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公開番号
2024138580
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023049125
出願日
2023-03-27
発明の名称
車両用ドアハンドル装置
出願人
株式会社ユーシン
代理人
個人
主分類
E05B
85/12 20140101AFI20241002BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】操作性を向上する。
【解決手段】車両用ドアハンドル装置10では、節度機構50が、操作レバー30のスイッチ操作位置と解除位置との間の節度位置において、操作レバー30に節度感を付与すると共に、操作レバー30の操作荷重が最大となる。すなわち、操作レバー30の全操作範囲内において、節度感が付与される節度位置での操作荷重が最大となる。このため、良好な節度感を操作レバー30に付与することができる。すなわち、操作レバー30がスイッチ操作位置を通過して解除位置側へ回動されたことを乗員に良好に認識させることができる。また、節度位置において、操作レバー30の操作荷重が最大となるため、節度位置の通過後に、操作荷重が、節度位置での操作荷重のF3よりも高くならない。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用ドアに設けられたベースと、
前記ベースに設けられ、ラッチ機構を電気的に作動させるための信号を出力するスイッチと、
第1方向を軸方向として回動可能に前記ベースに連結され、初期位置から回動方向一方側のスイッチ操作位置に回動されることで前記スイッチを作動させると共に、前記スイッチ操作位置を経由して解除位置に回動されることで前記ラッチ機構をラッチ状態からラッチ解除状態に機械的に切替える操作レバーと、
前記操作レバーを回動方向他方側に付勢すると共に、前記操作レバーを初期位置に保持するレバー付勢部材と、
前記操作レバーの前記スイッチ操作位置と前記解除位置との間の中間位置において前記操作レバーに節度感を付与する節度機構と、
を備え、
前記操作レバーの操作荷重が、前記中間位置において最大となる車両用ドアハンドル装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記節度機構は、
前記操作レバーに一体回動可能に設けられた節度部と、
前記第1方向に移動可能に構成され、前記節度部に対して前記回動方向一方側に離間して配置された節度付与部材と、
前記節度付与部材を前記第1方向の一方側へ付勢する節度付勢部材と、
を含んで構成されており、
前記操作レバーの回動時に前記節度付与部材が前記節度付勢部材の付勢力に抗して前記節度部を乗り越えることで前記操作レバーに節度感を付与される請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置。
【請求項3】
前記節度部は、前記操作レバーの回動時に前記節度付与部材に当接する第1傾斜面及び第2傾斜面を有しており、
前記第1傾斜面が、前記第2傾斜面の前記回動方向一方側に配置されると共に、前記回動方向一方側へ向かうに従い前記第1方向の一方側へ傾斜し、
前記第2傾斜面は、前記回動方向他方側へ向かうに従い前記第1方向の一方側へ傾斜しており、
前記操作レバーの前記スイッチ操作位置への通過後に、前記節度付与部材が前記第1傾斜面に当接する請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置。
【請求項4】
前記第1方向に直交する方向に沿う面に対する前記第1傾斜面の傾斜角度が前記第2傾斜面の傾斜角度よりも大きい請求項3に記載の車両用ドアハンドル装置。
【請求項5】
前記節度部及び前記操作レバーが分割不能な単一部材にて構成されている請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置。
【請求項6】
前記操作レバーは、前記第1方向と直交する第2方向に延在され、前記操作レバーの第2方向の一方側端部には、前記第1方向を軸方向する支持軸に回動可能に支持された被支持部が設けられており、
前記節度部が、前記被支持部の前記第2方向の一方側端部に設けられている請求項3に記載の車両用ドアハンドル装置。
【請求項7】
前記第1方向及び前記第2方向と直交する方向を第3方向とし、
前記操作レバーは、前記被支持部から第3方向の一方側へ延出されたアーム部を有しており、
前記アーム部には、前記ラッチ機構に連結されたワイヤの一端部が連結されており、前記スイッチ操作位置への回動時に前記アーム部によって前記スイッチが押圧されて作動する請求項6に記載の車両用ドアハンドル装置。
【請求項8】
前記第1方向から見て、前記節度機構が、前記操作レバーの回動方向において、前記アーム部と重なる位置に配置されている請求項7に記載の車両用ドアハンドル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドアハンドル装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の車両用ドアオープナー装置(車両用ドアハンドル装置)では、車両の平常時において、レバーを所定の操作位置に回動することで、ドアロックが電気的に解除される。一方、車両用電源の喪失時等の車両の非常時では、レバーを所定操作位置よりもさらに回動させて、レバーによってケーブルを引っ張ることで、ドアロックを機械的に解除することができる。
【0003】
また、レバーは可動プレートに回動可能に連結され、レバーと可動プレートとの間にはレバーバネが設けられている。さらに、可動プレートはベースに回動可能に連結されており、可動プレートとベースとの間にはプレートバネが設けられている。そして、操作レバーが所定操作位置よりもさらに回動するときには、レバーの操作支点がレバー軸からプレート軸に切り替わるため、レバーの操作方向が変化する。これにより、レバーに節度感を生じさせることができる。また、操作レバーが所定操作位置よりもさらに回動するときには、レバーの回動支点から操作部までの距離が短くなる。このため、レバーの回動角に対する操作荷重の増加量が、所定操作位置を境界として高くなる。以上により、レバーが所定操作位置を超えたことを操作者が認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-133210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、車両用ドアオープナー装置では、以下に示す点において、改善の余地がある。すなわち、上記車両用ドアオープナー装置では、レバーが所定操作位置を超えるときには、レバーに対する操作荷重の変化は比較的少なく、レバーの操作方向のみが変化するようになる。このため、操作者が、レバーの所定操作位置の通過を明確に把握することが困難となる。よって、レバーの操作性を向上するという点において改善の余地がある。
【0006】
また、車両用ドアオープナー装置では、上述のように、レバーの回動角に対する操作荷重の増加量が、所定操作位置を境界として高くなる。このため、レバーの所定操作位置の通過後では、レバーを操作する操作者の負荷が高くなる。よって、この点からも、レバーの操作性を向上するという点において改善の余地がある。
【0007】
本発明は、上記事実を考慮して、操作性を向上することができる車両用ドアハンドル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、車両用ドアに設けられたベースと、前記ベースに設けられ、ラッチ機構を電気的に作動させるための信号を出力するスイッチと、第1方向を軸方向として回動可能に前記ベースに連結され、初期位置から回動方向一方側のスイッチ操作位置に回動されることで前記スイッチを作動させると共に、前記スイッチ操作位置を経由して解除位置に回動されることで前記ラッチ機構をラッチ状態からラッチ解除状態に機械的に切替える操作レバーと、前記操作レバーを回動方向他方側に付勢すると共に、前記操作レバーを初期位置に保持するレバー付勢部材と、前記操作レバーの前記スイッチ操作位置と前記解除位置との間の中間位置において前記操作レバーに節度感を付与する節度機構と、を備え、前記操作レバーの操作荷重が、前記中間位置において最大となる車両用ドアハンドル装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態に係る車両用ドアハンドル装置が搭載された車両を示す左側から見た側面図である。
本実施の形態に係る車両用ドアハンドル装置を示す右側から見た側面図である。
図2に示される車両用ドアハンドル装置の左側から見た側面図である。
図3に示される車両用ドアハンドル装置の下部を示す上側から見た断面図(図3の4-4線断面図)である。
図4に示される節度機構を示す左斜め後方側から見た断面図(図4の5-5線断面図)である。
図5に示される節度機構の節度部と節度ピンとの位置関係を示す後側から見た斜視図である。
操作レバーの回動操作時における節度部と節度ピンとの位置関係を説明するための説明図である。
操作レバーの回動操作時における操作荷重を模式的に示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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