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公開番号2024088121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203140
出願日2022-12-20
発明の名称鉄筋コンクリート柱
出願人個人
代理人個人
主分類E04C 5/06 20060101AFI20240625BHJP(建築物)
要約【課題】強度を有しつつも、軽量で、補強材の数量が少なく、容易に補強可能な鉄筋コンクリート柱。
【解決手段】互いに間隔を空けて並ぶ複数の長尺な棒状の主筋5を内部に備える鉄筋コンクリート柱であって、鉄筋コンクリート柱は長尺な棒状の補強材4である第一補強材41を備え、第一補強材41が鉄筋コンクリート柱の長尺方向101に対して斜めになるように、当該第一補強材の長尺方向の一端41aは複数の主筋5のうち任意の主筋5に固定され、他端41bは一端41aが固定される主筋5に対向する位置の主筋5に固定されることを特徴とする鉄筋コンクリート柱。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに間隔を空けて並ぶ複数の長尺な棒状の主筋を内部に備える鉄筋コンクリート柱であって、
鉄筋コンクリート柱は長尺な棒状の補強材である第一補強材を備え、
前記第一補強材が前記鉄筋コンクリート柱の長尺方向に対して斜めになるように、当該第一補強材の長尺方向の一端は複数の前記主筋のうち任意の前記主筋に固定され、他端は前記一端が固定される前記主筋に対向する位置の前記主筋に固定されることを特徴とする鉄筋コンクリート柱。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
二本の前記第一補強材がX字状になるように交差し、交差する前記第一補強材の夫々の一端及び他端が前記主筋に固定されることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート柱。
【請求項3】
鉄筋コンクリート柱は長尺な棒状の補強材である第二補強材を備え、
二本の前記第二補強材がX字状になるように交差し、且つ前記第二補強材が前記鉄筋コンクリート柱の長尺方向に対して斜めになるように、交差する前記第二補強材の夫々の長尺方向の一端は複数の前記主筋のうち交差する前記第一補強材の夫々の一端及び他端が固定される前記主筋とは異なる任意の前記主筋に固定され、他端は当該第二補強材の一端が固定される前記主筋に対向する位置の前記主筋に固定されることを特徴とする請求項2に記載の鉄筋コンクリート柱。
【請求項4】
複数の前記主筋は互いに間隔を空けて方形を成すように並べられ、
前記補強材が固定される前記主筋は複数の前記主筋が並んで成す方形の角に位置される前記主筋であることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の鉄筋コンクリート柱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物を支えるための鉄筋コンクリート造の柱であって、その内部に長尺な棒状の補強材を斜めに備えることで強度を向上させた鉄筋コンクリート柱に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されるように、フープ筋(帯筋)を外側フープ筋と内側フープ筋とで2重に配置することで強度を向上させた鉄筋コンクリート柱、鉄筋コンクリート柱の水平断面形状に対応する形状の帯状プレートを当該鉄筋コンクリート柱の内部に長手方向等間隔で配置することで強度を向上させた鉄筋コンクリート柱、及び、長手方向に延びる複数の板状張出部が水平断面において十字状をなして形成される補強コアを内部に配置することで強度を向上させた鉄筋コンクリート柱が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004―316367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載のフープ筋(帯筋)を外側フープ筋と内側フープ筋とで2重に配置することで強度を向上させた鉄筋コンクリート柱は、複数の外側フープ筋と内側フープ筋とを柱の内部に長手方向等間隔に配置し、外側フープ筋及び内側フープ筋と主筋とを互いに固定させる必要があるため、一般的な鉄筋コンクリート柱に比べてかなりの手間が掛かる。
【0005】
また、特許文献1に記載の鉄筋コンクリート柱の水平断面形状に対応する形状の帯状プレートを当該鉄筋コンクリート柱の内部に長手方向等間隔で配置することで強度を向上させた鉄筋コンクリート柱は、帯状プレートを柱の内部に長手方向等間隔で配置するために、型枠の内面に複数の帯状プレートを浮かした状態で配置しその位置に固定する作業が発生し手間が掛かる。さらに、複数の帯状プレートを備えることで柱の重量が重くなり、長尺な柱では安定性が悪くなる。
【0006】
また、特許文献1に記載の長手方向に延びる複数の板状張出部が水平断面において十字状をなして形成される補強コアを内部に配置することで強度を向上させた鉄筋コンクリート柱は、補強コアを柱の内部に配置するために、型枠の略中心に補強コアを浮かした状態で配置しその位置に固定する作業が発生し手間が掛かる。さらに、長手方向に延びる複数の板状張出部を有する補強コアを備えることで柱の重量が重くなり、長尺な柱では安定性が悪くなる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、容易に備えることができ、且つ軽量な補強材を備え、重量が重くならないように補強される鉄筋コンクリート柱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明に掛かる鉄筋コンクリート柱は、互いに間隔を空けて並ぶ複数の長尺な棒状の主筋を内部に備える鉄筋コンクリート柱であって、鉄筋コンクリート柱は長尺な棒状の補強材である第一補強材を備え、前記第一補強材が前記鉄筋コンクリート柱の長尺方向に対して斜めになるように、当該第一補強材の長尺方向の一端は複数の前記主筋のうち任意の前記主筋に固定され、他端は前記一端が固定される前記主筋に対向する位置の前記主筋に固定されることを特徴とする。
【0009】
さらに、二本の前記第一補強材がX字状になるように交差し、交差する前記第一補強材の夫々の一端及び他端が前記主筋に固定されることを特徴とする。
【0010】
さらに、鉄筋コンクリート柱は長尺な棒状の補強材である第二補強材を備え、二本の前記第二補強材がX字状になるように交差し、且つ前記第二補強材が前記鉄筋コンクリート柱の長尺方向に対して斜めになるように、交差する前記第二補強材の夫々の長尺方向の一端は複数の前記主筋のうち交差する前記第一補強材の夫々の一端及び他端が固定される前記主筋とは異なる任意の前記主筋に固定され、他端は当該第二補強材の一端が固定される前記主筋に対向する位置の前記主筋に固定されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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