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公開番号
2024155087
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069501
出願日
2023-04-20
発明の名称
錠操作部材
出願人
株式会社WEST inx
代理人
個人
主分類
E05C
1/06 20060101AFI20241024BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】施開錠のための操作をより容易化することが可能な錠操作部材を提供する。
【解決手段】戸に取り付けた錠部材の施錠状態と開錠状態を切り替える錠操作部材において、被押圧部材と、回転体部と、錠部材と直接又は間接的に係合する錠係合部を有し、被押圧部材が押圧された際の押圧力を回転体部の回転力に変換する変換機構を備え、錠係合部は、施錠状態における姿勢である第1姿勢と、開錠状態における姿勢である第2姿勢の間で姿勢変更するものであり、被押圧部材が押圧されることで回転体部が回転し、当該回転によって錠係合部が第1姿勢と第2姿勢の一方から他方に姿勢変更するものであり、被押圧部材が押圧されるごとに回転体部が異なる方向に回転し、第1姿勢から第2姿勢への姿勢変更と、第2姿勢から第1姿勢への姿勢変更が交互に実行される構成とする。
【選択図】図30
特許請求の範囲
【請求項1】
戸に取り付けた錠部材の開錠状態と施錠状態を切り替える錠操作部材であって、
被押圧部材と、回転体部と、前記錠部材と直接又は間接的に係合する錠係合部を有し、
前記被押圧部材が押圧された際の押圧力を前記回転体部の回転力に変換する変換機構を備え、
前記錠係合部は、前記開錠状態における姿勢である第1姿勢と、前記施錠状態における姿勢である第2姿勢の間で姿勢変更するものであり、
前記被押圧部材が押圧されることで前記回転体部が回転し、当該回転によって前記錠係合部が前記第1姿勢と前記第2姿勢の一方から他方に姿勢変更するものであり、
前記被押圧部材が押圧されるごとに前記回転体部が異なる方向に回転し、前記第1姿勢から前記第2姿勢への姿勢変更と、前記第2姿勢から前記第1姿勢への姿勢変更が交互に実行される、錠操作部材。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記被押圧部材は、回転方向制御部材を有し、
前記回転方向制御部材は、第1制御姿勢と、前記第1制御姿勢とは異なる第2制御姿勢の間で姿勢変更するものであり、
前記被押圧部材が押圧され、前記第1制御姿勢をとる前記回転方向制御部材が前記回転体部と係合することで、前記回転体部が所定方向に回転し、
前記被押圧部材が押圧され、前記第2制御姿勢をとる前記回転方向制御部材が前記回転体部と係合することで、前記回転体部が前記所定方向とは逆方向に回転する、請求項1に記載の錠操作部材。
【請求項3】
前記被押圧部材は、押圧されることで基準位置から押圧位置に移動するものであり、
前記回転体部は、第1回転体側係合部と、第2回転体側係合部を有し、
前記被押圧部材の前記押圧位置への移動に伴って前記回転方向制御部材と前記第1回転体側係合部が係合し、前記回転体部が回転するものであり、
前記被押圧部材の前記基準位置への移動に伴って前記回転方向制御部材と前記第2回転体側係合部が係合し、前記回転方向制御部材が前記第1制御姿勢と前記第2制御姿勢の一方から他方へ姿勢変更する、請求項2に記載の錠操作部材。
【請求項4】
前記回転方向制御部材は、揺動自在に取り付けられ、揺動することで前記第1制御姿勢と前記第2制御姿勢の間で姿勢変更するものであり、
前記回転方向制御部材は、第1突起部と、第2突起部を有し、
前記回転方向制御部材が前記第1制御姿勢をとる状態では、前記被押圧部材の前記押圧位置への移動に伴って前記第1突起部と前記第2突起部の一方と、前記第1回転体側係合部とが係合し、前記被押圧部材の前記基準位置への移動に伴って前記第1突起部と前記第2突起部の一方と前記第2回転体側係合部が係合するものであり、
前記回転方向制御部材が前記第2制御姿勢をとる状態では、前記被押圧部材の前記押圧位置への移動に伴って前記第1突起部と前記第2突起部の他方と、前記第1回転体側係合部とが係合し、前記被押圧部材の前記基準位置への移動に伴って前記第1突起部と前記第2突起部の他方と前記第2回転体側係合部が係合する、請求項3に記載の錠操作部材。
【請求項5】
操作レバー部を有し、
前記操作レバー部は、前記回転体部と前記錠係合部の少なくとも一方と一体に形成される、又は、前記回転体部と前記錠係合部の少なくとも一方に直接又は間接的に取り付けられるものであり、一部が外部に露出するものであって、
前記操作レバー部を操作することで、前記錠係合部が前記第1姿勢と前記第2姿勢の間で姿勢変更する、請求項1又は2に記載の錠操作部材。
【請求項6】
前記施錠状態と前記開錠状態のいずれであるのかを表示する表示部を有し、
前記表示部は、表示部材を含んで構成され、
前記表示部材は、第1表示領域と、前記第1表示領域とは視覚的に異なる第2表示領域を有しており、
前記表示部は、前記第1表示領域の少なくとも一部と、前記第2表示領域の少なくとも一部のいずれかを外部から視認可能な状態で表示することで、前記施錠状態と前記開錠状態のいずれであるのかを示すものであり、
前記表示部材が前記回転体部に直接又は間接的に取り付けられ、前記回転体部の回転に伴って前記表示部材が回転し、前記表示部の表示が変更される、請求項1又は2に記載の錠操作部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、錠と共に使用する錠操作部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、錠のデッドボルトを操作する操作部材(操作手段)として、サムターンが広く知られている。例えば、特許文献1には、シリンダー錠、錠箱、サムターンを室外側から順に備える施錠ユニットを2つ設け、2つの施錠ユニットを連動させる施錠装置が開示されている。
【0003】
この施錠装置では、室外側から開錠する際には、2つのシリンダー錠に対してそれぞれ開錠操作をすることで、2つの錠箱をそれぞれ開錠させる。その一方で、この施錠装置は、室内側から開錠する際には、一方のサムターンを回転操作することで、2つの錠箱を開錠させることが可能となっている。すなわち、この施錠装置は、施錠ユニットを2つ設けることで防犯性を高めており、2つのサムターンを回転操作することなく室内側からの開錠を可能とすることで、操作性を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-200147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のサムターンを操作して施解錠を行う場合、使用者は、つまみ部分を摘まんで捻る操作をする必要がある。しかしながら、この摘まんで捻る操作は、多くの人にとっては容易な操作であるが、障がい者やお年寄りのような指先の力が弱い一部の人にとって困難となる場合があった。
以上のことから、より多くの人にとって施開錠操作が容易となる錠操作部材が望まれていた。
【0006】
そこで本発明は、施開錠のための操作をより容易化することが可能な錠操作部材を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の一つの様相は、戸に取り付けた錠部材の開錠状態と施錠状態を切り替える錠操作部材であって、被押圧部材と、回転体部と、前記錠部材と直接又は間接的に係合する錠係合部を有し、前記被押圧部材が押圧された際の押圧力を前記回転体部の回転力に変換する変換機構を備え、前記錠係合部は、前記開錠状態における姿勢である第1姿勢と、前記施錠状態における姿勢である第2姿勢の間で姿勢変更するものであり、前記被押圧部材が押圧されることで前記回転体部が回転し、当該回転によって前記錠係合部が前記第1姿勢と前記第2姿勢の一方から他方に姿勢変更するものであり、前記被押圧部材が押圧されるごとに前記回転体部が異なる方向に回転し、前記第1姿勢から前記第2姿勢への姿勢変更と、前記第2姿勢から前記第1姿勢への姿勢変更が交互に実行される、錠操作部材である。
【0008】
本様相によると、錠操作部材の一部を戸側へ押し込むという簡単な操作で錠部材の施錠状態と開錠状態を切り替えが可能となる。また、施錠状態から開錠状態への移行と、開錠状態から施錠状態への移行が同じ動作によって可能となる。以上のことから、施開錠のための操作をより容易化できる。また、2つの錠箱を設けたりすることなく、サムターン回しによる不正な開錠を防止可能である。このため、戸に対する錠箱及びその周辺部材の交換作業(取付作業及び取外作業)を煩雑化させることなく、操作性を向上させた上で防犯性を高めることが可能となる。
さらに、モータ等の動力源を必要とせず操作性の向上を図ることが可能であり、様々な場所の戸に取り付け可能であり、且つ、製造コスト、運用コストの低減を図ることができる。
【0009】
好ましい様相は、前記被押圧部材は、回転方向制御部材を有し、前記回転方向制御部材は、第1制御姿勢と、前記第1制御姿勢とは異なる第2制御姿勢の間で姿勢変更するものであり、前記被押圧部材が押圧され、前記第1制御姿勢をとる前記回転方向制御部材が前記回転体部と係合することで、前記回転体部が所定方向に回転し、前記被押圧部材が押圧され、前記第2制御姿勢をとる前記回転方向制御部材が前記回転体部と係合することで、前記回転体部が前記所定方向とは逆方向に回転する。
【0010】
係る様相によると、比較的簡易な構造で回転方向の変更が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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