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公開番号
2025059455
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169544
出願日
2023-09-29
発明の名称
電池管理システム及び電池管理方法
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
E05B
49/00 20060101AFI20250403BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】車載装置との通信を行う携帯機の電池の残容量に応じた適切な対応が可能な技術を提供すること。
【解決手段】携帯機5は、携帯機5の電池残量値を検知し、当該検知された電池残量値の情報を含む電池情報と、電池残量値を検知した携帯機5を特定するID情報とを、車載装置3に送信する。車載装置3は、携帯機5から送信された情報に基づいて、電池残量値が所定の閾値以下である否かを判定し、携帯機5の電池残量値が閾値以下と判定された場合には、閾値以下と判定された携帯機5のID情報を、電池残量値が異常な携帯機5を示す情報として不揮性メモリ13に記憶する。更に、携帯機5から受信した電池情報に基づいて、携帯機5の携帯側電池27が交換されたか否かを判定するとともに、携帯側電池27が交換されたと判定されるまでは、不揮性メモリ13に記憶された異常な携帯機5のID情報を保持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された車載装置(3)と前記車両の遠隔操作が可能な複数の携帯機(5)との間で通信が可能な電池管理システム(1)であって、
前記携帯機は、
前記携帯機自身の電池(27)の残容量の値又は当該残容量に対応した値を示す電池残量値を検知するように構成された残量検知部(43、S100)と、
前記残量検知部によって検知された前記電池残量値の情報を含む前記電池残量値の状態に関する電池情報と、前記電池残量値を検知した前記携帯機を特定するID情報とを、前記車載装置に送信するように構成された携帯送信部(41、S110)と、
を備え、
前記車載装置は、
前記携帯送信部から受信した前記電池情報に基づいて、前記電池残量値が所定の閾値以下である否かを判定するように構成された残量判定部(33、S230)と、
前記残量判定部によって、前記携帯機の前記電池残量値が前記閾値以下と判定された場合には、当該閾値以下と判定された前記携帯機の前記ID情報を、前記電池残量値が異常な前記携帯機を示す情報としてメモリ(13)に記憶するように構成されたID処理部(33、S240)と、
前記携帯送信部から受信した前記電池情報に基づいて、前記携帯機の前記電池が交換されたか否かを判定するとともに、前記携帯機の前記電池が交換されたと判定されるまでは、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯機の前記ID情報を保持するように構成された情報管理部(35、S250、S260)と、
を備えた、
電池管理システム。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電池管理システムであって、
前記情報管理部は、前記携帯機の前記電池が交換されたと判定された場合には、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯機の前記ID情報を消去するように構成された、
電池管理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の電池管理システムであって、
前記情報管理部は、前記電池情報に基づいて、今回の前記電池残量値が前回の前記電池残量値よりも所定値以上大きな値であるか否かを判定し、当該所定値以上の大きな値であると判定された場合には、前記携帯機の前記電池が交換されたとして、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯機の前記ID情報を消去するように構成された、
電池管理システム。
【請求項4】
請求項2に記載の電池管理システムであって、
前記情報管理部は、前記電池情報を受信するごとに、前記電池残量値が前記閾値を上回るか否かの判定を実施し、前記電池残量値が所定の複数回連続して前記閾値を上回ると判定された場合には、前記携帯機の前記電池が交換されたとして、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯機の前記ID情報を消去するように構成された、
電池管理システム。
【請求項5】
請求項1に記載の電池管理システムであって、
前記携帯機は、
前記電池から電力の供給を受けている場合に情報の保持が可能な揮発性メモリと、
前記電池残量値が所定の閾値以下である否かを判定するように構成された携帯残量判定部(43、S510)と、
前記携帯残量判定部によって、前記電池残量値が前記閾値以下と判定された場合には、
前記電池残量値の異常を示すフラグを前記揮発性メモリに記憶するように構成されたフラグ管理部(51、S520)と、
を備え、
前記携帯機の前記携帯送信部は、前記電池情報として、前記揮発性メモリに記憶された前記フラグの情報を、前記車載装置に送信するように構成され、
前記車載装置の前記情報管理部は、前記電池情報として、前記携帯送信部から前記フラグの情報を受信したか否かを判定し、前記携帯送信部から前記フラグの情報を受信しないと判定されるまでは、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯機の前記ID情報を保持するように構成された、
電池管理システム。
【請求項6】
請求項5に記載の電池管理システムであって、
前記情報管理部は、前記携帯送信部から前記フラグの情報を受信しないと判定された場合には、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯機の前記ID情報を消去するように構成された、
電池管理システム。
【請求項7】
車両に搭載された車載装置(3)と前記車両の遠隔操作が可能な複数の携帯機(5)との間で通信が可能な電池管理方法であって、
前記携帯機は、
前記携帯機自身の電池(27)の残容量の値又は当該残容量に対応した値を示す電池残量値を検知し、当該検知された前記電池残量値の情報を含む前記電池残量値の状態に関する電池情報と、前記電池残量値を検知した前記携帯機を特定するID情報とを、前記車載装置に送信し、
前記車載装置は、
前記携帯機から送信された前記電池情報に基づいて、前記電池残量値が所定の閾値以下である否かを判定し、当該携帯機の前記電池残量値が前記閾値以下と判定された場合には、当該閾値以下と判定された前記携帯機の前記ID情報を、前記電池残量値が異常な前記携帯機を示す情報としてメモリ(13)に記憶し、
更に、前記携帯機から受信した前記電池情報に基づいて、前記携帯機の前記電池が交換されたか否かを判定するとともに、前記携帯機の前記電池が交換されたと判定されるまでは、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯機の前記ID情報を保持する、
電池管理方法。
【請求項8】
請求項7に記載の電池管理方法であって、
前記携帯機の前記電池が交換されたと判定された場合には、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯機の前記ID情報を消去する、
電池管理方法。
【請求項9】
請求項8に記載の電池管理方法であって、
前記電池情報に基づいて、今回の前記電池残量値が前回の前記電池残量値よりも所定値以上大きな値か否かを判定し、当該所定値以上大きな値であると判定された場合には、前記携帯機の前記電池が交換されたとして、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯機の前記ID情報を消去する、
電池管理方法。
【請求項10】
請求項8に記載の電池管理方法であって、
前記電池情報を受信するごとに、前記電池残量値が前記閾値を上回るか否かの判定を実施し、前記電池残量値が所定の複数回連続して前記閾値を上回ると判定された場合には、前記携帯機の前記電池が交換されたとして、前記メモリに記憶された前記異常な前記携帯
機の前記ID情報を消去する、
電池管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載装置と車両の乗員の携帯機との間で無線通信を行って、携帯機の電池に関する処理を行う技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載された装置(即ち、車載装置)と車両の乗員が使用する携帯機(例えば、電子キー)との間で、無線によるID照合を行い、ID照合の結果に基づいて、車両のドアの施錠・解錠や、エンジンの始動などを行う技術が知られている。
【0003】
ところで、携帯機には電池が搭載されているが、電池の残容量が過度に低下すると(例えば、電池切れが発生すると)、携帯機を使用することができないので、近年では、携帯機の電池切れを防止するための技術が提案されている。
【0004】
例えば、下記特許文献1には、車載装置から携帯機に対して、携帯機の電池の残容量をチェックさせる信号を出力し、その結果、電池の残容量が所定の閾値以下となったことが検知されると、そのことを示す信号(即ち、電池切れ信号)とID番号とを車載装置に送信する技術が開示されている。
【0005】
この技術では、同じ車両に複数の携帯機が使用可能である場合に、各携帯機に対して、それぞれ電池切れ信号とID番号とを要求する。そのため、どの携帯機の電池の残容量が少ないかが分かるので、車載装置の表示器に電池の残容量が少ない携帯機を表示することにより、電池切れの警報を発することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-56230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、従来の技術について、下記のような課題が見出された。
携帯機の電池の残容量を示す値(例えば、電池の電圧等の測定値)は、温度、使用状況、経年劣化等によってぶれるため、電池の残容量をチェックするタイミングによっては、電池の残容量の測定値が前記閾値を跨いだり跨がなかったりして安定しないことがある。
【0008】
従って、同じ携帯機において、あるタイミングで電池切れの警報を発した場合でも、別のタイミングでは電池切れの警報を発しないことがある。そのため、同じ車両に使用する複数の携帯機がある場合には、適切なタイミングで電池の交換ができない可能性がある。
【0009】
例えば、電池切れの警報からある程度時間が経過した後に、携帯機の電池を交換しようとしても、電池の残容量のぶれによって前記測定値が正常値に戻っているときには、どの携帯機に電池切れの警報が発せられたかが分からなくなることがあった。つまり、携帯機が複数ある場合には、どの携帯機の電池を交換すべきかが分からないことがあった。
【0010】
本開示の一局面は、車載装置との通信を行う携帯機の電池の残容量に応じた適切な対応が可能な技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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