TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024157379
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071709
出願日
2023-04-25
発明の名称
樹脂添加材用低ヘミセルロース竹粉末の製造方法
出願人
株式会社タケックス・ラボ
代理人
個人
,
個人
主分類
B27N
1/00 20060101AFI20241030BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】竹粉末に含まれるヘミセルロース含有量を低下させることにより樹脂成形体の強度の長期的な維持が期待できる、樹脂添加材(フィラー)として適した樹脂添加材用低ヘミセルロース竹粉末の製造方法を提供する。
【解決手段】竹材を粉砕して2.0mmの目開きの篩を通過可能な竹粉末を生成する粉末化工程と、前記竹材由来の常在菌により前記竹粉末を好気発酵させる発酵工程と、前記竹粉末の乾燥重量におけるヘミセルロース含量が12重量%以下の状態で乾燥処理に供して前記好気発酵を停止させる発酵停止工程と、を有することとした。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
竹材を粉砕して2.0mmの目開きの篩を通過可能な竹粉末を生成する粉末化工程と、
前記竹材由来の常在菌により前記竹粉末を好気発酵させる発酵工程と、
前記竹粉末のヘミセルロース含量が前記好気発酵前に比して乾燥重量で30重量%以上減少した状態で乾燥処理に供して前記好気発酵を停止させる発酵停止工程と、
を有することを特徴とする樹脂添加材用低ヘミセルロース竹粉末の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂添加材用低ヘミセルロース竹粉末の製造方法に関する。
続きを表示(約 960 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、樹脂成形体の強度を向上させるために、樹脂添加材(フィラー)が用いられている。
【0003】
特に近年は、環境負荷低減の観点から植物系材料がフィラーとして注目されており、脱プラスチック推進を背景に木粉や竹粉を樹脂に添加して成型した木材・プラスチック複合材(Wood-plastic composites; WPC)は、今後益々需要が高まることが予想される(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、これら植物系材料の中でも竹は成長が早く、工業材料として安定供給が行われる観点からもフィラーの原料として適していると言える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-022453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、竹の繊維分は竹粉を添加した樹脂成形体の強度向上に貢献するものであり、セルロースやリグニン、ヘミセルロースが主な構成成分である。
【0007】
しかし、これら構成成分のうちヘミセルロースは、樹脂成形体の長期的な強度維持の観点において、悪影響を及ぼす場合がある。
【0008】
すなわち、ヘミセルロースは190℃程度の比較的低温で分解し有機酸が生成されるのであるが、例えば樹脂成形時に190℃程度に加熱されるとフィラーとして添加された竹粉のヘミセルロースから有機酸が生成し、これが樹脂成形体の劣化を早め強度低下を招くのである。
【0009】
勿論、竹粉末を予め加熱しておきヘミセルロースを分解したならば、このような加熱処理済の低ヘミセルロース竹粉末をフィラーとして使用することで、樹脂成形時の加熱によって生じる有機酸の量を減らすことができ、樹脂成形体の長期的な強度低下の問題を回避することができる。
【0010】
しかし、このような事前加熱を行うためには、加熱槽やボイラーなど大がかりな設備や燃油が必要であり、これらに要する経費は結果的に低ヘミセルロース竹粉末の製造コスト上昇を招くこととなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
薪割り台
1か月前
個人
わら縄針金造形木
2か月前
個人
チェンソーの目立て用具
11か月前
個人
爪楊枝およびその製造方法
10か月前
株式会社日本設計
耐火木材
2か月前
個人
輪切り板材の加工方法
9か月前
株式会社日本設計
耐火木材
3か月前
株式会社大和工務店
構面構造
6か月前
アイカ工業株式会社
化粧板の製造方法
3か月前
恒成株式会社
木製荷受台製造装置
7か月前
株式会社ノダ
木削薄片板および床材
2か月前
工機ホールディングス株式会社
切断機
10か月前
舛元木工株式会社
フレーム材の端部処理方法
1か月前
宮川工機株式会社
プレカット加工装置
24日前
工機ホールディングス株式会社
作業機
3か月前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
1か月前
株式会社カスタム・クール・センター
ヤスリ工具
8か月前
太田ベニヤ株式会社
木型用合板の製造方法
11か月前
旭興進株式会社
人工木材及びその製造方法
2か月前
三商株式会社
難燃処理木質建材及びその製造方法
11か月前
株式会社ノダ
不燃繊維板およびその製造方法
4か月前
マックス株式会社
リフィル
24日前
個人
入隅部用補強具
9か月前
広平凱王圧密科技有限公司
圧密木強制焼入れ装置
3か月前
ホクシン株式会社
中質繊維板の製造装置および製造方法
9か月前
三菱鉛筆株式会社
再生自然素材
10か月前
株式会社トーアエンジニアリング
プレカット加工方法
3か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
9か月前
広平凱王圧密科技有限公司
高周波に基づく定尺圧密板
3か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
5か月前
デンカ株式会社
敷板
3か月前
マックス株式会社
ステープラ
6か月前
株式会社マキタ
テーブルソー
3か月前
株式会社マキタ
テーブルソー
3か月前
マックス株式会社
ステープラ
24日前
株式会社マキタ
携帯用切断機
6か月前
続きを見る
他の特許を見る