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公開番号2024145348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057657
出願日2023-03-31
発明の名称電気錠
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人個人,個人
主分類E05B 47/06 20060101AFI20241004BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】省スペース化を促進することができる電気錠を提供する。
【解決手段】電気錠1は、ケース10と、ラッチ21と、ラッチ受部材70と、ソレノイド50と、駆動位置伝達機構部60と、アンチパニック機構部80と、を備える。アンチパニック機構部80は、ラッチ受部材70が施錠位置から解錠位置に変位するようにラッチ受部材70を案内可能な第1姿勢と、ラッチ受部材70を案内不能な第2姿勢とに切り替えるガイド部材82を有する。さらに、アンチパニック機構部80は、ガイド部材82の第1姿勢および第2姿勢を操作するレバー81を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
前記ケースと相対的に進退可能なラッチと、
前記ラッチの後退を規制する施錠位置、および前記ラッチの後退を許容する解錠位置に変位可能なラッチ受部材と、
通電および非通電により駆動位置を切り替える駆動源と、
前記駆動源の前記駆動位置を前記ラッチ受部材に伝達して、前記施錠位置と前記解錠位置とを切り替える駆動位置伝達機構部と、
前記駆動位置伝達機構部とは別に設けられ、前記駆動源の駆動によらずに前記ラッチ受部材を前記施錠位置から前記解錠位置に移行可能なアンチパニック機構部と、を備え、
前記アンチパニック機構部は、
前記ラッチ受部材が前記施錠位置から前記解錠位置に変位するように前記ラッチ受部材を案内可能な第1姿勢と、前記ラッチ受部材を案内不能な第2姿勢とに切り替えるガイド部材と、
前記ガイド部材の前記第1姿勢および前記第2姿勢を操作するレバーと、を有する、
電気錠。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ラッチ受部材は、前記ガイド部材に案内されるガイドピンを有し、
前記ガイド部材は、前記ラッチに連結されるラッチプレートに対して回転可能に取り付けられ、前記第1姿勢において前記ガイドピンに接触する一方で、前記第2姿勢において前記ガイドピンから離れる、
請求項1に記載の電気錠。
【請求項3】
前記ガイド部材は、
前記第1姿勢において、前記ガイドピンを収容する凹部と、当該凹部から前記ラッチの進退方向に平行となる方向に湾曲しながら延在し、前記ガイドピンを案内するガイド辺と、を有する、
請求項2に記載の電気錠。
【請求項4】
前記レバーは、前記ラッチの後退時に、前記ガイド部材の前記第1姿勢を維持し、
前記ガイド部材は、前記凹部から前記ガイド辺と前記ラッチプレートとの間に前記ガイドピンを沿わせることで、前記ラッチ受部材を前記施錠位置から前記解錠位置に変位させる、
請求項3に記載の電気錠。
【請求項5】
前記アンチパニック機構部は、前記第1姿勢から前記第2姿勢に向かう方向に前記ガイド部材を押し出す弾性部材を有し、
前記ガイド部材は、前記レバーが接触していない状態で、前記弾性部材により前記第2姿勢を維持する、
請求項2乃至4のいずれか1項に記載の電気錠。
【請求項6】
前記レバーは、前記ケースに取り付けられる状態操作部材に対する係合状態を変えることで、前記ガイド部材の前記第1姿勢と前記第2姿勢とを切り替える、
請求項2乃至4のいずれか1項に記載の電気錠。
【請求項7】
前記レバーは、回転自在に設けられ、前記状態操作部材に係合する一端部とは反対側の他端部により前記ガイド部材を押圧することで、当該ガイド部材を前記第1姿勢とする、
請求項6に記載の電気錠。
【請求項8】
前記ラッチ受部材は、軸支ピンに軸支されることで回転可能に設けられ、前記施錠位置において前記ラッチに第1端部を対向させる構成であり、
前記軸支ピンを挟んだ前記第1端部の反対側の第2端部に前記ガイドピンを有する、
請求項2乃至4のいずれか1項に記載の電気錠。
【請求項9】
前記ケースは、前記ラッチ受部材、前記駆動源、前記駆動位置伝達機構部および前記アンチパニック機構部を内部に収容すると共に、前記駆動源の動作を制御する制御盤を内部に備える、
請求項1に記載の電気錠。
【請求項10】
前記制御盤は、前記ケースの外部に設けられる管理部に通信可能に接続され、
前記管理部により前記駆動源を制御する状態と、前記制御盤により前記駆動源を制御する状態とに切り替え可能なスイッチを有する、
請求項9に記載の電気錠。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気錠に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ソレノイドに対する通電および通電停止を切り替えることにより、施錠および解錠を行う電気錠が知られている。この種の電気錠には、施錠状態において電気的に解錠することなく、取手の操作で解錠可能とすることができるアンチパニック機能(アンチパニック機構部)を有するものがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、アンチパニック機構部(第二切替機構)を有する電気錠が開示されている。このアンチパニック機構部は、第二切替部材と解錠部材との間を複数の部材(中間部材、第一補助部材、第二補助部材)で接続しており、第二切替部材の位置に基づき解錠部材を適宜の回転位置に回動させる。そして、電気錠は、解錠部材の回転位置に基づき、ラッチを動作させるラッチハブ板の動作を規制または許容することで、取手の操作で解錠可能な状態と、取手の操作では解錠できない状態とに切り替える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-133656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のアンチパニック機構部(第二切替機構)は、筐体内において複数の部材を複雑に接続しており、電気錠のスペースを大きくとることになる。
【0006】
本開示は、アンチパニック機構部を簡素化することで、省スペース化を促進することができる電気錠を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、ケースと、前記ケースと相対的に進退可能なラッチと、前記ラッチの後退を規制する施錠位置、および前記ラッチの後退を許容する解錠位置に変位可能なラッチ受部材と、通電および非通電により駆動位置を切り替える駆動源と、前記駆動源の前記駆動位置を前記ラッチ受部材に伝達して、前記施錠位置と前記解錠位置とを切り替える駆動位置伝達機構部と、前記駆動位置伝達機構部とは別に設けられ、前記駆動源の駆動によらずに前記ラッチ受部材を前記施錠位置から前記解錠位置に移行可能なアンチパニック機構部と、を備え、前記アンチパニック機構部は、前記ラッチ受部材が前記施錠位置から前記解錠位置に変位するように前記ラッチ受部材を案内可能な第1姿勢と、前記ラッチ受部材を案内不能な第2姿勢とに切り替えるガイド部材と、前記ガイド部材の前記第1姿勢および前記第2姿勢を操作するレバーと、を有する、電気錠が提供される。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、アンチパニック機構部を簡素化することで、省スペース化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る電気錠の施錠状態を概略的に示す側面断面図である。
図1の電気錠の解錠状態かつドアノブを回転操作していない場合を概略的に示す側面断面図である。
図1の電気錠の解錠状態かつドアノブが回転操作した場合を概略的に示す側面断面図である。
ケースに状態操作プレートを装着した状態を示す斜視図である。
図5(A)は、状態操作プレートとレバーの係合状態を示す斜視図である。図5(B)は、状態操作プレートとステーおよびレバーの係合状態を示す斜視図である。
図6(A)は、駆動位置伝達機構部による通電時解錠パターンの非通電時を示す説明図である。図6(B)は、駆動位置伝達機構部による通電時解錠パターンの通電時を示す説明図である。
図7(A)は、駆動位置伝達機構部による通電時施錠パターンの非通電時を示す説明図である。図7(B)は、駆動位置伝達機構部による通電時施錠パターンの通電時を示す説明図である。
アンチパニックが発動する場合の動作を示す説明図である。
アンチパニックが非発動の場合の動作を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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