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公開番号2024012011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022124384
出願日2022-07-15
発明の名称チェンソーの目立て用具
出願人個人
代理人
主分類B27B 17/14 20060101AFI20240118BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】 チェンソー本体を用いない目立て用具を提供することで、複数のソーチェンの目立てにおける作業効率を高めること。
【解決手段】 目立て用具の構造を、既存のガイドバー2に補助具10を合体装着して用いることを前提とし、前記補助具は、ベースとなる延長バー11と、ソーチェンを受けるスプロケット14と、回しハンドル17により構成されると共に、前記延長バーは、前記ガイドバーのスリット部3を軸にスライドする構造とした。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
本発明は、既存のガイドバー2に補助具10が合体装着することを前提とする目立て用具であって、前記補助具は、図1から図3に示すように、前記ガイドバーのスリット部3を軸にスライドする延長バー11をベースとし、概延長バーの後部側にはソーチェンを受けるスプロケット14と、概スプロケットと連動する回しハンドル17が軸棒15により装備される構造を為していることを特徴とする、チェンソーの目立て用具としたものである。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チェンソーの目立て作業に用いる目立て用具の構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
チェンソーの刃を構成するソーチェンは、木の伐採作業を行うほどに切れ味が落ちてしまうために何度も刃の研ぎが行われる。これは目立てと呼ばれ、丸やすりや平やすりなどを用いて数十個連結するソーチェンの全ての刃を順に送りながら研ぐ工程である。目立ての技法についてはスチールやオレゴンなどのソーチェンメーカーのマニュアルにより公知されている。そのポイントは、目立て時にはソーチェンの刃を固定することにあり、その手段として、ソーチェンを強めに張ることと、刃を送る度にチェンソーのストッパーを利かす操作が推奨される。これは、やすりで押されたソーチェンの刃がブレたり、上下に傾いたりする動きを阻止するための重要な対策である。
【0003】
しかしながら、例えば山林関係などの伐採現場では、その場で目立てを行うより交換の方が効率が良い場合が多々あり、目立ては後でまとめて行うことになる。この場合、本数が多いほどチェンソー本体から一々ソーチェンを付け替える手間が掛かり過ぎる。何故なら、ソーチェンの交換は本体カバーの着脱、ガイドバーの着脱、張りの調整など、非常に手間の掛かる工程となるからである。つまり、チェンソー本体を用いない目立てならばこの問題は生じないのであるが、今度はチェンソー本体がなければソーチェンを強く張ることも、ストッパーを操作することも出来ないため、ソーチェンの刃がブレたり、上下に傾いたりする問題を阻止するには新たな対策が必要になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の事情を鑑みて為されたものである。すなわち、チェンソー本体を用いない目立てを行うための手段であって、目立て時にソーチェンの刃がブレたり、上下に傾いたりする問題の生じない目立て用具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
既存のガイドバー2に補助具10を合体装着することを前提とする目立て用具であって、前記補助具は、図1から図3に示すように、前記ガイドバーのスリット部3を軸にスライドする延長バー11をベースとし、概延長バーの後部側にはソーチェンを受けるスプロケット14と、概スプロケットと連動する回しハンドル17が軸棒15により装備される構造とした。
【発明の効果】
【0006】
本発明の第一の効果は、本目立て用具は本体側に既存のガイドバーを用いる点にある。その意味は、ガイドバーは傷みの生じる消耗品のため、多くのユーザーにとり不要となったガイドバーの再利用で済むことになり、補助具の追加で新たな目立て用具となり経済的となる。第二の効果は、チェンソーの本体を用いない目立ては、面倒な交換手間がない分作業は効率的となる。それは、ソーチェンの交換は、カバー外しから始まり、ガイドバーの着脱や張り調整も伴う手間の掛かる工程となるからである。第三の効果は、回しハンドルの操作でソーチェンを周回させる新構造にある。つまり、ソーチェンを強く張ると指で送ることが出来なくなるが、回しハンドルならば余裕で送ることが可能となる。これはストッパーの代用として機能するものであり、ソーチェンのブレは勿論、最も厄介な刃が上下に傾く問題も一気に解消される。第四の効果は、補助具は独立構造であるから、樹脂一体型の安価なオリジナルガイドバーに用いるのは勿論、逆にプロ仕様の重厚な土台一体構造のガイドバーに用いるなど、さまざまな目立て用具への応用が利くことにある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
補助具の平面図である。
補助具の正面図である。
補助具の背面図である。
別例の延長バーの正面図である。
スプロケットの平面図である。
目立て用具の使用状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の目立て用具1を各図例を参照して説明するが、用いる部材は金属でも樹脂でも可能で何れを用いても構わない。また、記載する構造は一例であって、同様の機能を得るものであれば多少の相違は構わない。
【0009】
図5に示すように、本目立て用具はガイドバー2を本体として用い、この後部側に設けられるスリット部3に補助具10が合体装着して用いることが前提となる。そして、万力(ガイドバーホルダーを含む)に設置して使用するが、万力の場合は一度に5本程度セット出来るために作業効率は桁違いに優れる。また、補助具は延長バー11、固定具13、スプロケット14、軸棒15、回しハンドル17によって構成され、全てのガイドバーに共有設置が出来る。
【0010】
本体には既存のガイドバーを用いるが、古いガイドバーを持たない方にも多くの交換用ガイドバーが市販されるために問題はない。当然、オリジナルのガイドバーを用いても良く、その場合、ソーチェン19を周回させる機能があれば済むため、安価な樹脂板の一体成形品でも十分であるし、逆に重厚な土台一体型のプロ仕様の構造としても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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