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公開番号2023098154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-10
出願番号2021214732
出願日2021-12-28
発明の名称卓上切断機
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B27B 5/20 20060101AFI20230703BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】夜間や暗所において被削材の切断位置を安定よく明るくする照明装置を備える卓上切断工具を提供する。
【解決手段】卓上切断機1は、被削材が載置されるターンテーブル30を具備するベース20と、ベース20に上下方向に移動可能に支持さる本体ハウジング4とを有する。本体ハウジング4には電動モータが収容されている。電動モータによって回転される刃具8の一部を覆う固定カバー5が本体ハウジング4に固定されている。ターンテーブル30に向けて光を発する照明本体3が照明基台2に保持される。照明基台2は、第1端(第1連結部2g)が本体ハウジング4に連結されかつ第2端(第2連結部2h)が固定カバー5に連結される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
卓上切断機であって、
被削材が載置されるテーブルを具備するベースと、
前記ベースに上下方向に移動可能に支持さる本体ハウジングと、
前記本体ハウジングに収容される電動モータと、
前記電動モータによって回転される刃具の一部を覆いかつ前記本体ハウジングに固定される固定カバーと、
前記テーブルに向けて光を発する照明本体と、
前記照明本体を保持しかつ第1端が前記本体ハウジングに連結されかつ第2端が前記固定カバーに連結される照明基台を有する卓上切断機。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の卓上切断機であって、
前記照明基台は、前記固定カバーの前記本体ハウジングの反対側の側面に連結され、
前記照明本体は、前記刃具の回転軸方向から見て前記刃具の領域内に位置しかつ前記本体ハウジングが前記ベースに対する下限位置に位置する際に前記刃具の回転中心より上方に位置する卓上切断機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の卓上切断機であって、
前記固定カバーは、金属製であり、
前記本体ハウジングは、合成樹脂製であり、
前記照明基台は、合成樹脂製で、かつ屈曲部を備える長尺状であり、
前記照明基台内に前記本体ハウジングと前記照明本体を電気的に接続するリード線が配設されている卓上切断機。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記照明基台の前記第1端は、前記本体ハウジングに着脱可能であり、
前記照明基台の前記第2端は、前記固定カバーに着脱可能である卓上切断機。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記照明基台は、前記卓上切断機の持ち運び用の把持部を備える卓上切断機。
【請求項6】
請求項5に記載の卓上切断機であって、
前記照明本体は、前記把持部の下方に位置する卓上切断機。
【請求項7】
請求項5または6に記載の卓上切断機であって、
前記ベースは、前記本体ハウジングを前後方向に移動可能に支持するスライドバーを有し、
前記スライドバーと前記電動モータが前記刃具の第1側に位置し、
前記刃具の前記第1側の反対の第2側に前記把持部と前記照明本体が位置する卓上切断機。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記照明基台は、厚み方向に2分割された分割構造であり、
前記照明本体は、前記分割構造を構成する2つの分割基台の間に挟まれている卓上切断機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、テーブル上に載置した被削材を切断加工する卓上切断機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、卓上切断機に照明装置を備えることで、夜間や暗所においても被削材の切断位置を視認できるようにしている。例えば特許文献1には、可撓性の有るフレキシブル支柱を機器本体から延ばし、その先端に光源を取り付けた卓上切断機が記載されている。フレキシブル支柱は、任意の方向に折り曲げることができる。そのため、作業者は、光源を任意の位置にて保持することができる。しかし、可撓性が有るがために、切断時においてフレキシブル支柱が揺れる。その結果、光源が安定して被削材を照射せず、被削材の切断位置の視認性が悪くなることがあった。
【0003】
特許文献2には、工具本体部を上下に揺動可能に支持する揺動支持部に照明装置を設けた卓上切断機が記載されている。揺動支持部は、被削材の切断位置に比較的近く、フレキシブル支柱のように揺れることもない。そのため、光源を安定して被削材に照射することはできる。しかし、揺動支持部が被削材の真上に位置することはなく、光源が被削材に対して斜めに照射するので、被削材に上面に描かれた墨線を照らすための光としては不十分な光量であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-154074号公報
特開2015-123543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
夜間や暗所において被削材の切断位置を安定よく明るくする照明装置を備える卓上切断工具が従来必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの特徴によると、卓上切断機は、被削材が載置されるテーブルを具備するベースと、ベースに上下方向に移動可能に支持さる本体ハウジングとを有する。本体ハウジングには電動モータが収容されている。電動モータによって回転される刃具の一部を覆う固定カバーが本体ハウジングに固定されている。テーブルに向けて光を発する照明本体が照明基台に保持される。照明基台は、第1端が本体ハウジングに連結されかつ第2端が固定カバーに連結される。
【0007】
したがって切断時に振動の比較的少ない本体ハウジングと固定カバーに対して照明基台が連結される。その照明基台に照明本体が保持される。そのため切断時においても振動が少ない状態で安定して被削材の切断位置を明るくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
卓上切断機の斜視図である。
卓上切断機の右側面図である。
切断本体部が下限位置にある卓上切断機の平面図である。
切断本体部が下限位置にある卓上切断機の左側面図である。
照明基台と照明本体の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の他の特徴によると、照明基台は、固定カバーの本体ハウジングの反対側の側面に連結される。照明本体は、刃具の回転軸方向から見て刃具の領域内に位置しかつ本体ハウジングがベースに対する下限位置に位置する際に刃具の回転中心より上方に位置する。通常、使用者は、刃具を見る際、本体ハウジングの反対側から刃具を見る。そのため照明本体は、使用者の見る方向と近い方向から刃具に向けて光を照射する。しかも固定カバーは、比較的被削材の切断位置に近いため、照明本体も被削材の切断位置に近接させることができる。これにより被削材の切断位置の近くからかつ好適な方向から光を照射することが可能となる。
【0010】
本開示の他の特徴によると、固定カバーは、金属製である。本体ハウジングは、合成樹脂製である。照明基台は、合成樹脂製で、かつ屈曲部を備える長尺状である。照明基台内に本体ハウジングと照明本体を電気的に接続するリード線が配設されている。したがって固定カバーは、剛性が高い金属製であるため、比較的振動が少ない。その固定カバーに照明基台が連結されるため、照明本体は、振動が少ない状態で安定して被削材の切断位置に光を照射できる。本体ハウジングおよび照明基台は、合成樹脂製であり絶縁性が高い。本体ハウジングには電動モータが収容され、照明基台には照明本体が保持される。そのため、電源から離れた位置の金属製の部品上に照明装置がある場合でも、電気経路の絶縁性をより高くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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