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公開番号
2024118396
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023092301
出願日
2023-06-05
発明の名称
電動ドアクローザ
出願人
リョービ株式会社
代理人
個人
主分類
E05F
15/63 20150101AFI20240823BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】停電時において、開かれた扉を自動的に閉じることができる電動ドアクローザを提供する。
【解決手段】電動で扉を閉じる電動ドアクローザであって、扉の開閉に連動して回転する主軸4と、通電時に主軸4に閉じ力を付与する駆動部10と、駆動部10を制御する制御部11と、停電時に主軸4に閉じ力を付与する停電用の自閉部6と、を備え、自閉部6は、閉じ力を発生させるバネ30と、停電時の開扉動作によってバネ30を蓄勢させ、バネ30の閉じ力を主軸30に付与する蓄勢部と、通電時には扉が開閉するときに蓄勢部とバネ30が連動しないようにバネ30を退避状態とし、停電時には扉が開閉するときに蓄勢部とバネ30が連動するようにバネ30を接続状態とする切り替え部と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電動で扉を閉じる電動ドアクローザであって、
扉の開閉に連動して回転する主軸と、
通電時に主軸に閉じ力を付与する駆動部と、
駆動部を制御する制御部と、
停電時に主軸に閉じ力を付与する停電用の自閉部と、を備え、
自閉部は、
閉じ力を発生させるバネと、
停電時の開扉動作によってバネを蓄勢させ、バネの閉じ力を主軸に付与する蓄勢部と、
通電時には扉が開閉するときに蓄勢部とバネが連動しないようにバネを退避状態とし、停電時には扉が開閉するときに蓄勢部とバネが連動するようにバネを接続状態とする切り替え部と、
を備えている、電動ドアクローザ。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
駆動部は、モータと、モータの回転を主軸に伝達する回転伝達部と、を備え、
回転伝達部は、主軸側から逆転可能な構造である、請求項1記載の電動ドアクローザ。
【請求項3】
切り替え部は、通電時にはバネを圧縮状態に維持することによりバネを退避状態とし、停電時にはバネの圧縮状態を解除することによりバネを接続状態とする、請求項1又は2記載の電動ドアクローザ。
【請求項4】
切り替え部は、通電時に電磁力でバネを圧縮状態に維持する、請求項3記載の電動ドアクローザ。
【請求項5】
切り替え部は、
互いに係合可能な第1係合部及び第2係合部と、
第1係合部及び第2係合部を係合維持させる第1位置と、第1係合部及び第2係合部を係合解除させる第2位置との間を移動可能であって、第2位置側に付勢されたストッパと、
通電時にストッパを第1位置に保持すべくストッパに電磁力を付与する電磁部材と、
を備え、
通電時に第1係合部及び第2係合部が係合維持することにより、バネが圧縮状態に維持され、停電時に第1係合部及び第2係合部が係合解除することにより、バネの圧縮状態が解除される、請求項4記載の電動ドアクローザ。
【請求項6】
電池を備え、
切り替え部は、バネを移動させる補助駆動部を備え、
制御部は、停電時に電池の電力によって補助駆動部を作動させて、バネを退避状態の位置から接続状態の位置まで移動させる、請求項1又は2記載の電動ドアクローザ。
【請求項7】
主軸と退避状態のバネとの間の離間距離を調整する位置調整部を備えている、請求項1又は2記載の電動ドアクローザ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、扉を電動によって閉じる電動ドアクローザに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
出願人は、既に下記特許文献1のように、商用電源を電源として電動で扉を開閉する装置を提案している。しかしながら、停電の際に扉を自動で開閉できなくなった場合、手動で開かれた扉が開いたままの状態になることが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6947681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、停電時において、開かれた扉を自動的に閉じることができる電動ドアクローザを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る電動ドアクローザは、電動で扉を閉じる電動ドアクローザであって、扉の開閉に連動して回転する主軸と、通電時に主軸に閉じ力を付与する駆動部と、駆動部を制御する制御部と、停電時に主軸に閉じ力を付与する停電用の自閉部と、を備え、自閉部は、閉じ力を発生させるバネと、停電時の開扉動作によってバネを蓄勢させ、バネの閉じ力を主軸に付与する蓄勢部と、通電時には扉が開閉するときに蓄勢部とバネが連動しないようにバネを退避状態とし、停電時には扉が開閉するときに蓄勢部とバネが連動するようにバネを接続状態とする切り替え部と、を備えている。
【0006】
この構成によれば、通常の状態である通電時には、商用電源により制御部が駆動部を制御し、駆動部が主軸に閉じ力を付与し、扉を自動的に閉める。尚、制御部は、扉を自動的に閉める他、扉を自動的に開けるようにしてもよい。通電時には、バネと蓄勢部が連動しないので、蓄勢部は主軸に閉じ力を付与しない。そして、停電になると、バネと蓄勢部が連動する。停電時において手動で扉が開かれた場合には、蓄勢部がバネを蓄勢させて閉じ力を発生させる。そのため、手動で開かれた扉をバネの閉じ力によって閉じることができる。
【0007】
特に、駆動部は、モータと、モータの回転を主軸に伝達する回転伝達部と、を備え、回転伝達部は、主軸側から逆転可能な構造であることが好ましい。この構成によれば、回転伝達部がセルフロック性を有していない。そのため、停電時にバネの閉じ力によって扉が閉じる際に、主軸を介して回転伝達部へと回転が伝達し、回転伝達部も主軸と共に回転することになる。従って、回転伝達部における抵抗が回転負荷となって主軸に作用し、扉が閉まる際に緩衝効果が得られる。
【0008】
また、切り替え部は、通電時にはバネを圧縮状態に維持することによりバネを退避状態とし、停電時にはバネの圧縮状態を解除することによりバネを接続状態とすることが好ましい。この構成によれば、バネの力を利用できるので、切り替え部を容易に構成することができる。
【0009】
特に、切り替え部は、通電時に電磁力でバネを圧縮状態に維持することが好ましい。この構成によれば、電磁力を利用することにより、通電時においてバネを容易に圧縮状態に維持することができる。そして、停電になると電磁力が作用しなくなるので、バネの圧縮状態を容易に解除することができる。
【0010】
更に、切り替え部は、互いに係合可能な第1係合部及び第2係合部と、第1係合部及び第2係合部を係合維持させる第1位置と、第1係合部及び第2係合部を係合解除させる第2位置との間を移動可能であって、第2位置側に付勢されたストッパと、通電時にストッパを第1位置に保持すべくストッパに電磁力を付与する電磁部材と、を備え、通電時に第1係合部及び第2係合部が係合維持することにより、バネが圧縮状態に維持され、停電時に第1係合部及び第2係合部が係合解除することにより、バネの圧縮状態が解除されることが好ましい。この構成によれば、通電時には、電磁部材が電磁力をストッパに作用させ、ストッパは第1位置に保持され、第1係合部及び第2係合部が係合状態に維持され、バネが圧縮状態に維持される。そして、停電時には、電磁部材の電磁力がストッパに作用しなくなり、ストッパは第2位置へと移動し、第1係合部及び第2係合部は係合状態を解除し、バネの圧縮状態が解除される。このように、第1係合部及び第2係合部の係合とその解除の機構を用いることことにより、バネの退避状態と接続状態とを容易に切り替えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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