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公開番号2024070382
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180837
出願日2022-11-11
発明の名称表面シート付き繊維ボード製造装置、及び、表面シート付き繊維ボード製造方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B27N 3/04 20060101AFI20240516BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】装置が大規模になるおそれがある。
【解決手段】表面シート付き繊維ボード製造装置は、繊維と、熱溶融性を有する第1樹脂成分と、を堆積し、第1繊維構造体を成形する堆積部と、第1繊維構造体を加熱加圧して熱融着させ、第2繊維構造体を成形する第1熱融着部と、第2繊維構造体に、熱溶融性を有する第2樹脂成分を含む表面シートを加熱加圧して熱融着させ、表面シート付き繊維ボードを成形する第2熱融着部と、を備え、第2熱融着部における加熱温度は、第1樹脂成分、及び、第2樹脂成分が溶融する温度である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
繊維と、熱溶融性を有する第1樹脂成分と、を堆積し、第1繊維構造体を成形する堆積部と、
前記第1繊維構造体を加熱加圧して熱融着させ、第2繊維構造体を成形する第1熱融着部と、
前記第2繊維構造体に、熱溶融性を有する第2樹脂成分を含む表面シートを加熱加圧して熱融着させ、表面シート付き繊維ボードを成形する第2熱融着部と、を備え、
前記第2熱融着部における加熱温度は、前記第1樹脂成分、及び、前記第2樹脂成分が溶融する温度である、表面シート付き繊維ボード製造装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第2繊維構造体を冷却する第1冷却部を備える、請求項1に記載の表面シート付き繊維ボード製造装置。
【請求項3】
前記第2繊維構造体を所定の大きさに切断する第1切断部を備える、請求項1に記載の表面シート付き繊維ボード製造装置。
【請求項4】
前記表面シート付き繊維ボードを冷却する第2冷却部を備える、請求項1に記載の表面シート付き繊維ボード製造装置。
【請求項5】
前記表面シート付き繊維ボードを所定の大きさに切断する第2切断部を備える、請求項1に記載の表面シート付き繊維ボード製造装置。
【請求項6】
少なくとも、前記第1熱融着部、及び、前記第2熱融着部の一方は、表面に離型部を有する、請求項1に記載の表面シート付き繊維ボード製造装置。
【請求項7】
少なくとも、前記第1熱融着部、及び、前記第2熱融着部の一方に、離型シートを供給する離型シート供給部を備える、請求項1に記載の表面シート付き繊維ボード製造装置。
【請求項8】
前記第1熱融着部、及び、前記第2熱融着部の加熱加圧を制御する制御部を備える、請求項1に記載の表面シート付き繊維ボード製造装置。
【請求項9】
繊維と、熱溶融性を有する第1樹脂成分と、を堆積し、第1繊維構造体を成形する堆積工程と、
前記第1繊維構造体を加熱加圧して熱融着させ、第2繊維構造体を成形する第1熱融着工程と、
前記第2繊維構造体を冷却し、熱溶融した前記第1樹脂成分を硬化させる第1冷却工程と、
前記第1冷却工程で冷却された前記第2繊維構造体に、熱溶融性を有する第2樹脂成分を含む表面シートを加熱加圧して熱融着させ、表面シート付き繊維ボードを成形する第2熱融着工程と、
前記表面シート付き繊維ボードを冷却し、熱溶融した前記第2樹脂成分を硬化させる第2冷却工程と、を含む表面シート付き繊維ボード製造方法。
【請求項10】
前記第2熱融着工程における加熱条件は、前記第1樹脂成分、及び、前記第2樹脂成分が溶融する温度である160℃以上、200℃以下の範囲内である、請求項9に記載の表面シート付き繊維ボード製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表面シート付き繊維ボード製造装置、及び、表面シート付き繊維ボード製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、繊維と樹脂とを混合後にプレスして成形した繊維ボードに非透水性のフィルムで真空状に被覆する防湿の繊維ボードの製造方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-23773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の繊維ボードの製造方法では、真空状にするための大規模な装置が必要となり、高額な費用や広い場所が必要となるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
表面シート付き繊維ボード製造装置は、繊維と、熱溶融性を有する第1樹脂成分と、を堆積し、第1繊維構造体を成形する堆積部と、前記第1繊維構造体を加熱加圧して熱融着させ、第2繊維構造体を成形する第1熱融着部と、前記第2繊維構造体に、熱溶融性を有する第2樹脂成分を含む表面シートを加熱加圧して熱融着させ、表面シート付き繊維ボードを成形する第2熱融着部と、を備え、前記第2熱融着部における加熱温度は、前記第1樹脂成分、及び、前記第2樹脂成分が溶融する温度である。
【0006】
表面シート付き繊維ボード製造方法は、繊維と、熱溶融性を有する第1樹脂成分と、を堆積し、第1繊維構造体を成形する堆積工程と、前記第1繊維構造体を加熱加圧して熱融着させ、第2繊維構造体を成形する第1熱融着工程と、前記第2繊維構造体を冷却し、熱溶融した前記第1樹脂成分を硬化させる第1冷却工程と、前記第1冷却工程で冷却された前記第2繊維構造体に、熱溶融性を有する第2樹脂成分を含む表面シートを加熱加圧して熱融着させ、表面シート付き繊維ボードを成形する第2熱融着工程と、前記表面シート付き繊維ボードを冷却し、熱溶融した前記第2樹脂成分を硬化させる第2冷却工程と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
表面シート付き繊維ボード製造装置の構成を示す模式図。
積層される表面シート、及び、第2繊維構造体を示す断面図。
表面シート付き繊維ボードを示す断面図。
加熱加圧部の構成の一例を示す模式図。
加熱加圧部の構成の他の例を示す模式図。
表面シート付き繊維ボード製造方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1.表面シート付き繊維ボード製造装置の構成
以下、実施形態に係る表面シート付き繊維ボード製造装置1について、図1~図5を参照して説明する。なお、図中における方向を、三次元座標系を用いて説明する。説明の便宜上、Z軸の正方向を上方向、上方、又は単に上と称し、負方向を下方向、下方、又は単に下と称し、Y軸の正方向を右方向、右方、又は単に右と称し、負方向を左方向、左方、又は単に左と称し、X軸の正方向を前方向、前方、又は単に前と称し、負方向を後方向、後方、又は単に後と称して説明する。
なお、以下では、表面シート付き繊維ボード製造装置1を、単に製造装置1と称することとする。
【0009】
図1に示すように、製造装置1は、原料OPから表面シート付き繊維ボードS4を成形していく順に配置される、原料供給部5、粗砕部10、解繊部30、第1樹脂成分ホッパー13、堆積部100、形状維持シート供給ローラー81、形状維持シート搬送部120、バッファー部140、第1熱融着部150、第1冷却部180、第1切断部160、積層部130、搬送部133、第2熱融着部153、第2冷却部181、第2切断部161を含んで構成される。
【0010】
さらに、製造装置1は制御部200を備える。制御部200は、製造装置1の各部を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)、入出力を管理するUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、論理回路であるFPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)、記憶部などを含んで構成されている。CPUはプロセッサーともいう。
記憶部は、書き換え可能な不揮発性メモリーであるフラッシュROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、揮発性メモリーであるRAM(Random Access Memory)などを含んで構成されている。
制御部200のCPUは、記憶部の不揮発性メモリーに記憶されたファームウェアなどのプログラムを読み出し、記憶部の揮発性メモリーを作業領域として用いて、各種の処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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