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公開番号2025054984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164252
出願日2023-09-27
発明の名称漏電検出装置および漏電検出方法
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01R 31/52 20200101AFI20250401BHJP(測定;試験)
要約【課題】コモン容量がある場合でも検出抵抗の両端電圧を計測する周期を短縮することができる漏電検出装置および漏電検出方法を提供する。
【解決手段】実施形態に係る漏電検出装置は、コントローラを備える。コントローラは、電池の正極側に接続される第1スイッチ、および、電池の負極側に接続される第2スイッチのうち、一方のスイッチをオンし、他方のスイッチをオフして電池と電池の絶縁抵抗と電圧計測のための検出抵抗とで直列接続回路を形成し、検出抵抗の電圧値に基づいて漏電の発生を検出する。コントローラは、コモン容量の放電が完了する周期よりも短い周期で、双方のスイッチの切り替えを行うとともに電圧値を計測し、当該電圧値に基づいて漏電の発生を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池の正極側に接続される第1スイッチ、および、前記電池の負極側に接続される第2スイッチのうち、一方のスイッチをオンし、他方のスイッチをオフして前記電池と前記電池の絶縁抵抗と電圧計測のための検出抵抗とで直列接続回路を形成し、前記検出抵抗の電圧値に基づいて漏電の発生を検出するコントローラを備え、
前記コントローラは、
コモン容量の放電が完了する周期よりも短い周期で、双方のスイッチの切り替えを行うとともに前記電圧値を計測し、当該電圧値に基づいて漏電の発生を検出する
漏電検出装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記電圧値の実測値が収束した後に、前記漏電の発生を検出する
請求項1に記載の漏電検出装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記双方のスイッチの切り替えを開始してから前記電圧値の実測値が収束する所定時間が経過した後に、前記漏電の発生を検出する
請求項1に記載の漏電検出装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記双方のスイッチの切り替え回数が、前記電圧値の実測値が収束する所定回数に達した後に、前記漏電の発生を検出する
請求項1に記載の漏電検出装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記電圧値の今回の計測値と前回の計測値との差が所定値以下になった後に、前記漏電の発生を検出する
請求項1に記載の漏電検出装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記電圧値と電圧閾値との比較結果に基づいて前記漏電の発生を検出する
請求項1に記載の漏電検出装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
第1の期間に、コモン容量の放電が完了する周期よりも短い周期で、双方のスイッチの切り替えを行うとともに前記電圧値を計測し、当該電圧値に基づいて漏電の発生を検出し、前記第1の期間とは異なる第2の期間に、コモン容量の放電が完了するのを待って計測する前記検出抵抗の電圧値に基づいて漏電の発生を検出する
請求項1に記載の漏電検出装置。
【請求項8】
電池の正極側に接続される第1スイッチ、および、前記電池の負極側に接続される第2スイッチのうち、一方のスイッチをオンし、他方のスイッチをオフして前記電池と前記電池の絶縁抵抗と電圧計測のための検出抵抗とで直列接続回路を形成し、前記検出抵抗の電圧値に基づいて漏電の発生を検出するコントローラが、
コモン容量の放電が完了する周期よりも短い周期で、双方のスイッチの切り替えを行うとともに前記電圧値を計測し、当該電圧値に基づいて漏電の発生を検出する
漏電検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、漏電検出装置および漏電検出方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電池の絶縁抵抗の低下による漏電の発生を検出する漏電検出装置がある。漏電検出装置は、電池の正極側に接続される第1スイッチと、負極側に接続される第2スイッチと、電圧計測のための検出抵抗と、検出抵抗の両端電圧に基づいて電池の絶縁抵抗の低下を検出する演算処理回路とを備える(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
漏電検出装置は、第1スイッチおよび第2スイッチのうち、一方のスイッチをオンし、他方のスイッチをオフして電池と電池の絶縁抵抗と検出抵抗とで直列接続回路を形成する。そして、漏電検出装置は、検出抵抗の両端電圧から算出する絶縁抵抗の値に基づいて漏電の発生を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-66090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば、電池と充電制御装置との間にコモン容量がある場合、従来の漏電検出装置では、コモン容量に溜まった電荷がすべて放電されて検出抵抗の両端電圧が安定するまで、検出抵抗の正確な両端電圧を計測できない。このため、従来の漏電検出装置は、検出抵抗の両端電圧を計測する周期を短縮することが困難であった。
【0006】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、コモン容量がある場合でも検出抵抗の両端電圧を計測する周期を短縮することができる漏電検出装置および漏電検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の一態様に係る漏電検出装置は、コントローラを備える。前記コントローラは、電池の正極側に接続される第1スイッチ、および、前記電池の負極側に接続される第2スイッチのうち、一方のスイッチをオンし、他方のスイッチをオフして前記電池と前記電池を収納するケースの絶縁抵抗と電圧計測のための検出抵抗とで直列接続回路を形成し、前記検出抵抗の電圧値に基づいて漏電の発生を検出する。前記コントローラは、コモン容量の放電が完了する周期よりも短い周期で、双方のスイッチの切り替えを行うとともに前記電圧値を計測し、当該電圧値に基づいて漏電の発生を検出する。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様に係る漏電検出装置および漏電検出方法は、コモン容量がある場合でも検出抵抗の両端電圧を計測する周期を短縮することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る漏電検出装置の構成例を示す説明図である。
図2は、実施形態に係る漏電検出装置の動作例を示す説明図である。
図3は、実施形態に係る漏電検出装置の動作例を示す説明図である。
図4は、実施形態に係るコモン容量による検出抵抗電圧への影響を示す説明図である。
図5は、実施形態に係る漏電検出装置1の状態の説明図である。
図6は、実施形態に係る漏電検出装置1の状態の説明図である。
図7は、実施形態に係る漏電検出装置1の状態の説明図である。
図8は、実施形態に係る漏電検出装置1の状態の説明図である。
図9Aは、実施形態に係るVGの推移を示す説明図である。
図9Bは、実施形態に係るVGの推移を示す説明図である。
図10は、実施形態に係るコントローラが実行する処理を示すフローチャートである。
図11は、実施形態に係るコントローラが実行する処理を示すフローチャートである。
図12は、実施形態の変形例に係る漏電判定方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、漏電検出装置および故障検出方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。実施形態に係る漏電検出装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車など、電気モータの駆動力を使用して走行する車両に搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

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