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公開番号2023173259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-07
出願番号2022085389
出願日2022-05-25
発明の名称化粧板
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B27M 3/00 20060101AFI20231130BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】視認しやすい溝を有する化粧板を提供すること。
【解決手段】化粧板1は、基板4と、基板4の表面4aに接着された化粧シート5と、を備える化粧板1であって、基板4は、基板本体40と、表面側ほど幅が広い断面視略台形状の溝6を形成する溝形成部600と、を備え、溝形成部600は、溝6の底部61を形成し、且つ、厚みが基板本体40よりも薄い板状の底部形成部610と、溝6の側壁部62を形成する略三角柱状であり、且つ、溝6の側壁面62aを形成する第1側面621に対して、溝6の開口縁を形成する第1側辺623を介して隣接する第2側面622が基板本体40の側面40aに接着された側壁部形成部620と、を備え、化粧シート5は、基板本体40の表面、側壁部形成部620の第1側面621及び底部形成部610の表面に跨って連続して配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、前記基板の表面に接着された化粧シートと、を備える化粧板であって、
前記基板は、
基板本体と、
表面側ほど幅が広い断面視略台形状の溝を形成する溝形成部と、を備え、
前記溝形成部は、
前記溝の底部を形成し、且つ、厚みが前記基板本体よりも薄い板状の底部形成部と、
前記溝の側壁部を形成する略三角柱状であり、且つ、前記溝の側壁面に位置する第1側面に対して、前記溝の開口縁を形成する第1側辺を介して隣接する第2側面が前記基板本体の側面に接着された側壁部形成部と、を備え、
前記化粧シートは、前記基板本体の表面、前記側壁部形成部の前記第1側面及び前記底部形成部の表面に跨って連続して配置されている、化粧板。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記側壁部形成部の前記第2側面と前記基板本体の側面とを接着する接着層は、裏面側ほど前記溝から離隔する方向に傾斜している、請求項1に記載の化粧板。
【請求項3】
前記側壁部形成部の第2側辺は、前記底部形成部と接続される接続辺を形成するとともに前記溝の底面の縁を形成している、請求項1又は2に記載の化粧板。
【請求項4】
請求項1に記載の化粧板の製造方法であって、
前記基板の前駆体を配置する前駆体配置工程を備え、
前記前駆体は、
前記溝を形成する位置に配置される略台形の溝形成凹部と、断面視で前記溝形成凹部の幅方向の一方及び他方に配置され、前記前駆体の表面側から下方に向かって拡がる二辺を有する略三角形状の接着層形成凹部と、を有し、
前記溝形成凹部は、前記前駆体の前記表面側に配置される上底部と、前記上底部から下方に傾斜して延びる側縁部と、を有し、
前記上底部を、前記前駆体の裏面側へ移動させる移動工程と、
前記移動工程の間に、前記接着層形成凹部の前記二辺が互いに近づくように移動して接着され、接着層を形成する接着層形成工程と、を含み、
前記移動工程により、前記溝形成凹部が前記溝を形成する、化粧板の製造方法。
【請求項5】
前記前駆体は、前記溝形成凹部の断面視における幅方向の両端が上方へ突出する突出部を有し、
前記突出部は、前記移動工程の後、前記溝の底面の縁を形成する、請求項4に記載の化粧板の製造方法。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の化粧板を有し、建物の開口部を開閉する戸体。
【請求項7】
前記化粧板の裏面側に配置される板状の支持部材を備え、
前記溝の前記底部は、前記支持部材に直接支持される、請求項6に記載の戸体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、化粧板に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、化粧板の基板に裏面側から切削溝を形成し、基板の表面側から押圧することで切削溝を閉じるように接着させて基板に溝を形成した化粧板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-293364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
溝の面積が小さかったり、浅かったりすると、溝が化粧板の表面側から視認しにくい。このため、視認しやすく、溝が意匠性に寄与しやすい化粧板が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、基板と、前記基板の表面に接着された化粧シートと、を備える化粧板であって、前記基板は、基板本体と、表面側ほど幅が広い断面視略台形状の溝を形成する溝形成部と、を備え、前記溝形成部は、前記溝の底部を形成し、且つ、厚みが前記基板本体よりも薄い板状の底部形成部と、前記溝の側壁部を形成する略三角柱状であり、且つ、前記溝の側壁面を形成する第1側面に対して、前記溝の開口縁を形成する第1側辺を介して隣接する第2側面が前記基板本体の側面に接着された側壁部形成部と、を備え、前記化粧シートは、前記基板本体の表面、前記側壁部形成部の前記第1側面及び前記底部形成部の表面に跨って連続して配置されている、化粧板に関する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態の戸体の正面図である。
本実施形態の戸体の化粧板を除いた正面図である。
本実施形態の戸体の部分平面図である。
本実施形態の化粧板の断面図である。
本実施形態の化粧板の溝を形成前の前駆体を示す図である。
本実施形態の化粧板の溝を形成途中の前駆体を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、戸体10は、建物の開口部100に配置され、開口部100を開閉する開き戸である。
【0008】
戸体10は、板状の部材である。戸体10は、略長方形の形状を有し、戸体10の表面及び裏面に配置される化粧板1と、化粧板1の間に配置される枠体2及び支持部材としてのハニカム材3と、を有する(図2参照)。戸体10は、化粧板1に設けられた溝6により、平坦な面にデザインが施されている。
【0009】
枠体2は、図2に示すように、化粧板1の裏側に、戸体10の外縁に沿って配置される方形の枠である。枠体2は、上枠21と、下枠22と、一対の縦枠23と、を有し、これらが四角に枠組みされて構成される。上枠21は、枠体2の上部で正面視左右方向に延びる。下枠22は、枠体2の下部で正面視左右方向に延びる。縦枠23は、上枠21及び下枠22の左右方向の端部を接続し、上下方向に沿って延びる。
【0010】
ハニカム材3は、戸体10を補強する部材である。図3に示すように、ハニカム材3は、戸体10の表側に配置される化粧板1と裏側に配置される化粧板1との間で、それぞれの化粧板1の裏面側に配置されている。ハニカム材3は、厚手のボール紙を亀の子や平行四辺形等に組んで構成され、セルと呼ばれる同一の立体形状を複数有する剛性の高い補強材である。
(【0011】以降は省略されています)

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