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公開番号2024026602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-28
出願番号2023222647,2020037920
出願日2023-12-28,2020-03-05
発明の名称卓上切断機
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B27B 5/20 20060101AFI20240220BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】傾斜切りをすることが可能な卓上切断機において、操作性の良い傾動固定操作部を備えることを目的とする。
【解決手段】卓上切断機1は、ターンテーブル固定機構40と、切断機本体の左右方向の傾動を固定可能である傾動固定機構60を備えている。ターンテーブル固定機構40は、回転操作可能なグリップ部41と、グリップ部41の回転操作によってターンテーブル4をベース2に固定可能である固定ロッド42を備えている。グリップ部41は、テーブル延長部5の前面より前方かつターンテーブル4の上面より下方かつテーブル延長部5の左右方向中央に配置されている。傾動固定機構60は、回転操作可能な傾動固定操作部61を備えている。傾動固定操作部61は、テーブル延長部5の前面より前方かつグリップ部41の後方に設けられている。傾動固定操作部61の回転軸は、グリップ部41の回転軸と同軸に設けられている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
卓上切断機であって、
ベースと、
前記ベース上に水平に回転可能に支持されるターンテーブルと、
前記ベースに対して前記ターンテーブルを所定の回転角度で位置決め可能なポジティブロック機構を有し、前記ポジティブロック機構は、
前記ターンテーブルの最前面に設けられて操作される操作部と、
前記操作部に連結されて軸回転する位置決めピンと、
前記位置決めピンの前記ターンテーブルの上面の下側に位置する領域に設けられる係合部と、
前記係合部を案内することで前記位置決めピンを軸方向に移動させるピン支持部を有する卓上切断機。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1に記載の卓上切断機であって、
前記係合部は、前記ターンテーブルの回転中心より前方でかつ前記ターンテーブルの最前面より後方に位置する卓上切断機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の卓上切断機であって、
前記ベースに対して前記ターンテーブルを任意の回転角度で固定可能なターンテーブル固定機構を有し、
前記係合部は、前記ターンテーブル固定機構よりも下方に設けられる卓上切断機。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記ピン支持部は、前記係合部が挿入されかつ前記係合部を案内する扇形状の溝を有する卓上切断機。
【請求項5】
請求項4に記載の卓上切断機であって、
前記ピン支持部は、前記位置決めピンの軸中心回りの周方向および前記軸方向に延出する螺旋状のリード面を備える卓上切断機。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記ベースの外周には、周方向に所定の間隔で配置されかつ前記位置決めピンが突入可能な複数の位置決め凹部を備えたマイタスケールプレートが設けられる卓上切断機。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記ベースに対して前記ターンテーブルを任意の回転角度で固定可能なターンテーブル固定機構を有し、
前記ポジティブロック機構の前記操作部は、前記ターンテーブル固定機構の操作部の側方に先端部を有する卓上切断機。
【請求項8】
請求項7に記載の卓上切断機であって、
前記ポジティブロック機構の前記操作部の前記先端部は、上下両側に平面部が設けられる卓上切断機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば木材の切断加工に用いられる卓上切断機であって、傾斜切りをすることが可能な卓上切断機に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の卓上切断機は、例えば卓上等に載置されるベースと、ベース上で水平に回転可能に支持されるターンテーブルと、ターンテーブルの上方に支持される切断機本体を備えている。切断機本体に回転可能に支持された刃具を、ターンテーブル上に載置された被切断材に切り込ませることで、被切断材の切断加工を行うことができる。切断機本体は、ターンテーブルに対して左右方向に傾動可能に設けられて、いわゆる傾斜切りを可能としたものが提供されている。この場合卓上切断機には、傾動固定操作部が設けられている。特許文献1~3に記載されるように、傾動固定操作部は、切断機本体を左右方向に所定の傾斜角度で傾動させ、当該傾斜角度で切断機本体の姿勢を固定可能とする。これにより、例えば切断機本体を右方に45°傾動させて刃具を被切断材に切り込ませるいわゆる傾斜切りを行うことができる。
【0003】
従来、傾動固定操作部は、例えば特許文献1に記載されるように、切断機本体を傾動可能に支持する本体傾動部の背面側(後側)に設けられていた。本体傾動部は、ターンテーブルより後方に設けられている。すなわち、特許文献1に記載される傾動固定操作部は、卓上切断機の前方に位置する使用者から遠い位置に設けられていた。そのため、使用者が本体傾動部より後方まで手を延ばすか、移動する必要があり、傾動固定操作部を操作し難い場合があった。
【0004】
特許文献2に記載される卓上切断機は、本体傾動部から前方へと延びるスライドバーの前方に傾動固定操作部を備えている。傾動固定操作部の操作力は、例えば複数のギヤを介して、本体傾動部とターンテーブルを連結させるねじに伝わる。あるいは、傾動固定操作部の操作力は、例えば駆動側プーリと従動側プーリとこれらの間に架け渡されるベルトを介して、本体傾動部とターンテーブルを連結させるねじに伝わる。従って、傾動固定操作機構の構成が複雑であり、部品点数が多くなるため、改善の余地があった。
【0005】
特許文献3に記載される卓上切断機は、ターンテーブルから前方に延びたテーブル延長部に傾動固定操作部を備えている。この傾動固定操作部は、ターンテーブルを水平方向に所定の角度(マイタ角度)で固定可能とするターンテーブル固定操作部の前方に設けられている。ターンテーブル固定操作部は、ターンテーブルを左右方向に回転させる際の把持部としても機能する。しかしながら、この傾動固定操作部とターンテーブル固定操作部は、テーブル延長部の左右方向中央から外れた位置に設けられている。すなわち、刃具の刃面とターンテーブル固定操作部が左右方向に互いにずれている。そのため、ターンテーブルのマイタ角度を調整する際に、例えば刃具の刃面と被切断材に付されたスミ線を合わせ難い場合がある。また、ターンテーブル固定操作部を把持してターンテーブルを回転させる際に、手前に位置する傾動固定操作部を把持しないように操作することが難しい。ターンテーブル固定操作部とともに傾動固定操作部を把持する場合には、傾動固定操作部を誤操作する恐れがある。また、傾動固定操作部のノブをターンテーブル固定操作部のノブよりも細く設ける必要があり、傾動固定操作部の操作力を後方の本体傾動部まで伝え難い場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-226529号公報
特開2015-150633号公報
特開平11-48029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、傾斜切りをすることが可能な卓上切断機において、操作性の良い傾動固定操作部を備えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一つの特徴によると卓上切断機は、ベースとターンテーブルと切断機本体とターンテーブル固定機構を備えている。ターンテーブルは、ベース上に水平に回転可能に支持されている。切断機本体はターンテーブルの上方に設けられて刃具を回転可能に支持している。ターンテーブル固定機構は、ベースに対してターンテーブルを固定可能である。卓上切断機は、本体傾動部と傾動固定機構を備えている。本体傾動部は、ターンテーブルの後方に設けられて切断機本体を左右方向に傾動可能に支持している。傾動固定機構は、切断機本体の左右方向の傾動を固定可能である。ターンテーブル固定機構は、回転操作可能なターンテーブル固定操作部と、ターンテーブル固定部材を備えている。ターンテーブル固定部材は、ターンテーブル固定操作部を回転操作することによってターンテーブルをベースに固定させることができる。ターンテーブル固定操作部は、ターンテーブルの前面より前方かつターンテーブルの上面より下方かつターンテーブルの左右方向中央に配置されている。傾動固定機構は、回転操作可能な傾動固定操作部を備えている。傾動固定操作部の回転軸は、ターンテーブル固定操作部の回転軸と同軸に設けられている。傾動固定操作部は、ターンテーブルの前面より前方かつターンテーブル固定操作部の後方に設けられている。
【0009】
従って、ターンテーブル固定操作部と傾動固定操作部は、卓上切断機の前方に位置して作業する使用者が操作しやすい。すなわち、ターンテーブル固定操作部の操作性を高く維持しつつ、傾動固定操作部の操作性を向上させることができる。また、操作する頻度がより高いターンテーブル固定操作部が、傾動固定操作部よりも前方に設けられており、卓上切断機の前方に位置する使用者により近い。従って、傾動固定操作部をターンテーブル固定操作部と誤って操作してしまうことを抑制できる。さらに、ターンテーブル固定操作部は、ターンテーブルを水平に回転させる際に使用者が把持する操作部としても機能する。この場合、ターンテーブル固定操作部がターンテーブルの回転中心からより遠い位置にあることで、ターンテーブル固定操作部を把持してターンテーブルを回転させやすい。
【0010】
本開示の他の特徴によると傾動固定機構は、ターンテーブルの前部から本体傾動部まで前後方向に延びる傾動固定伝達軸を備えている。傾動固定伝達軸は、ターンテーブルの回転中心と左端部の間、または、ターンテーブルの回転中心と右端部の間に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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