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公開番号
2024104953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-06
出願番号
2023009413
出願日
2023-01-25
発明の名称
シリンダ錠
出願人
株式会社ユーシン
代理人
個人
,
個人
主分類
E05B
29/06 20060101AFI20240730BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】シリンダ錠の動作性と防盗性とを両立する。
【解決手段】シリンダ1がロック位置にあると、タンブラ3が突出位置へ付勢され、タンブラ3の側縁とロック溝12の内側面12a,12bとの係合によりシリンダ2の回転が規制される。正規のキーがキー挿入孔11に挿入されると、タンブラ3が退避位置へ変位し、シリンダ2がロック位置θaから解錠位置θbに向けて回転することを許容される。シリンダ錠100は、シリンダ2が、ロック位置θaと、ロック位置θaと解錠位置θbとの間の切換位置θdとの間の調心範囲Rd1内にあるときに、シリンダ2の軸心A2をシリンダアウタ1の軸心A1と一致させるように構成された調心機構5を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状のシリンダ挿入孔、および前記シリンダ挿入孔の内周面に形成されたロック溝を有するシリンダアウタと、
前記シリンダ挿入孔に回転可能に挿入される円筒状のシリンダ本体部、前記シリンダ本体部に形成されて軸方向に延びるキー挿入孔、および前記シリンダ本体部の周壁を貫通するタンブラ挿入孔を有するシリンダと、
前記シリンダ本体部に収納される退避位置と、前記タンブラ挿入孔を介して前記シリンダ本体部から径方向外側に突出して前記ロック溝へ進入する突出位置との間で径方向に変位可能に、前記シリンダに支持されるタンブラと、
を備え、
前記シリンダがロック位置にあると、前記タンブラが前記突出位置へ付勢され、前記シリンダは、前記タンブラの側縁と前記ロック溝の内側面との係合により前記ロック位置から回転することを規制され、
正規のキーが前記キー挿入孔に挿入されると、前記タンブラが前記退避位置へ変位し、前記シリンダは、前記ロック位置から所定の解錠位置に向けて周方向の解錠側に回転することを許容される、
シリンダ錠であって、
前記シリンダが、前記ロック位置と、前記ロック位置と前記解錠位置との間の切換位置との間の調心範囲内にあるときに、前記シリンダの軸心を前記シリンダアウタの軸心と一致させるように構成された調心機構、を更に備える、
シリンダ錠。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記切換位置は、タンブラ許容回転角の解錠側限界よりも周方向の解錠側にあり、前記解錠側限界とは、前記タンブラの前記側縁が前記ロック溝の解錠側の内側面と係合するときの前記シリンダの回転位置である、
請求項1に記載のシリンダ錠。
【請求項3】
前記調心範囲は、前記ロック位置と、タンブラ許容回転角の施錠側限界との間の角度範囲を含み、前記施錠側限界とは、前記タンブラの前記側縁が前記ロック溝の施錠側の内側面と係合するときの前記シリンダの回転位置である、
請求項1に記載のシリンダ錠。
【請求項4】
前記調心範囲は、前記ロック位置から前記解錠位置までの角度範囲の1/2以下である、
請求項1に記載のシリンダ錠。
【請求項5】
前記調心機構が、前記シリンダアウタに固定された固定当接部と、前記シリンダに固定されて前記シリンダの回転に応じて周方向に移動する可動当接部とを有し、
前記調心機構が、前記固定当接部と前記可動当接部とを径方向に接触させることで、前記シリンダの前記軸心を前記シリンダアウタの前記軸心と一致させるように構成されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載のシリンダ錠。
【請求項6】
前記シリンダが前記調心範囲内にあると、前記固定当接部と前記可動当接部とが径方向に接触し、前記シリンダが前記調心範囲外にあると、前記固定当接部と前記可動当接部とが周方向に互いに離隔される、
請求項5に記載のシリンダ錠。
【請求項7】
前記固定当接部は、前記ロック溝と径方向に対向する位置に設けられている、
請求項5に記載のシリンダ錠。
【請求項8】
前記固定当接部は、前記シリンダアウタの前記軸心を挟んで径方向に対向する第1固定当接部および第2固定当接部を含み、
前記可動当接部は、前記第1固定当接部および前記第2固定当接部それぞれと対応し、前記シリンダの軸心を挟んで径方向に対向する第1可動当接部および前記第2可動当接部を含む、
請求項5に記載のシリンダ錠。
【請求項9】
前記シリンダが、軸方向において前記キー挿入孔の開口とは反対側にて、前記シリンダ挿入孔から軸方向に突出する突出部を有し、
前記可動当接部が、前記突出部に設けられ、前記シリンダ挿入孔の後外方で前記固定当接部と径方向に当接可能に配置される、
請求項5に記載のシリンダ錠。
【請求項10】
前記可動当接部が、前記シリンダの前端部の外周面から径方向に突出して設けられ、前記固定当接部が、前記シリンダアウタの前面に設けられている、
請求項5に記載のシリンダ錠。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンダ錠に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、シリンダアウタ、シリンダ、および複数のタンブラを備えるディスクタンブラー型のシリンダ錠を開示している。シリンダアウタは、シリンダが挿入されるシリンダ挿入孔、およびその内周面に凹設されたロック溝を有する。シリンダがロック位置にありキーが非挿入であると、全てのタンブラが径方向外側へ付勢され、ロック溝へ進入する。正規のキーが挿入されると、全てのタンブラがロック溝から離脱し、シリンダの回転が許容される。非正規の鍵様物が挿入されると、1以上のタンブラがロック溝内で留まる。シリンダを回転操作しようにも、タンブラの側縁がロック溝の内側面と係合し、シリンダの回転が規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-046919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シリンダの動作性を考慮して、シリンダ挿入孔とシリンダとの間には、クリアランスが設定される。クリアランスが小さいと、シリンダの円滑な回転が阻害される。クリアランスが大きいと、シリンダがロック位置にある状態で、シリンダのシリンダアウタに対する相対変位可能量が大きくなり、タンブラのロック溝への進入量(すなわち、タンブラのシリンダアウタへの引掛量)が小さくなる事態が起こり得る。すると、鍵様物を用いてシリンダが強く操作された場合に、その操作力をタンブラの側縁とロック溝の内側面とで受け止めることが難しくなる。つまり、クリアランスが大きいと、防盗性の低下を招く。
【0005】
本発明は、シリンダ錠の動作性と防盗性とを両立することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の形態は、円筒状のシリンダ挿入孔、および前記シリンダ挿入孔の内周面に形成されたロック溝を有するシリンダアウタと、前記シリンダ挿入孔に回転可能に挿入される円筒状のシリンダ本体部、前記シリンダ本体部に形成されて軸方向に延びるキー挿入孔、および前記シリンダ本体部の周壁を貫通するタンブラ挿入孔を有するシリンダと、前記シリンダ本体部に収納される退避位置と、前記タンブラ挿入孔を介して前記シリンダ本体部から径方向外側に突出して前記ロック溝へ進入する突出位置との間で径方向に変位可能に、前記シリンダに支持されるタンブラと、を備え、前記シリンダがロック位置にあると、前記タンブラが前記突出位置へ付勢され、前記シリンダは、前記タンブラの側縁と前記ロック溝の内側面との係合により前記ロック位置から回転することを規制され、正規のキーが前記キー挿入孔に挿入されると、前記タンブラが前記退避位置へ変位し、前記シリンダは、前記ロック位置から所定の解錠位置に向けて周方向の解錠側に回転することを許容される、シリンダ錠であって、前記シリンダが、前記ロック位置と、前記ロック位置と前記解錠位置との間の切換位置との間の調心範囲内にあるときに、前記シリンダの軸心を前記シリンダアウタの軸心と一致させるように構成された調心機構、を更に備える、シリンダ錠を提供する。
【0007】
上記構成によれば、シリンダがロック位置と切換位置との間の調心範囲内にあるとき、調心機構の作用により、シリンダの軸心がシリンダアウタの軸心と一致される。クリアランスが大きくても、シリンダがロック位置にある状態且つ正規のキーが挿入されていない状態で、タンブラのロック溝への進入量は、理想値の付近で安定する。したがって、非正規の鍵様物でシリンダが回転操作されても、その操作力はタンブラの側縁とロック溝の内側面とにより適切に受け止められる。一方、正規のキーでシリンダが回転操作されると、シリンダが解錠位置に達する前にシリンダが切換位置に達する。切換位置の通過後、シリンダの回転は、調心機構が作用しない調心範囲外で行われる。そのため、シリンダは、解錠位置まで円滑に動作できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、シリンダ錠の動作性と防盗性とを両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係るシリンダ錠の前方斜視図。
シリンダ錠の前方分解斜視図。
シリンダ錠の後方分解斜視図。
図6のIV-IV線に沿ったシリンダ錠の断面図。
図4のV-V線に沿ったシリンダ錠の断面図。
シリンダがロック位置にあるときのシリンダ錠の背面図。
シリンダの可動範囲および調心機構の調心範囲を示す線図。
シリンダ錠の後方斜視図。
シリンダアウタの後方斜視図。
タンブラが装着された状態のシリンダの前方斜視図。
シリンダが切換位置にあるときのシリンダ錠の背面図。
シリンダが解錠位置の一例としてのアクセサリ位置にあるときのシリンダ錠の背面図。
本発明の第2実施形態に係るシリンダ錠の前方斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、全図を通じて同一のまたは対応する要素には同一の符号を付し、詳細な説明の重複を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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