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公開番号2024036759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2022141211
出願日2022-09-06
発明の名称卓上切断機
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B27B 5/29 20060101AFI20240311BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】卓上切断機において、ターンテーブル上に載置した被切断材の載置姿勢を安定化するための延長テーブルの軽量化を図るとともに、被切断材の安定化機能をより高める。
【解決手段】ベース2の台座部3に可動載置部50を設ける。可動載置部50は、回転基端部50aから後方に延びる後方姿勢と、側方に延びる側方姿勢の間を移動可能である。回転基端部50aは、位置決めフェンス6から刃具11の面方向の手前側の前端部3fまでの距離Lの半分よりも台座部3の手前側の領域Eに位置する。回転式の可動載置部50により従来のスライド式の延長テーブルに比して軽量化が図られる。後方姿勢で格納されることから可動載置部50の大形化により被切断材の載置姿勢の安定化が図られる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
卓上切断機であって、
ベースと、
前記ベースに回転可能に支持されて被切断材が載置されるターンテーブルと、
前記ターンテーブルに上下に揺動可能に支持され、かつ円盤形の刃具を備える切断機本体と、
前記ターンテーブルの側方において前記ベースから上方に突出する台座部と、
前記台座部に回転可能に支持される回転基端部を備え、前記ターンテーブルと協働して前記被切断材を支持する可動載置部を有し、
前記可動載置部は、前記回転基端部から前記刃具の面方向に延びる後方姿勢と、前記回転基端部から前記刃具の面方向に交差する側方に延びる側方姿勢の間を移動可能である卓上切断機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の卓上切断機であって、
前記ターンテーブルから起立して前記被切断材の端面が当接される位置決めフェンスを有し、
前記可動載置部の前記回転基端部は、前記位置決めフェンスから前記台座部の前記刃具の面方向の手前側の端部までの距離の半分よりも前記台座部の前記手前側の領域に位置する卓上切断機。
【請求項3】
請求項2に記載の卓上切断機であって、
前記可動載置部の前記回転基端部は、前記台座部の前記手前側の端部近傍に位置する卓上切断機。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1つに記載の卓上切断機であって、
前記ターンテーブルから起立して前記被切断材の端面が当接される位置決めフェンスを有し、
前記可動載置部の前記回転基端部は、前記位置決めフェンスよりも前記刃具の面方向の手前側に位置し、
前記可動載置部は、前記後方姿勢において前記位置決めフェンスと交差し、前記側方姿勢において前記位置決め面と交差しない卓上切断機。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記可動載置部の回転先端部に接地用の支持脚が設けられた卓上切断機。
【請求項6】
請求項5に記載の卓上切断機であって、
前記支持脚はねじの締め込み量により高さを調整可能である卓上切断機。
【請求項7】
請求項1~6の何れか1つに記載の卓上切断機であって、
前記台座部には、前記後方姿勢の前記可動載置部と係合する突出部が設けられた卓上切断機。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1つに記載の卓上切断機であって、
前記ターンテーブルに回転可能に支持される回転基端部を備え、前記ターンテーブルと協働して前記被切断材を支持する補助載置部を有し、前記補助載置部の前記回転基端部が前記可動載置部の前記回転基端部よりも前方に位置する卓上切断機。
【請求項9】
請求項8に記載の卓上切断機であって、
前記補助載置部の前記回転基端部は、前記ターンテーブルを最大角度に回転させた状態において、前記可動載置部の前記回転基端部よりも前方に位置する卓上切断機。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の卓上切断機であって、
前記可動載置部と前記補助載置部は、それぞれ回転させて相互に当接可能な位置関係を有する卓上切断機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば木材等の被切断材の切断加工に用いられる卓上切断機に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
卓上切断機は、卓上や床上等に載置されるベースと、被切断材を載置するためのターンテーブルと、ターンテーブルの上方に設けられて刃具を具備する切断機本体を有する。電動モータを駆動源として回転する刃具を、ターンテーブルに載置した被切断材に切り込ませて切断加工がなされる。従来、ターンテーブルからはみ出る大型の被切断材の載置姿勢を安定化するための工夫がなされている。
【0003】
特許文献1には、ベースの前部に延長テーブルを水平方向に回転可能に設けることが記載されている。延長テーブルを前方に延在させて被切断材をターンテーブルからはみ出る位置で受けて載置姿勢を安定化できる。特許文献2には、切断材を面方向に位置決めするフェンスの位置決め面の近傍に設けた回転軸を介して延長テーブルを水平方向に回転可能に設けることが記載されている。また、特許文献2には、ベースの側部から側方へ大きく張り出す延長テーブルを設けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-241803号公報
米国特許第10702933号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された延長テーブルによれば、左右方向への可動域が少ないため左右方向に長い被切断材を載置する場合には、別途ホルダ金具等を用意する必要があり、適用可能な被切断材に限界があった。特許文献2の前者の延長テーブルによれば、側方へ回転させた状態では前方領域で被切断材を受けることが困難になる問題があった。特許文献2の後者の延長テーブルによれば、鋼製部品が多いため重量が嵩む問題があった。本開示では、延長テーブルの軽量化を図るとともに、より広範な大きさの被切断材に適用できる延長テーブルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの局面によると、卓上切断機は、例えばベースと、ベースに回転可能に支持されて被切断材が載置されるターンテーブルと、ターンテーブルに上下に揺動可能に支持され、かつ円盤形の刃具を備える切断機本体を有する。卓上切断機は、例えばターンテーブルの側方においてベースから上方に突出する台座部と、台座部に回転可能に支持される回転基端部を備え、ターンテーブルと協働して被切断材を支持する可動載置部を有する。可動載置部は、例えば回転基端部から刃具の面方向に延びる後方姿勢と、回転基端部から刃具の面方向に交差する側方に延びる側方姿勢の間を移動可能である。
【0007】
従って、延長テーブルとしての可動載置部が回転式であることでその軽量化が図られるとともに、可動載置部が後方姿勢と側方姿勢に移動することでより広範な大きさの被切断材を支持できる。本開示では、いわゆる直角切り加工の場合における刃具の面方向を基準として後方姿勢と側方姿勢が規定される。従って、直角切り加工の場合における刃具の面方向は、例えば位置決めフェンスの位置決め面に直交する方向に相当する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例に係る卓上切断機の斜視図である。本図は、可動載置部が後方姿勢に位置する状態を示している。
第1実施例に係る卓上切断機の斜視図である。本図は、可動載置部が側方姿勢に位置する状態を示している。
第1実施例に係る卓上切断機の平面図である。本図はターンテーブルが直角切り位置に位置する状態を示している。
第1実施例に係る卓上切断機の平面図である。本図は、ターンテーブルが左側へ45°回転した斜め切り位置に位置する状態を示している。
図3中V-V線断面矢視図であって、可動載置部の縦断面図である。
台座部に対する組み付け前の可動載置部の縦断面図である。
支軸に対する第1、第2リング部材の組み付け状態を示す側面図である。
図5中VIII-VIII線断面矢視図であって、可動載置部の縦断面図である。
第2実施例に係る卓上切断機の斜視図である。本図は、可動載置部が後方姿勢に位置する状態を示している。
第2実施例に係る卓上切断機の斜視図である。本図は、可動載置部が側方姿勢に位置する状態を示している。
第2実施例に係る卓上切断機の平面図である。本図はターンテーブルが直角切り位置に位置する状態を示している。
第3実施例に係る卓上切断機の斜視図である。本図は可動載置部と補助載置部がともに側方姿勢に位置する状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えば卓上切断機は、ターンテーブルから起立して被切断材の端面が当接される位置決めフェンスを有する。例えば可動載置部の回転基端部は、位置決めフェンスから台座部の刃具の面方向の手前側の端部までの距離の半分よりも台座部の手前側の領域に位置する。
【0010】
従って、位置決めフェンスの手前側において可動載置部が側方姿勢に位置することで被切断材が可動載置部に載置される。これにより刃具の面方向に交差する方向の側方に大きく延在される被切断材の安定化が図られる。
(【0011】以降は省略されています)

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