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公開番号2024081265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-18
出願番号2022194762
出願日2022-12-06
発明の名称ミストブロワおよび液体ノズルの製造方法
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B05B 17/00 20060101AFI20240611BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】液体を微粒化することができる技術を提供する。
【解決手段】ミストブロワは、液体を貯留する液体タンクと、ファンと、ファンにより送り出された空気が流れる放出管と、放出管の内部に配置されており、液体タンクに貯留されている液体を放出管内に放出する液体ノズル本体と、液体ノズル本体と離れている対向体と、を備えている。液体ノズル本体は、最小の直径を有する絞り部を備え、液体が通過する液体通路と、ファンにより送り出された空気が流れるノズル側面と、を備えている。液体は、絞り部の放出口から放出される。対向体は、放出口に対向して配置される対向面と、対向面に接続されており、ファンにより送り出された空気が流れる対向体側面と、を備えている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
液体を貯留する液体タンクと、
ファンと、
前記ファンにより送り出された空気が流れる放出管と、
前記放出管の内部に配置されており、前記液体タンクに貯留されている前記液体を前記放出管内に放出する液体ノズル本体と、
前記液体ノズル本体と離れている対向体と、を備えており、
前記液体ノズル本体は、
最小の直径を有する絞り部を備え、前記液体が通過する液体通路と、
前記ファンにより送り出された空気が流れるノズル側面と、を備えており、
前記液体は、前記絞り部の放出口から放出され、
前記対向体は、
前記放出口に対向して配置される対向面と、
前記対向面に接続されており、前記ファンにより送り出された空気が流れる対向体側面と、を備えている、ミストブロワ。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記ノズル側面は、第1直径を有する円形状を有しており、
前記対向体側面は、第2直径を有する円形状を有しており、
前記第2直径は、前記第1直径の60%以上かつ100%以下である、請求項1に記載のミストブロワ。
【請求項3】
前記液体ノズル本体と前記対向体とを接続する接続体をさらに備えている、請求項1または2に記載のミストブロワ。
【請求項4】
前記対向体側面の周方向に関して、前記接続体の外面の長さは、前記対向体側面の長さの50%以下である、請求項3に記載のミストブロワ。
【請求項5】
前記接続体は、前記対向体と一体的に形成されており、前記液体ノズル本体と別体である、請求項3または4に記載のミストブロワ。
【請求項6】
前記対向面と前記液体ノズル本体との間の距離は、前記絞り部の前記直径の200%以上かつ600%以下である、請求項1から5のいずれか一項に記載のミストブロワ。
【請求項7】
液体タンクに貯留されている液体を、空気が流れる放出管に放出する液体ノズルの製造方法であって、
前記液体ノズルは、
第1方向に延びている貫通孔であって、前記液体が通過する前記貫通孔を有するベース体と、
前記ベース体に圧入可能な圧入体と、を備えており、
前記貫通孔は、
前記貫通孔内で最小の直径を有する絞り部と、
前記絞り部の直径よりも大きい直径を有する第1孔部と、
前記絞り部に対して前記第1孔部と反対側に配置されており、前記絞り部の前記直径よりも大きい直径を有する第2孔部と、を備えており、
前記製造方法は、
前記絞り部から所定距離離れた位置まで前記圧入体を前記第2孔部に圧入する圧入工程と、
前記圧入工程後に、前記絞り部と前記圧入体との間の位置で、前記第1方向に直交する第2方向に前記ベース体を切削して、前記ベース体を前記ベース体の側面から内面まで貫通する開口を形成する開口形成工程と、を備えている、製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、ミストブロワおよび液体ノズルの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ミストブロワが開示されている。ミストブロワは、液体を貯留する液体タンクと、ファンと、ファンにより送り出された空気が流れる放出管と、放出管の内部に配置されており、液体タンクに貯留されている液体を放出管内に放出する液体ノズルと、を備えている。液体ノズルは、液体ノズルの外部に液体を放出する放出口を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-91023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のミストブロワでは、通常、放出口から放出された液体は、前端面上を液体ノズルの角部まで移動した後に角部で液体ノズルから離れて微粒化される。一方で、放出口から放出された液体の一部は、前端面上を角部に向かって移動することなく、放出直後に前端面から離れてミスト化される。放出口近傍で前端面から離れた液体の粒径は、液体ノズルの角部で微粒化された液体の粒径よりも大きくなる。本明細書では、液体を微粒化することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、ミストブロワを開示する。ミストブロワは、液体を貯留する液体タンクと、ファンと、ファンにより送り出された空気が流れる放出管と、放出管の内部に配置されており、液体タンクに貯留されている液体を放出管内に放出する液体ノズル本体と、液体ノズル本体と離れている対向体と、を備えている。液体ノズル本体は、最小の直径を有する絞り部を備え、液体が通過する液体通路と、ファンにより送り出された空気が流れるノズル側面と、を備えている。液体は、絞り部の放出口から放出される。対向体は、放出口に対向して配置される対向面と、対向面に接続されており、ファンにより送り出された空気が流れる対向体側面と、を備えている。
【0006】
上記の構成によれば、放出口から放出された液体は、対向体の対向面に当たり、対向面上を対向体側面まで移動する。その後、液体は、ファンにより送り出された空気により、対向体から離れる。これにより、液体を微粒化することができる。
【0007】
本明細書は、液体ノズルの製造方法を開示する。液体ノズルは、液体タンクに貯留されている液体を、空気が流れる放出管に放出する。液体ノズルは、第1方向に延びている貫通孔であって、液体が通過する貫通孔を有するベース体と、ベース体に圧入可能な圧入体と、を備えている。貫通孔は、貫通孔内で最小の直径を有する絞り部と、絞り部の直径よりも大きい直径を有する第1孔部と、絞り部に対して第1孔部と反対側に配置されており、絞り部の直径よりも大きい直径を有する第2孔部と、を備えている。製造方法は、絞り部から所定距離離れた位置まで圧入体を第2孔部に圧入する圧入工程と、圧入工程後に、絞り部と圧入体との間の位置で、第1方向に直交する第2方向にベース体を切削して、ベース体をベース体の側面から内面まで貫通する開口を形成する開口形成工程と、を備えている。
【0008】
上記の方法で製造される液体ノズルでは、絞り部から放出された液体は、圧入体に当たり、圧入体上を開口に向かって移動する。その後、液体は、開口から液体ノズルの外部に出る。液体は、液体ノズルの周りを流れる空気により、液体ノズルから離れる。これにより、液体を微粒化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施例の作業機2の斜視図である。
第1実施例の作業機2の分解斜視図である。
第1実施例の作業機2において、カバー部28が開いているときの斜視図である。
第1実施例のファンユニット18と制御ユニット20の分解斜視図である。
第1実施例の放出管10の斜視図である。
第1実施例の液体タンク24と、排出チューブ88と、供給ライン90の斜視図である。
第1実施例の放出管10と、筒部材120と、液体ノズル122の断面斜視図である。
第1実施例の液体ノズル122の斜視図である。
第1実施例の第2供給管102と液体ノズル122の断面図である。
第1実施例の液体ノズル122の前端近傍の断面図である。
第1実施例の液体ノズル122の角部188の断面図である。
第1実施例の液体ノズル122の接続体136近傍の断面図である。
第1実施例の液体ノズル122の製造方法を示す液体ノズル122の断面図である。
第1実施例の液体ノズル122の製造方法を示す液体ノズル122の断面図である。
第2実施例の液体ノズル122の前端近傍の断面図である。
第3実施例の液体ノズル122の接続体136近傍の断面図である。
第4実施例の対向体134の対向体前端面184近傍の断面図である。
第5実施例の液体ノズル122の角部188の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、開示された追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善されたミストブロワおよびそれに用いられる液体ノズルの製造方法を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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