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公開番号2025019516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123160
出願日2023-07-28
発明の名称開閉制御装置
出願人三井金属アクト株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類E05F 15/41 20150101AFI20250131BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】コストの増加を抑えながら、挟み込みを精度よく検出することが可能な開閉制御装置を提供する。
【解決手段】車体Bに開閉可能に支持されるドアDを開閉方向へ駆動するドア開閉用モータM1と、ドア開閉用モータM1を制御する制御装置9と、を備える開閉制御装置であって、制御装置9は、ドア開閉用モータM1の進角を調整可能なモータ制御部92と、パルス信号を出力するパルスエンコーダ45と、パルスエンコーダ45から出力されるパルス信号に基づくパルス検知によりドア開閉用モータM1の回転数を検出可能なパルス検出部91と、ドアDの挾み込みを検出する挟み込み検出部96と、を有する。挾み込み検出部96は、モータ制御部92がドア開閉用モータM1の進角制御中に、ドア開閉用モータM1の回転数が閾値以下になったとき、ドアDの挟み込みを検出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体に開閉可能に支持される開閉体を開閉方向へ駆動するモータと、
前記モータを制御する制御装置と、を備える開閉制御装置であって、
前記制御装置は、
前記モータの進角を調整可能なモータ制御部と、
パルス信号を出力するパルスエンコーダと、
前記パルスエンコーダから出力されるパルス信号に基づくパルス検知により前記モータの回転数又は前記開閉体の開閉速度を検出可能なパルス検出部と、
前記開閉体の挾み込みを検出する挾み込み検出部と、を有し、
前記挾み込み検出部は、前記モータ制御部が前記モータの進角制御中に、前記モータの回転数又は前記開閉体の開閉速度が閾値以下になったとき、前記開閉体の挟み込みを検出する、開閉制御装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1に記載の開閉制御装置であって、
前記挾み込み検出部は、前記モータ制御部が前記進角制御を行わない前記モータの通常制御中に、前記モータの回転数又は前記開閉体の開閉速度が前記閾値以下になったとき、前記開閉体の挟み込みを検出する、開閉制御装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の開閉制御装置であって、
前記制御装置は、前記車体の傾斜角を検出可能な傾斜検出部をさらに備え、
前記モータ制御部は、前記傾斜角に基づいて前記進角を変更する、開閉制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の開閉制御装置であって、
前記開閉体の開閉動作において動作方向が上り傾斜となる状況において、
前記モータ制御部は、前記傾斜角が設定値以下のとき、前記進角制御を行う、開閉制御装置。
【請求項5】
請求項3に記載の開閉制御装置であって、
前記開閉体の開閉動作において動作方向が上り傾斜となる状況において、
前記モータ制御部は、前記傾斜角が大きくなるにしたがって前記進角を小さくする、開閉制御装置。
【請求項6】
請求項3に記載の開閉制御装置であって、
前記開閉体の開閉動作において動作方向が上り傾斜となる状況において、
前記モータ制御部は、前記傾斜角が設定値よりも大きいとき、前記進角制御を行わない前記モータの通常制御を行う、開閉制御装置。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の開閉制御装置であって、
前記モータ制御部は、前記開閉体の負荷変動が発生しやすい領域では、前記開閉体の負荷変動が発生しづらい領域に比べて、前記進角を小さくして前記進角制御を行うか、又は、前記進角制御を行わない前記モータの通常制御を行う、開閉制御装置。
【請求項8】
請求項7に記載の開閉制御装置であって、
前記開閉体は、スライドドアであり、
前記開閉体の負荷変動が発生しやすい領域は、半ドア位置に達する前の減速領域、及び、全開位置に達する前のラッチ嵌合領域を含む、開閉制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用開閉体制御装置において、特許文献1のように、モータに流れる電流値により挟み込みの検出を行うものが知られている。しかしながら、閉位置または全開位置からの動き出しなどドア動作直後、及びドアを全開位置に保持するための全開ラッチ装置がストライカに噛合するときにあっては、モータの起動や負荷増により電流値が上昇する等して安定しないため、挟み込みの検出精度に課題があった。
【0003】
また、特許文献2のように、ドアが全開側領域または全閉側領域にあるときは、回転角センサのパルス信号により挟み込みを検出し、中間領域にあるときは、電流値により挟み込みを検出するということで、上記の課題に対応したものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7192587号公報
特許第6291663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2のものでは、電流センサと回転角センサの両方が必要となるため、コストアップに繋がる課題があった。
【0006】
本発明は、コストの増加を抑えながら、挟み込みを精度よく検出することが可能な開閉制御装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
車体に開閉可能に支持される開閉体を開閉方向へ駆動するモータと、
前記モータを制御する制御装置と、を備える開閉制御装置であって、
前記制御装置は、
前記モータの進角を調整可能なモータ制御部と、
パルス信号を出力するパルスエンコーダと、
前記パルスエンコーダから出力されるパルス信号に基づくパルス検知により前記モータの回転数又は前記開閉体の開閉速度を検出可能なパルス検出部と、
前記開閉体の挾み込みを検出する挾み込み検出部と、を有し、
前記挾み込み検出部は、前記モータ制御部が前記モータの進角制御中に、前記モータの回転数又は前記開閉体の開閉速度が閾値以下になったとき、前記開閉体の挟み込みを検出する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電流センサがなくても、挟み込みを精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態の開閉制御装置を適用した車両の側面図である。
制御装置9の構成を示すブロック図である。
ドアDの開閉領域を示す説明図である。
挟み込み発生時の回転速度変動及びトルク変動(負荷変動)を示す説明図である。
ドア開作動時の制御手順を示すフローチャート図である。
ドア閉作動時の制御手順を示すフローチャート図である。
進角設定処理の第1例を示すフローチャート図である。
進角設定処理の第2例を示すフローチャート図である。
進角設定処理の第3例を示すフローチャート図である。
進角設定処理の第4例を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について、図1~図10を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両Vの車体Bの前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
(【0011】以降は省略されています)

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