TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024091789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024066890,2022096265
出願日2024-04-17,2018-07-05
発明の名称可搬型空気入れ
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類F04B 41/00 20060101AFI20240628BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】様々な対象物に圧縮空気を供給可能で操作性に優れた可搬型の空気入れを提供する。
【解決手段】可搬型の空気入れ1は、モータ51、圧縮機構6、本体ハウジング2、脚部3、グリップ部4、およびトリガ41を備える。圧縮機構6は、モータ51によって駆動され、空気を圧縮して吐出するように構成されている。本体ハウジング2は、モータ51の電源であるバッテリ8を着脱可能なバッテリ装着部251を有するとともに、モータ51および圧縮機構6を収容する。脚部3は、下面31が載置面P上に配置された状態で、本体ハウジング2を支持する。グリップ部4は、本体ハウジング2に連結され、脚部3の下面31と略平行に延在する。トリガ41は、使用者による引き操作が可能にグリップ部4に設けられている。モータ51は、トリガ41の引き操作に応じて駆動される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
可搬型の空気入れであって、
モータと、
前記モータによって駆動され、空気を圧縮して吐出するように構成された圧縮機構と、
前記モータの電源であるバッテリを着脱可能なバッテリ装着部と、前記圧縮機構から吐出された圧縮空気を対象物に導くためのホースの取付け口とを有するとともに、前記モータおよび前記圧縮機構を収容する本体ハウジングと、
前記本体ハウジングから突出する脚部であって、下面を有し、前記下面が載置面上に配置された状態で、前記本体ハウジングを支持する脚部と、
前記本体ハウジングに連結されたグリップ部と、
前記空気入れの空気圧を表示するディスプレイと、を備え、
前記本体ハウジングは、前記モータを収容する長尺のモータ収容部を含み、
前記脚部の前記下面に直交する方向は、前記空気入れの上下方向を規定し、
前記上下方向に直交し、且つ、前記モータ収容部の延在方向に対応する方向は、前記空気入れの前後方向を規定し、
前記脚部は、
前記本体ハウジングから下方に突出する前側脚部と、
前記本体ハウジングから下方に突出し、前記前側脚部よりも後側に配置される後側脚部と、を含み、
前記グリップ部は、前記モータ収容部の上方に離間して、前記モータ収容部に対向して延在しており、
前記圧縮機構の少なくとも一部と前記モータの少なくとも一部との少なくともいずれかは、前記空気入れを側方からみたときに、前記前側脚部を上方に延長した第1領域と重なるように配置され、
前記バッテリ装着部の少なくとも一部は、前記空気入れを側方からみたときに、前記後側脚部を上方に延長した第2領域と重なることを特徴とする空気入れ。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の空気入れであって、
前記圧縮機構の少なくとも一部および前記モータの少なくとも一部は、前記空気入れを側方からみたときに、前記第1領域と重なるように配置されていることを特徴とする空気入れ。
【請求項3】
可搬型の空気入れであって、
モータと、
前記モータによって駆動され、空気を圧縮して吐出するように構成された圧縮機構と、
前記モータの電源であるバッテリを着脱可能なバッテリ装着部と、前記圧縮機構から吐出された圧縮空気を対象物に導くためのホースの取付け口とを有するとともに、前記モータおよび前記圧縮機構を収容する本体ハウジングと、
前記本体ハウジングから突出する脚部であって、下面を有し、前記下面が載置面上に配置された状態で、前記本体ハウジングを支持する脚部と、
前記本体ハウジングに連結されたグリップ部と、
前記空気入れの空気圧を表示するディスプレイと、を備え、
前記本体ハウジングは、前記モータを収容する長尺のモータ収容部を含み、
前記脚部の前記下面に直交する方向は、前記空気入れの上下方向を規定し、
前記上下方向に直交し、且つ、前記モータ収容部の延在方向に対応する方向は、前記空気入れの前後方向を規定し、
前記脚部は、
前記本体ハウジングから下方に突出する前側脚部と、
前記本体ハウジングから下方に突出し、前記前側脚部よりも後側に配置される後側脚部と、を含み、
前記グリップ部は、前記モータ収容部の上方に離間して、前記モータ収容部に対向して延在しており、
前記バッテリ装着部は、前記空気入れを側方からみたときに、前記前後方向における前記前側脚部と前記後側脚部との中間点よりも後側に設けられており、
前記モータは、前記空気入れを側方からみたときに、前記モータのうち半分以上の部分が前記中間点よりも前側に配置されるように設けられており、
前記圧縮機構は、前記空気入れを側方からみたときに、前記中間点よりも前側に設けられていることを特徴とする空気入れ。
【請求項4】
可搬型の空気入れであって、
モータと、
前記モータによって駆動され、空気を圧縮して吐出するように構成された圧縮機構と、
前記モータの電源であるバッテリを着脱可能なバッテリ装着部と、前記圧縮機構から吐出された圧縮空気を対象物に導くためのホースの取付け口とを有するとともに、前記モータおよび前記圧縮機構を収容する本体ハウジングと、
前記本体ハウジングから突出する脚部であって、下面を有し、前記下面が載置面上に配置された状態で、前記本体ハウジングを支持する脚部と、
前記本体ハウジングに連結されたグリップ部と、
前記空気入れの空気圧を表示するディスプレイと、を備え、
前記本体ハウジングは、前記モータを収容する長尺のモータ収容部を含み、
前記脚部の前記下面に直交する方向は、前記空気入れの上下方向を規定し、
前記上下方向に直交し、且つ、前記モータ収容部の延在方向に対応する方向は、前記空気入れの前後方向を規定し、
前記脚部は、前記本体ハウジングから下方に突出しており、
前記グリップ部は、前記モータ収容部の上方に離間して、前記モータ収容部に対向して延在しており、
前記バッテリ装着部は、前記空気入れを側方からみたときに、前記前後方向における前記グリップ部の前端部と前記グリップ部の後端部との中間点よりも後側に設けられており、
前記モータは、前記空気入れを側方からみたときに、前記モータのうち半分以上の部分が前記中間点よりも前側に配置されるように設けられており、
前記圧縮機構は、前記空気入れを側方からみたときに、前記中間点よりも前側に設けられていることを特徴とする空気入れ。
【請求項5】
可搬型の空気入れであって、
モータと、
前記モータによって駆動され、空気を圧縮して吐出するように構成された圧縮機構と、
前記モータの電源であるバッテリを着脱可能なバッテリ装着部と、前記圧縮機構から吐出された圧縮空気を対象物に導くためのホースの取付け口とを有するとともに、前記モータおよび前記圧縮機構を収容する本体ハウジングと、
前記本体ハウジングから突出する脚部であって、下面を有し、前記下面が載置面上に配置された状態で、前記本体ハウジングを支持する脚部と、
前記本体ハウジングに連結されたグリップ部と、
前記空気入れの空気圧を表示するディスプレイと、を備え、
前記本体ハウジングは、前記モータを収容する長尺のモータ収容部を含み、
前記脚部の前記下面に直交する方向は、前記空気入れの上下方向を規定し、
前記上下方向に直交し、且つ、前記モータ収容部の延在方向に対応する方向は、前記空気入れの前後方向を規定し、
前記脚部は、前記本体ハウジングから下方に突出しており、
前記グリップ部は、前記モータ収容部の上方に離間して、前記モータ収容部に対向して延在しており、
前記本体ハウジングは、前記前後方向における前記モータ収容部の前端部および後端部を、夫々、前記グリップ部の前端部および後端部に接続する前側延在部および後側延在部を含み、
前記脚部は、前記前側延在部から下方に突出する前側脚部と、前記後側延在部から下方に突出する後側脚部とを含み、
前記圧縮機構の少なくとも一部または前記モータの少なくとも一部は、前記前側延在部に配置され、
前記バッテリ装着部の少なくとも一部は、前記後側延在部に配置されていることを特徴とする空気入れ。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1つに記載の空気入れであって、
前記取付け口を介して、一端部が前記圧縮機構に接続された前記ホースと、
前記取付け口から前記本体ハウジングの外部に露出する前記ホースの基端部を覆うカバー部材を更に備えたことを特徴とする空気入れ。
【請求項7】
請求項1~6の何れか1つに記載の空気入れであって、
前記グリップ部は、前記脚部の前記下面と略平行に延在することを特徴とする空気入れ。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1つに記載の空気入れであって、
前記本体ハウジングの側面には、吸気口及び排気口の少なくとも一方が設けられていることを特徴とする空気入れ。
【請求項9】
請求項8に記載の空気入れであって、
前記吸気口及び排気口の少なくとも一方は、前記空気入れを側方からみたときに、前記上下方向における前記グリップ部と前記脚部との間に配置されていることを特徴とする空気入れ。
【請求項10】
請求項8または請求項9に記載の空気入れであって、
前記吸気口は、前記バッテリ装着部に隣接して設けられていることを特徴とする空気入れ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、可搬型の空気入れに関し、より詳細には、バッテリ駆動式の可搬型空気入れに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
圧縮空気によって駆動される所謂エアツールに圧縮空気を供給するためのエアコンプレッサが知られている。例えば、特許文献1には、様々な場所への持ち運びを容易とするために、小型化された簡易型のエアコンプレッサが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012―112282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のエアコンプレッサは、専らエアツールへの圧縮空気の供給を目的として最適化されている。例えば、モータの駆動およびその停止は、設定された空気圧と実際の空気圧とに基づいて適切に制御される。一方、圧縮空気が利用される対象物は、エアツールに限られず、例えば、自動車や自転車のタイヤ、ボール等の様々な対象物が存在する。そこで、様々な対象物に圧縮空気を供給可能な、より一般的な装置が望まれている。
【0005】
本発明は、かかる状況に鑑み、様々な対象物に圧縮空気を供給可能で操作性に優れた可搬型の空気入れを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様において、可搬型の空気入れが提供される。この空気入れは、モータと、圧縮機構と、本体ハウジングと、脚部と、グリップ部と、操作部材とを備えている。圧縮機構は、モータによって駆動され、空気を圧縮して吐出するように構成されている。本体ハウジングは、モータの電源であるバッテリを着脱可能なバッテリ装着部を有する。また、本体ハウジングは、モータおよび圧縮機構を収容する。脚部は、下面を有し、下面が載置面上に配置された状態で、本体ハウジングを支持するように構成されている。グリップ部は、本体ハウジングに連結されている。また、グリップ部は、脚部の下面と略平行に延在する。操作部材は、使用者による操作が可能にグリップ部に設けられている。モータは、操作部材の操作に応じて駆動されるように構成されている。なお、本態様でいう操作部材として、例えば、使用者によって引き操作されるトリガや、使用者によって押圧操作される押しボタンスイッチが挙げられる。
【0007】
本態様の可搬型空気入れは、脚部の下面が載置面上に配置されて使用されるのに適した、いわゆる載置型の空気入れである。グリップ部は、脚部の下面と略平行に延在するため、空気入れが載置面に載置された場合、使用者は、手首に負担がかかりにくい自然な姿勢でグリップ部を把持することができる。また、本態様の空気入れでは、操作部材の操作に応じて、圧縮機構が圧縮空気を吐出する。よって、使用者は、対象物の状態(例えば、対象物の膨らみ具合、実際の空気圧の表示等)を確認しつつ、操作部材の操作を通じて圧縮空気の供給量を容易に調整することができる。このように、本態様によれば、複数種類の対象物に圧縮空気を供給するのに使用することが可能で、操作性に優れた可搬型の空気入れが提供される。
【0008】
本発明の一態様において、本体ハウジングは、モータを収容するモータ収容部を含んでいてもよい。そして、グリップ部は、モータ収容部の上方に離間して、モータ収容部に対向して延在していてもよい。本態様によれば、比較的重量が大きいモータを収容したモータ収容部がグリップ部の下方に位置するため、空気入れを載置して使用する時の安定性を高めることができる。また、使用者がグリップ部を把持し、下方へ力をかけつつ操作を行えることで、安定性を更に高めることができる。なお、本態様において、グリップ部は、モータの出力シャフトの回転軸と略平行に配置されていると好ましい。この場合、モータ収容部とグリップ部との配置をコンパクトにすることができる。
【0009】
本発明の一態様において、モータ、圧縮機構、およびバッテリ装着部は、グリップ部よりも下方に配置されていてもよい。本態様によれば、空気入れにおける重量物であるモータ、圧縮機構、およびバッテリ装着部がすべてグリップ部よりも下方に配置されているため、バッテリが装着されたときの空気入れの重心を、グリップ部よりも低い位置に設定しやすくなる。これにより、空気入れを載置して使用する時の安定性を更に高めることができる。
【0010】
本発明の一態様において、バッテリ装着部は、バッテリがバッテリ装着部に対して下方向にスライドされることで装着され、上方向にスライドされることで取り外されるように構成されていてもよい。本態様によれば、空気入れが載置面に載置された状態でも、使用者はバッテリの着脱を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社マキタ
電気機器
17日前
株式会社マキタ
電動工具
12日前
株式会社マキタ
管拡径工具
17日前
株式会社マキタ
携帯用加工機
6日前
株式会社マキタ
携帯用加工機
6日前
株式会社マキタ
インパクトレンチ
17日前
株式会社マキタ
ウォールチェイサー
6日前
株式会社マキタ
ボード用スクリュードライバ
10日前
株式会社マキタ
ドライバドリルのアクセサリ
13日前
株式会社マキタ
送風機用の集塵アタッチメント
13日前
株式会社マキタ
電動作業機
16日前
株式会社マキタ
可搬型空気入れ
2日前
株式会社不二工機
ポンプ
24日前
株式会社不二工機
ポンプ
1か月前
サンデン株式会社
電動圧縮機
2か月前
ミネベアミツミ株式会社
送風機
26日前
川崎重工業株式会社
液圧ポンプ
4日前
エドワーズ株式会社
真空ポンプ
2か月前
合同会社小林知財研鑽処
造波装置
2か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
17日前
川崎重工業株式会社
液圧回転機械
4日前
株式会社イーズ
ファンの取付構造
1か月前
大研医器株式会社
弁構成部材
2か月前
株式会社アイシン
バキュームポンプ
12日前
株式会社不二越
ベーンポンプ
27日前
ミネベアミツミ株式会社
ブロワ装置
13日前
已久工業股ふん有限公司
空気圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
流体機械
3か月前
株式会社島津製作所
真空ポンプ
19日前
株式会社豊田自動織機
流体機械
17日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社リコー
ポンプ及び粉体充填装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
5日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
3日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
三相電機株式会社
井戸ポンプ
1か月前
続きを見る