の前記第1ドアに対する物体の接触を検出する第1タッチセンサと、開閉作動中の前記第2ドアに対する物体の接触を検出する第2タッチセンサと、を備え、前記第1制御部は、前記第1ドアの開閉作動中に前記第1タッチセンサが物体との接触を検出した場合、前記第1ドアの作動方向を反転させる反転作動を開始し、前記第2制御部は、前記第2ドアの開閉作動中に前記第2タッチセンサが物体との接触を検出した場合、前記第2ドアの作動方向を反転させる反転作動を開始し、前記第1ドアが反転作動中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの反転作動を継続し、前記第2ドアが反転作動中であるときに、前記作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第2制御部は前記第2ドアの反転作動を継続する態様1に記載のドア制御装置。
【0008】
ドア制御装置は、第1ドア及び第2ドアが開閉作動中であったとしても、第1ドア及び第2ドアが反転作動中であるときに、作動指令信号が送信される場合、第1ドア及び第2ドアを停止させない。つまり、ドア制御装置は、第1ドア及び第2ドアの反転作動を継続させるため、第1ドア及び第2ドアが物体に接触した状態又は物体に接近した状態が維持されることを抑制できる。
【0009】
[態様3]前記作動指令信号は、前記第1ドア及び前記第2ドアをともに開作動させるための開作動指令信号を含み、前記第1ドアが全開位置とは異なる位置で停止中かつ前記第2ドアが全開位置で停止中であるときに、前記開作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの開作動を開始し、前記第2制御部は前記第2ドアの作動を制限し、前記第1ドアが全開位置で停止中かつ前記第2ドアが全開位置とは異なる位置で停止中であるときに、前記開作動指令信号が前記第1制御部及び前記第2制御部に送信される場合、前記第1制御部は前記第1ドアの作動を制限し、前記第2制御部は前記第2ドアの開作動を開始する態様1又は態様2に記載のドア制御装置。
【0010】
ドア制御装置は、第1ドア及び第2ドアの一方のドアが全開位置で停止している場合に、開作動指令信号に基づき、他方のドアを全開位置に向けて開作動できる。つまり、ドア制御装置は、開作動指令信号に基づき、全開位置とは異なる位置で停止しているドアのみを開作動できる。
(【0011】以降は省略されています)
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