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公開番号
2024089996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-04
出願番号
2022205603
出願日
2022-12-22
発明の名称
ロッカー装置
出願人
フクシマガリレイ株式会社
代理人
個人
主分類
E05B
17/20 20060101AFI20240627BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】ロッカー装置において、常態においては電気錠に対する不正なアクセスを困難として不正解錠を確実に防止できるとともに、保守や修理の際には容易に電気錠へアクセスすることができるようにする。
【解決手段】本発明のロッカー装置においては、扉2の揺動先端を受ける本体ケース1の左右の側部に配された錠ユニット21を、後方側の格納位置と、当該後位置よりも前方寄りのメンテナンス位置との間で、本体ケース1に対して前後方向にスライド移動可能に構成する。そして、錠ユニット21が格納位置にあるとき、メンテナンス窓23は本体ケース1の左右の側壁9により閉塞され、錠ユニット21をメンテナンス位置に変位させたとき、側壁9によるメンテナンス窓23の閉塞が解除されて、メンテナンス窓23を介して電気錠8にアクセスできるように構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
収納室(5)を備える本体ケース(1)と、収納室(5)の前面開口を揺動開閉する扉(2)と、扉(2)を閉姿勢に保持する電気錠(8)とを備えるロッカー装置において、
扉(2)の揺動先端を受ける本体ケース(1)の左右の側部には、錠ユニット(21)が配されており、
錠ユニット(21)は、縦長箱状のユニットボックス(22)と、ユニットボックス(22)の内部に固定された電気錠(8)とを備え、ユニットボックス(22)には、メンテナンス作業時に電気錠(8)にアクセスするためのメンテナンス窓(23)が形成されており、
錠ユニット(21)は、後方側の格納位置と、当該後位置よりも前方寄りのメンテナンス位置との間で、本体ケース(1)に対して前後方向にスライド移動可能に構成され、常態においてはロック具(53)により格納位置に固定されており、
錠ユニット(21)が格納位置にあるとき、メンテナンス窓(23)は本体ケース(1)の左右の側壁(9)により閉塞されており、錠ユニット(21)がメンテナンス位置に変位されたとき、側壁(9)によるメンテナンス窓(23)の閉塞が解除されて、当該メンテナンス窓(23)を介して電気錠(8)にアクセスすることができるように構成されていることを特徴とするロッカー装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
錠ユニット(21)をスライド移動可能に支持する支持構造(50)が、本体ケース(1)とユニットボックス(22)の上端との間に設けられた上ガイド(51)と、本体ケース(1)とユニットボックス(22)の下端との間に設けられた下ガイド(52)とで構成されており、
上ガイド(51)が、ユニットボックス(22)に下向きに突出形成される上ガイド片(56)と、本体ケース(1)の上方に形成されて、上ガイド片(56)を前後方向に案内する上ガイドスリット(57)とで構成され、
下ガイド(52)が、ユニットボックス(22)に下向きに突出形成される下ガイド片(63)と、本体ケース(1)の下方に形成されて、下ガイド片(63)を前後方向に案内する下ガイドスリット(64)と、ユニットボックス(22)を下側から受け止め支持する下支持体(65)とで構成されている請求項1に記載のロッカー装置。
【請求項3】
下ガイド片(63)は、ユニットボックス(22)の下ボックス壁(22d)から下向きに突出形成されており、下支持体(65)に下ガイドスリット(64)が開設されており、
錠ユニット(21)の前方へのスライド変位が、下ガイドスリット(64)の前縁部に下ガイド片(63)が当接することにより規制される請求項2に記載のロッカー装置。
【請求項4】
上ガイド(51)は、側壁(9)に固定されて、ユニットボックス(22)の上ボックス壁(22c)を下側から受け止め支持する上支持体(58)を含み、
上支持体(58)は、側壁(9)の左右の側面(10)から左右方向に離間する状態で固定されており、
側壁(9)の左右の側面(10)と、該側面(10)と向かい合う上支持体(58)の縁部(58a)との間に、上ガイドスリット(57)が形成されている請求項2に記載のロッカー装置。
【請求項5】
本体ケース(1)の左右の側壁(9)の側面(10)は、平坦な主面(10a)と、該主面(10a)よりも左右の内方向に形成された受面(10b)と、両面(10a・10b)を繋ぐ後面(10c)で構成されており、
側壁(9)の前コーナー部には、これら受面(10b)と後面(10c)で画成されて錠ユニット(21)を配置するためのユニット凹部(24)が凹み形成されており、
錠ユニット(21)を格納位置としたとき、本体ケース(1)の側面(10)の主面(10a)と、錠ユニット(21)のユニットボックス(22)の側面(22g)とが面一状となるように構成されている請求項1から4のいずれかひとつに記載のロッカー装置。
【請求項6】
扉(2)に、電気錠(8)で捕捉されるストライカー(7)が後向きに突設されており、
電気錠(8)は、ストライカー(7)を捕捉して扉(2)を施錠する施錠姿勢と、ストライカー(7)を捕捉しない解錠姿勢とに姿勢変更可能なラッチ(27)を有し、該ラッチ(27)は、電気錠(8)の前面から後向きに切欠き形成される捕捉凹部(28)の後端部に設けられており、
ユニットボックス(22)に、ストライカー(7)をユニットボックス(22)の内部に侵入させるためのキャッチ窓(69)が形成されており、
電気錠(8)が、キャッチ窓(69)に捕捉凹部(28)が臨むようにユニットボックス(22)の内部に固定されている請求項1に記載のロッカー装置。
【請求項7】
本体ケース(1)には上下多段状に複数個の収納室(5)が設けられ、その左右の側部には、一つの錠ユニット(21)が配されており、
ユニットボックス(22)の内部には、各収納室(5)に対応して、複数個の電気錠(8)が固定されており、
電気錠(8)は、ストライカー(7)を捕捉して扉(2)を施錠する施錠姿勢と、ストライカー(7)を捕捉しない解錠姿勢とに姿勢変更可能なラッチ(27)を有し、
各電気錠(8)には、施錠姿勢のラッチ(27)を強制的に解錠姿勢へと変位させる解錠レバー(29)が設けられており、
錠ユニット(21)に、各電気錠(8)の解錠レバー(29)を操作する操作片(39)と、全ての操作片(39)を同時的に操作する操作具(42)とが設けられている請求項1に記載のロッカー装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、収納室の扉が電気錠で施錠されるロッカー装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のロッカー装置は、例えば特許文献1(発明の名称:荷物管理ロッカー)に公知である。特許文献1のロッカー装置は、上下3段の収納室を区画するケーシングと、ケーシングに対して垂直軸まわりに回動可能に支持されて各収納室を開閉する扉と、ケーシングに設けられて扉を閉状態で保持する電気錠とを備えている。電気錠は、ケーシングの内部に格納され、扉を閉状態で保持するラッチのみがケーシングの外部に突出できる状態で取り付けられており、制御装置部から出力される信号により、ケーシングからラッチが突出するロック状態と、ケーシング内にラッチが退入するロック解除状態とに切換えられる。ロック状態にあるラッチが扉の揺動先端を捕捉することにより扉は閉状態に保持され、扉を捕捉しているラッチをロック解除状態に切換えることにより扉は開放される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-265507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
物品の保管を担うロッカー装置において、扉を閉状態で保持する電気錠の不具合は、物品の預け入れ或いは取り出しに影響を与えるため、電気錠は定期的に保守を行うことが好ましく、また、故障時には交換等の修理を迅速に行うことが求められる。しかし、特許文献1のロッカー装置では、ケーシングの内部に電気錠が設けられているため、その構造上電気錠にアクセスすることが容易ではなく、保守や修理を行うには手間と時間を要する。一方、電気錠をケーシングの外面側に固定した場合には、電気錠に対して容易にアクセスすることが可能となるため保守や修理は容易となるが、いたずら等の不正操作により電気錠が強制的に解錠されるおそれがあり、ロッカー装置の信頼性の低下を招く。
【0005】
本発明は、以上のような問題を解決することを目的としてなされたものであり、ロッカー装置において、常態においては電気錠に対する不正なアクセスを困難として不正解錠を確実に防止できるとともに、保守や修理の際には容易に電気錠へアクセスすることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、収納室5を備える本体ケース1と、収納室5の前面開口を開閉する扉2と、扉2を閉姿勢に保持する電気錠8とを備えるロッカー装置を対象とする。扉2の揺動先端を受ける本体ケース1の左右の側部には、錠ユニット21が配されている。錠ユニット21は、縦長箱状のユニットボックス22と、ユニットボックス22の内部に固定された電気錠8とを備え、ユニットボックス22には、メンテナンス作業時に電気錠8にアクセスするためのメンテナンス窓23が形成されている。また、錠ユニット21は、後方側の格納位置と、当該後位置よりも前方寄りのメンテナンス位置との間で、本体ケース1に対して前後方向にスライド移動可能に構成され、常態においてはロック具53により格納位置に固定されている。そして、錠ユニット21が格納位置にあるとき、メンテナンス窓23は本体ケース1の左右の側壁9により閉塞されており、錠ユニット21がメンテナンス位置に変位されたとき、側壁9によるメンテナンス窓23の閉塞が解除されて、当該メンテナンス窓23を介して電気錠8にアクセスすることができるように構成されていることを特徴とする。
【0007】
錠ユニット21をスライド移動可能に支持する支持構造50は、本体ケース1とユニットボックス22の上端との間に設けられた上ガイド51と、本体ケース1とユニットボックス22の下端との間に設けられた下ガイド52とで構成されている。上ガイド51は、ユニットボックス22に下向きに突出形成される上ガイド片56と、本体ケース1の上方に形成されて、上ガイド片56を前後方向に案内する上ガイドスリット57とで構成されている。下ガイド52は、ユニットボックス22に下向きに突出形成される下ガイド片63と、本体ケース1の下方に形成されて、下ガイド片63を前後方向に案内する下ガイドスリット64と、ユニットボックス22を下側から受け止め支持する下支持体65とで構成されている。
【0008】
下ガイド片63は、ユニットボックス22の下ボックス壁22dから下向きに突出形成されており、下支持体65に下ガイドスリット64が開設されている。錠ユニット21の前方へのスライド変位は、下ガイドスリット64の前縁部に下ガイド片63が当接することにより規制される。
【0009】
上ガイド51は、側壁9に固定されて、ユニットボックス22の上ボックス壁22cを下側から受け止め支持する上支持体58を含み、上支持体58は、側壁9の左右の側面10から左右方向に離間する状態で固定されている。側壁9の左右の側面10と、該側面10と向かい合う上支持体58の縁部58aとの間に、上ガイドスリット57が形成されている。
【0010】
本体ケース1の左右の側壁9の側面10は、平坦な主面10aと、該主面10aよりも左右の内方向に形成された受面10bと、両面10a・10bを繋ぐ後面10cで構成されている。側壁9の前コーナー部には、これら受面10bと後面10cで画成されて錠ユニット21を配置するためのユニット凹部24が凹み形成されている。錠ユニット21を格納位置としたとき、本体ケース1の側面10の主面10aと、錠ユニット21のユニットボックス22の側面22gとが面一状となるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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