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公開番号
2025031230
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137315
出願日
2023-08-25
発明の名称
車両構造
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
B60H
1/32 20060101AFI20250228BHJP(車両一般)
要約
【課題】冷房時の消費電力を低減させることができる電動車両の車両構造を提供する。
【解決手段】バッテリによって駆動する電動車両の車両構造であって、熱媒体を用いた冷房回路と、前記熱媒体を前記冷房回路と共用する暖房回路と、前記冷房回路と前記暖房回路とを制御する制御部とを備える車両構造。前記冷房回路は、外部コンデンサとファンとコンプレッサとエバポレータとを備える。前記暖房回路は、前記外部コンデンサと前記ファンと前記コンプレッサとを備える。前記制御部は、前記冷房回路が動作中で、かつ前記電動車両が減速したとき、前記エバポレータを過冷却状態させ、その後、前記電動車両が停止したとき、前記ファンを停止させた状態で前記暖房回路を動作させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリによって駆動する電動車両の車両構造であって、
熱媒体を用いたヒートポンプ式の冷房回路と、
前記熱媒体を前記冷房回路と共用するヒートポンプ式の暖房回路と、
前記冷房回路と前記暖房回路とを制御する制御部とを備え、
前記冷房回路は、外気と熱交換を行う外部コンデンサと、前記外部コンデンサに送風するファンと、前記熱媒体を圧縮するコンプレッサと、エバポレータとを備え、
前記暖房回路は、前記冷房回路と共用される前記外部コンデンサと前記ファンと前記コンプレッサとを備え、
前記制御部は、
前記冷房回路が動作中で、かつ前記電動車両が減速したとき、前記エバポレータを過冷却状態とし、
その後、前記電動車両が停止したとき、前記ファンを停止させた状態で前記暖房回路を動作させる、
車両構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリによって駆動する電気車両の車両構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電動車両における空調回路を開示する。その空調装置は、冷房回路と暖房回路とを備える。冷房回路は、外気と熱交換を行う外部コンデンサと、外部コンデンサに送風するファンと、熱媒体を圧縮するコンプレッサと、内気と熱交換を行うエバポレータとを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-93561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車両では、冷房回路はバッテリからの電力によってのみ駆動する。冷房回路がバッテリの電力を消費することで、電動車両の航続可能距離が短くなる。そのため、冷房時の消費電力を低減させることが望まれている。
【0005】
本発明の目的の一つは、冷房時の消費電力を低減させることができる電動車両の車両構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る車両構造は、
バッテリによって駆動する電動車両の車両構造であって、
熱媒体を用いたヒートポンプ式の冷房回路と、
前記熱媒体を前記冷房回路と共用するヒートポンプ式の暖房回路と、
前記冷房回路と前記暖房回路とを制御する制御部とを備え、
前記冷房回路は、外気と熱交換を行う外部コンデンサと、前記外部コンデンサに送風するファンと、前記熱媒体を圧縮するコンプレッサと、エバポレータとを備え、
前記暖房回路は、前記冷房回路と共用される前記外部コンデンサと前記ファンと前記コンプレッサとを備え、
前記制御部は、
前記冷房回路が動作中で、かつ前記電動車両が減速したとき、前記エバポレータを過冷却状態とし、
その後、前記電動車両が停止したとき、前記ファンを停止させた状態で前記暖房回路を動作させる。
【発明の効果】
【0007】
上記車両構造では、電動車両が減速したとき、エバポレータを過冷却状態とすることで、エバポレータに蓄冷することができる。また、電動車両が減速後に停車したときに、外部コンデンサに蓄冷することができる。エバポレータと外部コンデンサに蓄えられた低温を利用して、冷房回路を動作させるための負荷、例えばファンの駆動電力およびコンプレッサの駆動電力を低減できる。そのため、電動車両における冷房時の消費電力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に記載される車両構造の概略図であって、冷房回路を駆動した状態を説明する図である。
図2は、実施形態に記載される車両構造の概略図であって、暖房回路を駆動した状態を説明する図である。
図3は、実施形態に記載される車両構造によって冷房時の消費電力を低減させる手順を説明する第一のフローチャートである。
図4は、実施形態に記載される車両構造によって冷房時の消費電力を低減させる手順を説明する第二のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る車両構造の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。各図面が示す部材の大きさは、説明を明確にする目的で表現されており、必ずしも実際の寸法を表すものではない。なお、本発明は以下の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0010】
<実施形態1>
図1,2は、バッテリによって駆動する電動車両100の車両構造1の一例である。電動車両100には、BEV(Battery Electric Vehicle)、HEV(Hybrid Electric Vehicle)、およびFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle)が含まれる。FCEVは、水素から電気を発生させる燃料電池を搭載した水素自動車である。
(【0011】以降は省略されています)
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