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公開番号2025058606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168643
出願日2023-09-28
発明の名称温調装置
出願人株式会社SOKEN,株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類B60H 1/22 20060101AFI20250402BHJP(車両一般)
要約【課題】構成機器の数量を減少可能な温調装置を提供すること。
【解決手段】
走行するための動力を出力する電駆動部23と、電駆動部に電力を供給する電池24と、冷媒が循環する冷凍サイクル10を含む車両用空調装置と、を有する車両に適用される温調装置は、電駆動部および電池と熱交換する熱媒体が循環する熱媒体回路21と、熱媒体回路に設けられ、電駆動部および電池で熱交換した熱媒体と冷媒とを熱交換させる熱交換部16と、電駆動部と、電池と、熱交換部とに接続されて熱媒体回路に設けられており、熱媒体回路を切り替える1つの回路切替部40と、を備える。回路切替部は、熱媒体回路を切り替えて、電駆動部で熱交換された熱媒体を電池に導く第1回路と、電駆動部で熱交換された熱媒体を熱交換部に導く第2回路と、電池で熱交換された熱媒体を電駆動部および熱交換部を迂回して電池へ戻す第3回路と、を形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
走行するための動力を出力する電駆動部(23)と、前記電駆動部に電力を供給する電池(24)と、冷媒が循環する冷凍サイクル(10)を含む車両用空調装置と、を有する車両に適用される温調装置であって、
前記電駆動部および前記電池と熱交換する熱媒体が循環する熱媒体回路(21)と、
前記熱媒体回路に設けられ、前記電駆動部および前記電池で熱交換した前記熱媒体と前記冷媒とを熱交換させる熱交換部(16)と、
前記電駆動部と、前記電池と、前記熱交換部とに接続されて前記熱媒体回路に設けられており、前記熱媒体回路を切り替える1つの回路切替部(40)と、を備え、
前記回路切替部は、前記熱媒体回路を切り替えて、前記電駆動部で熱交換された前記熱媒体を前記電池に導く第1回路と、前記電駆動部で熱交換された前記熱媒体を前記熱交換部に導く第2回路と、前記電池で熱交換された前記熱媒体を前記電駆動部および前記熱交換部を迂回して前記電池へ戻す第3回路と、を形成する温調装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記回路切替部は、前記熱媒体回路を切り替えて、前記電駆動部および前記電池で熱交換された前記熱媒体を前記熱交換部に導く第4回路を形成する請求項1に記載の温調装置。
【請求項3】
前記熱媒体回路において前記熱媒体を圧送する圧送部(25b、25c)を備え、
前記第1回路は、前記回路切替部と、前記圧送部と、前記熱媒体を形成する配管と、によって構成されている請求項1に記載の温調装置。
【請求項4】
前記熱媒体回路において前記熱媒体を圧送する圧送部(25a、25c)を備え、
前記第2回路は、前記回路切替部と、前記圧送部と、前記熱媒体を形成する配管と、によって構成されている請求項1に記載の温調装置。
【請求項5】
前記第3回路は、前記電池の内部に形成されている請求項1に記載の温調装置。
【請求項6】
前記回路切替部は、前記電池の内部に設けられており、
前記電池は、複数の電池セルを有する組電池群(24a)と、前記組電池群と前記熱媒体とを熱交換させる熱交換器(24b)と、前記回路切替部から流出する前記熱媒体を前記熱交換器に導く第1流路(24c)と、前記熱交換器から流出する前記熱媒体を前記回路切替部に導く第2流路(24d)と、有する請求項5に記載の温調装置。
【請求項7】
前記電池は、複数の電池セルを有する組電池群(24a)と、前記組電池群と前記熱媒体とを熱交換させる熱交換器(24b)と、前記回路切替部から流出する前記熱媒体を前記熱交換器に導く第1流路(24c)と、前記熱交換器から流出する前記熱媒体を前記回路切替部に導く第2流路(24d)と、前記第2流路を流れる前記熱媒体を、前記回路切替部を迂回して前記第1流路に導く電池バイパス流路(24e)と、前記電池バイパス流路に設けられ、前記熱媒体が前記電池バイパス流路を介して前記第2流路側から前記第1流路側に流れることを可能にするとともに、前記熱媒体が前記電池バイパス流路を介して前記第1流路側から前記第2流路側に流れることを禁止する逆止弁(24f)と、を有する請求項5に記載の温調装置。
【請求項8】
前記回路切替部は、前記第2回路を形成する際に前記第3回路を形成する請求項1ないし7のいずれか1つに記載の温調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、温調装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、熱媒体が流れる熱媒体回路と、モータと、モータに電力を供給するバッテリと、熱媒体から熱を奪うチラーと、熱媒体を冷却するラジエータと、熱媒体回路を切り替える複数の切替部を備える温調装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。熱媒体回路は、熱媒体がモータおよびチラーを通過する第1ループと、熱媒体がバッテリを循環する第2ループと、熱媒体がモータ、チラーおよびバッテリ通過する第3ループとを有する。また、熱媒体回路は、チラーを迂回させるバイパス流路およびラジエータを迂回させるバイパス流路を有する。温調装置は、複数のバルブによって、第1ループ、第2ループ、第3ループのうち、熱媒体が流れる熱媒体回路を切り替える。また、温調装置は、複数のバルブによって、熱媒体がチラーおよびラジエータを通過するか否かを切り替える。
【0003】
例えば、温調装置は、複数の切替部のうちの1つの切替部である第1切替部によって、熱媒体が第1ループおよび第2ループそれぞれを独立して流れる第1モードと、熱媒体が第3ループを流れる第2モードとに切り替える。また、温調装置は、複数の切替部のうちの1つの切替部である調整バルブによって、第2モードにおいて、チラーを迂回させるバイパス流路を開閉する。さらに、温調装置は、複数の切替部のうちの1つの切替部である第3切替部によって、第1モードおよび第2モードそれぞれにおいて、熱媒体がラジエータを通過するか否かを切り替える。
【0004】
このように、特許文献1に記載の温調装置は、熱媒体回路を切り替える回路切替部を3つ有する構成によって、熱媒体回路を切り替えて、各種構成機器へ熱媒体を導く構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2022/185561号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、温調装置は、熱媒体回路を切り替える回路切替部の数量が多いほど熱媒体回路が複雑になる。しかし、熱媒体回路の複雑化は、温調装置の筐体の大型化、熱媒体が熱媒体回路を流れる際の熱損失の増加などの要因となるため、好ましくない。
【0007】
本発明は上記点に鑑みて、回路切替部の数量を減少可能な温調装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1つの観点によれば、
走行するための動力を出力する電駆動部(23)と、電駆動部に電力を供給する電池(24)と、冷媒が循環する冷凍サイクル(10)を含む車両用空調装置と、を有する車両に適用される温調装置は、
電駆動部および電池と熱交換する熱媒体が循環する熱媒体回路(21)と、
熱媒体回路に設けられ、電駆動部および電池で熱交換した熱媒体と冷媒とを熱交換させる熱交換部(16)と、
電駆動部と、電池と、熱交換部とに接続されて熱媒体回路に設けられており、熱媒体回路を切り替える1つの回路切替部(40)と、を備え、
回路切替部は、熱媒体回路を切り替えて、電駆動部で熱交換された熱媒体を電池に導く第1回路と、電駆動部で熱交換された熱媒体を熱交換部に導く第2回路と、電池で熱交換された熱媒体を電駆動部および熱交換部を迂回して電池へ戻す第3回路と、を形成する。
【0009】
このように、単体の回路切替部によって、熱媒体回路を、第1回路と、第2回路と、第3回路と切り替える構成によれば、温調装置における回路切替部の数量を減少させることができる。このため、熱媒体が循環する熱媒体回路の構成を簡易にできる。
【0010】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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