TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024031329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134821
出願日2022-08-26
発明の名称射出成型用ペレット製造方法
出願人株式会社セキソー
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類B27N 3/04 20060101AFI20240229BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】 形状が画一化されたペレットを比較的簡単に得ることができる射出成型用ペレット製造方法を提供する。
【解決手段】 射出成型用ペレット製造方法は、セルロース繊維材及び澱粉系結合材の混合材に所定量の水を加え加熱しながら混錬することによりペースト状の材料を製造する準備工程と、表面に複数の凹部が設けられたプレートの前記表面に前記材料を載置し、ヘラを前記プレートの表面に沿って走査して、前記材料を前記複数の凹部に充填する成形工程と、前記複数の凹部に充填されて成形されたペレットを前記凹部から取り出す取り出し工程と、を含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
セルロース繊維材及び澱粉系結合材の混合材に所定量の水を加え加熱しながら混錬することによりペースト状の材料を製造する準備工程と、
表面に複数の凹部が設けられたプレートの前記表面に前記材料を載置し、ヘラを前記プレートの表面に沿って走査して、前記材料を前記複数の凹部に充填する成形工程と、
前記複数の凹部に充填されて成形されたペレットを前記凹部から取り出す取り出し工程と、
を含む、射出成型用ペレット製造方法。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載の射出成型用終ペレット製造方法において、
前記取り出し工程は、前記複数の凹部から取り出した材料を乾燥させる乾燥工程を含む、射出成型用ペレット製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の射出成型用ペレット製造方法において、
前記プレートは、複数の貫通孔を有する第1プレートと、平板状の第2プレートとを含み、
前記成形工程は、前記前記第2プレートの上面に前記第1プレートを重ね合わせることにより、前記貫通孔の下端を塞いだ状態で前記材料を前記貫通孔の上端から充填する工程を含み、
前記取り出し工程は、前記第2プレートを取り除き、前記第1プレートの貫通孔から前記ペレットを落下させる工程を含む、射出成型用ペレット製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の射出成型用ペレット製造方法において、
前記ペースト状材料は、水を75重量%乃至85重量%含む、射出成型用ペレット製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載の射出成型用ペレット製造方法において、
前記混合材は、前記セルロース繊維材を1重量%乃至60重量%含む、射出成型用ペレット製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、射出成型用ペレットの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
射出成型用ペレットの製造方法(以下、「従来方法」と称呼する。)が提案されている(例えば、下記特許文献1を参照)。従来方法は、攪拌工程、押出工程及び裁断工程を含む。混錬工程は、セルロース繊維材料と澱粉系結合剤との混合物に水を加えて攪拌して粒状材を製造する工程である。押出工程は、前記粒状材をダイスから押し出す工程である。裁断工程は、ダイスから押し出された材料(ストランド)の長さが所定長に達するごとに、その末端部(ダイス側の端部)を、カッター(ペレタイザー)を用いて切断する工程である。上記の工程を経て製造されたペレットは、ホッパーに投入され、当該ホッパーから射出成型機へ投入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007―268750号公報
【発明の概要】
【0004】
(発明が解決しようとする課題)
従来方法の押出工程において、材料をダイスから押し出しているが、澱粉系結合剤を含む材料は比較的粘着性が高く、このような材料をダイスから押し出し難い。また、従来方法の裁断工程において材料の末端部(ダイス側の端部)を、カッター(薄い金属板など)を用いて切断している。そのため、当該切断部(つまり、ペレットの端部)の断面が他の部分に比べて歪んでいて、各ペレットの形状差(ばらつき)が大きい。そのため、ホッパーから射出成型機へのペレットの投入に支障をきたす虞がある。
【0005】
本発明は上記課題に対処するためになされたもので、形状が画一化されたペレットを比較的簡単に得ることができる射出成型用ペレット製造方法を提供することにある。
【0006】
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明に係る射出成型用ペレット製造方法は、セルロース繊維材及び澱粉系結合材の混合材に所定量の水を加え加熱しながら混錬することによりペースト状の材料を製造する準備工程と、表面に複数の凹部が設けられたプレートの前記表面に前記材料を載置し、ヘラを前記プレートの表面に沿って走査して、前記材料を前記複数の凹部に充填する成形工程と、前記複数の凹部に充填されて成形されたペレットを前記凹部から取り出す取り出し工程と、を含む。
【0007】
本発明の一態様に係る射出成型用終ペレット製造方法において、前記取り出し工程は、前記複数の凹部から取り出した材料を乾燥させる乾燥工程を含む。
【0008】
また、本発明の他の態様に係る射出成型用ペレット製造方法において、前記プレートは、複数の貫通孔を有する第1プレートと、平板状の第2プレートとを含み、前記成形工程は、前記前記第2プレートの上面に前記第1プレートを重ね合わせることにより、前記貫通孔の下端を塞いだ状態で前記材料を前記貫通孔の上端から充填する工程を含み、前記取り出し工程は、前記第2プレートを取り除き、前記第1プレートの貫通孔から前記ペレットを落下させる工程を含む。
【0009】
また、本発明の他の態様に係る射出成型用ペレット製造方法において、前記ペースト状材料は、水を75重量%乃至85重量%含む。
【0010】
また、本発明の他の態様に係る射出成型用ペレット製造方法において、前記混合材は、前記セルロース繊維材を1重量%乃至60重量%含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

NKE株式会社
工具
11か月前
個人
チェンソーの目立て用具
5か月前
個人
爪楊枝およびその製造方法
4か月前
個人
輪切り板材の加工方法
3か月前
株式会社大和工務店
構面構造
1日前
大成建設株式会社
木質積層材
10か月前
恒成株式会社
木製荷受台製造装置
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
7か月前
株式会社マルホン
不燃木材の製造方法
8か月前
工機ホールディングス株式会社
切断機
4か月前
太田ベニヤ株式会社
木型用合板の製造方法
5か月前
三商株式会社
難燃処理木質建材及びその製造方法
4か月前
株式会社カスタム・クール・センター
ヤスリ工具
2か月前
工機ホールディングス株式会社
丸鋸
12か月前
株式会社ノダ
木削薄片板およびその製造方法
10か月前
株式会社LIXIL
化粧板
7か月前
個人
入隅部用補強具
3か月前
株式会社アルミス
薪割り装置
11か月前
ホクシン株式会社
中質繊維板の製造装置および製造方法
3か月前
大建工業株式会社
木質ボード
7か月前
三菱鉛筆株式会社
再生自然素材
4か月前
株式会社ノダ
化粧板の製造方法
6か月前
大建工業株式会社
木質ボード
7か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
6か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
11か月前
株式会社マキタ
切断工具
6か月前
高原木材株式会社
木毛及び木毛を利用した製品
12か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
3か月前
DLT株式会社
加工装置
4か月前
トキハ産業株式会社
天板用スクレーパー
7か月前
株式会社マキタ
携帯用切断機
25日前
株式会社名南製作所
単板の脱水装置および単板の脱水方法
6か月前
株式会社愛和ライト
改質木材の製造方法
3か月前
香河凱王圧密木科技有限公司
定尺圧密木の自動化生産ライン
1日前
株式会社太平製作所
ベニヤ単板搬送姿勢矯正装置
1か月前
大建工業株式会社
突板化粧材
5か月前
続きを見る