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公開番号2024130345
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040012
出願日2023-03-14
発明の名称無線窓開閉操作装置
出願人株式会社豊和
代理人個人,個人
主分類E05F 11/04 20060101AFI20240920BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】無線で信号を受け取って窓の障子を解放できるような無線窓開閉操作装置を提供する。
【解決手段】無線窓開閉操作装置に、操作ハンドル43とワンウェイクラッチ127の間に、操作ハンドル43が操作されて巻き取りドラム140が閉方向へ回転し障子が窓枠に閉鎖されて巻き取りドラム140がこれ以上回転できなくなった後にさらに操作ハンドル43が操作されてワンウェイクラッチ127にかかるトルクが所定トルクを超えるとワンウェイクラッチ127に対して操作ハンドルが空回りするトルクリミッタ110を備えた。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
窓枠に開閉可能に装着されてロック解除されると閉状態から自然に開状態へ移行する障子に連結される連結手段と、
前記連結手段を少なくとも前記障子が開状態から閉状態へ移行する閉方向へ動作させる回転ドラムと、
前記連結手段が前記閉方向と逆方向へ移動することを防止する逆動作防止手段と、
前記逆動作防止手段を介して前記回転ドラムを前記閉方向へ回転させる操作ハンドルと、
前記逆動作防止手段による逆動作防止機能を解放するロック解除手段と、
電池から供給される電力によって前記ロック解除手段を少なくとも開放方向へ動作させる駆動手段と、
感知器から無線送信される感知信号を受信する無線信号受信手段と、
前記無線信号受信手段により前記感知信号を受信すると前記ロック解除手段が解放方向へ動作するよう前記駆動手段を駆動させる制御を行う制御手段とを備え、
前記操作ハンドルと前記逆動作防止手段の間に、前記操作ハンドルが操作されて前記回転ドラムが前記閉方向へ回転し前記障子が前記窓枠に閉鎖されて前記回転ドラムがこれ以上回転できなくなった後にさらに前記操作ハンドルが操作されて前記逆動作防止手段にかかるトルクが所定トルクを超えると前記逆動作防止手段に対して前記操作ハンドルが空回りする過負荷防止手段を備えた
無線窓開閉操作装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ロック解除手段は、
前記逆動作防止手段と前記回転ドラムの間に設けられた切替ギアと、
前記切替ギアを前記逆動作防止手段と前記回転ドラムの間で篏合したロック状態と前記逆動作防止手段側または前記回転ドラム側から離間したロック解除状態に移動させる移動体とにより構成され、
前記駆動手段は、
前記移動体を移動させて前記切替ギアを前記ロック状態から前記ロック解除状態に移動させる構成である
請求項1記載の無線窓開閉操作装置。
【請求項3】
前記過負荷防止手段は、
前記切替ギアが前記ロック状態へ移動されてさらに過荷重がかかって噛み込みが強固になることで前記逆動作防止手段と前記回転ドラムの間から抜け出て前記解放状態に移行するために必要な応力が過大にならないよう、前記空回りし始めるトルクが100~2000N・cmに調整されている
請求項2記載の無線窓開閉操作装置。
【請求項4】
前記制御手段は、無線信号受信手段から感知信号を受信した後、予め定められた所定量だけ前記電池から前記駆動手段へ電力供給し、当該所定量の供給が完了すると前記電池から前記駆動手段への電力供給を停止する構成である
請求項3記載の無線窓開閉操作装置。
【請求項5】
前記操作ハンドルは、
前記回転ドラムの半径方向を長手方向とするアームと、
前記アームの前記回転ドラム側を回転軸側としその反対側を操作側として当該操作側で前記回転ドラムと反対側へ突出する位置に設けられた把持体とを有し、
前記操作ハンドルと前記過負荷防止手段の間に設けられて前記操作ハンドルを折りたたんで前記把持体が前記筐体の内側へ収納された収納状態と前記操作ハンドルを引き出して前記把持体が前記筐体の外側へ突出した使用状態に切り替える使用収納切替手段と、
人が押下できる押下ボタンと、
前記押下ボタンが押下されると前記ロック解除手段の前記切替ギアを前記ロック解除状態へ移行させる手動作動体と、
前記押下ボタンが押下されると前記操作ハンドルを前記収納状態から前記使用状態へ向けて移動させる操作ハンドル取り出し補助体とを備え、
前記駆動手段は、
前記無線信号受信手段により前記感知信号を受信すると、前記ロック解除手段を少なくとも開放方向へ動作させるとともに、前記操作ハンドル取り出し補助体を前記収納状態から前記使用状態へ向けて移動させる構成である
請求項1から4のいずれか1つに記載の無線窓開閉操作装置。
【請求項6】
前記駆動手段と前記押下ボタンは離間して配置され、
前記操作ハンドル取り出し補助体は、前記駆動手段と前記押下ボタンの間で前記押下ボタンの押下方向と直交する方向でかつ前記駆動手段と前記押下ボタンを繋ぐ方向とは平行ではない方向を回転軸として軸支され、
前記押下ボタンが押下されると、前記操作ハンドル取り出し補助体の一端側が押下されて前記回転軸を中心に回動して他端側によって前記操作ハンドルを前記収納状態から前記使用状態へ向けて移動させ、
前記駆動手段が駆動されると、前記操作ハンドル取り出し補助体は、他端側が前記押下方向と逆方向へ押圧されて前記回転軸を中心に回動して前記他端側によって前記操作ハンドルを前記収納状態から前記使用状態へ向けて移動させる構成である。
請求項5記載の無線窓開閉操作装置。
【請求項7】
報知を行う報知手段と、
前記電池の残量を検出する電池残量検出手段とを備え、
前記制御手段は、
前記電池残量検出手段で検出している前記電池の残量が所定量以下になると前記報知手段により報知する
請求項5記載の無線窓開閉操作装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物に設けられている窓の障子の開閉を行うような無線窓開閉操作装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワンタッチで窓開放操作可能な窓開閉操作装置が提案されている(特許文献1参照)。このような窓開閉操作装置では、ワイヤの一端が窓の障子に連結されており、障子が開いているとき、操作ハンドルを回してワイヤを巻き取りドラムに巻き取ることにより、障子を閉鎖することができる。障子を開けるときは、窓開閉操作装置の押しボタンを押すことによって、巻き取りドラムが解放されてワンタッチで窓開放することができる。
【0003】
ここで、このような窓開閉操作装置は、建物内に設置された煙感知器、熱感知器、あるいは炎感知器等の感知器と連動することが望まれる。感知器は、建物の天井に設置され、窓開閉操作装置は、建物の壁面に設置されている。このため、感知器で検知した信号を窓開閉操作装置に伝達するために、天井裏から壁面内へ配線を行う必要があり、天井裏から壁面までの工事が必要であるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平04-350280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、上述の問題に鑑み、無線で信号を受け取って窓の障子を解放できるような無線窓開閉操作装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、窓枠に開閉可能に装着されてロック解除されると閉状態から自然に開状態へ移行する障子に連結される連結手段と、前記連結手段を少なくとも前記障子が開状態から閉状態へ移行する閉方向へ動作させる回転ドラムと、前記連結手段が前記閉方向と逆方向へ移動することを防止する逆動作防止手段と、前記逆動作防止手段を介して前記回転ドラムを前記閉方向へ回転させる操作ハンドルと、前記逆動作防止手段による逆動作防止機能を解放するロック解除手段と、電池から供給される電力によって前記ロック解除手段を少なくとも開放方向へ動作させる駆動手段と、感知器から無線送信される感知信号を受信する無線信号受信手段と、前記無線信号受信手段により前記感知信号を受信すると前記ロック解除手段が解放方向へ動作するよう前記駆動手段を駆動させる制御を行う制御手段とを備え、前記操作ハンドルと前記逆動作防止手段の間に、前記操作ハンドルが操作されて前記回転ドラムが前記閉方向へ回転し前記障子が前記窓枠に閉鎖されて前記回転ドラムがこれ以上回転できなくなった後にさらに前記操作ハンドルが操作されて前記逆動作防止手段にかかるトルクが所定トルクを超えると前記逆動作防止手段に対して前記操作ハンドルが空回りする過負荷防止手段を備えた無線窓開閉操作装置に関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
無線窓開閉操作システムの設置例を示す斜視図。
無線窓開閉操作システムの電気要素をブロック図で説明する説明図。
無線窓開閉操作装置の一部縦断左側面図。
トルクリミッタの正面断面図。
無線窓開閉操作装置の内部手前側の正面図。
逆転防止状態の無線窓開閉操作装置の内部奥側の正面図。
逆転許容状態の無線窓開閉操作装置の内部奥側の正面図。
窓開放押しボタンとギアドモータの動作を説明する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
【0009】
図1は、無線窓開閉操作システム1の設置例を示す斜視図である。
無線窓開閉操作システム1は、建物の天井面に装着された感知器2と、建物の壁面に装着された窓3と、窓3にワイヤ37で連結されて壁面に設置された無線窓開閉操作装置4を有している。
【0010】
窓3は、四角形の枠である窓枠31と、この窓枠31の内側で開閉するように装着されている障子32を有している。
障子32は、窓枠31にはまり込む大きさの四角形の板状であり、内側に窓ガラス34が設けられている。この障子32は、底辺部が窓枠31の下端に揺動可能に装着されており、両側部がダンパー33により窓枠31に連結されている。障子32の上辺部には、図示省略する滑車が設けられており、この滑車に沿ってワイヤ37が配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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