TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024080031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192851
出願日2022-12-01
発明の名称塗工装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B05C 11/10 20060101AFI20240606BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】オーバーフローした塗工液がエア流路を介して逆流しても、レギュレータが破損するのを防止することができる塗工装置を提供する。
【解決手段】塗工液の塗工装置1であって、ブースターリレー10と、エア源から供給される圧縮エアの圧力を調整するレギュレータ20と、塗工液を保持する圧送タンク30と、を備え、前記ブースターリレーは、前記レギュレータから供給される圧力調整された圧縮エアAir1が入力される第1入力ポートP1と、前記エア源から供給される圧縮エアAir2が入力される第2入力ポートP2と、前記第2入力ポートに第1貫通穴H15を介して連通し、かつ、前記圧送タンクに接続された出力ポートP3と、前記出力ポートに第2貫通穴H12を介して連通した排出ポートP4、P5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
塗工液の塗工装置であって、
ブースターリレーと、
エア源に第1流路を介して接続され前記エア源から供給される圧縮エアの圧力を調整するレギュレータと、
塗工液を保持する圧送タンクと、を備え、
前記ブースターリレーは、
前記レギュレータに第2流路を介して接続され前記レギュレータから供給される圧力調整された圧縮エアが入力される第1入力ポートと、
前記エア源に第3流路を介して接続され前記エア源から供給される圧縮エアが入力される第2入力ポートと、
前記第2入力ポートに第1貫通穴を介して連通し、かつ、前記圧送タンクに第4流路を介して接続された出力ポートと、
前記出力ポートに第2貫通穴を介して連通した排出ポートと、
前記第1入力ポート側の圧力>前記出力ポート側の圧力の場合、前記第1貫通穴を開き、一方、前記第1入力ポート側の圧力<前記出力ポート側の圧力の場合、前記第1貫通穴を閉じる第1弁と、
前記第1入力ポート側の圧力>前記出力ポート側の圧力の場合、前記第2貫通穴を閉じ、一方、前記第1入力ポート側の圧力<前記出力ポート側の圧力の場合、前記第2貫通穴を開く第2弁と、を備え、
前記圧送タンクには、第5流路を介して塗工手段が接続され、かつ、第6流路を介して予備タンクが接続されており、
前記出力ポートから前記第4流路を介して圧縮エアが前記圧送タンクに供給され当該圧送タンクに圧力が加わることにより、前記圧送タンク内の前記塗工液が前記第5流路を介して前記塗工手段に送液され、
前記圧送タンクには、減少した分の前記塗工液が前記予備タンクから前記第6流路を介して補給され、
前記塗工液が前記圧送タンクから前記第4流路を介して逆流し、前記第1入力ポート側の圧力<前記出力ポート側の圧力となった場合、前記逆流した前記塗工液は、前記第2貫通穴を介して前記排出ポート側に供給され前記排出ポートから排出される塗工装置。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記排出ポートから排出される前記塗工液を検出する漏液センサをさらに備える請求項1に記載の塗工装置。
【請求項3】
前記逆流する前記塗工液は、前記圧送タンクの容量を超えて補給されオーバーフローが発生した前記塗工液である請求項1又は2に記載の塗工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗工装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
タンクに保持された塗工液をポンプにより圧送することによりダイ塗装を行う塗工装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、タンク及びポンプに代えて圧送タンクを用い、エア流路を介して圧縮エアを圧送タンクに供給し当該圧送タンクに圧力を加えることにより、圧送タンク内の塗工液(例えば、ペースト状の液体)を塗工手段に送液(圧送)する場合がある。この場合、エア流路を介して圧送タンクに供給される圧縮エアの圧力がレギュレータで調整され、減少した塗工液が随時圧送タンクに補給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-094507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のようにタンク及びポンプに代えて圧送タンクを用いる場合、何らかの要因で、圧送タンクの容量を超えて塗工液が補給されると、オーバーフローが発生し、オーバーフローした塗工液がエア流路を介して逆流し、レギュレータが破損する可能性があるという課題がある。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、オーバーフローした塗工液がエア流路を介して逆流しても、レギュレータが破損するのを防止することができる塗工装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかる塗工装置は、
塗工液の塗工装置であって、
ブースターリレーと、
エア源に第1流路を介して接続され前記エア源から供給される圧縮エアの圧力を調整するレギュレータと、
塗工液を保持する圧送タンクと、を備え、
前記ブースターリレーは、
前記レギュレータに第2流路を介して接続され前記レギュレータから供給される圧力調整された圧縮エアが入力される第1入力ポートと、
前記エア源に第3流路を介して接続され前記エア源から供給される圧縮エアが入力される第2入力ポートと、
前記第2入力ポートに第1貫通穴を介して連通し、かつ、前記圧送タンクに第4流路を介して接続された出力ポートと、
前記出力ポートに第2貫通穴を介して連通した排出ポートと、
前記第1入力ポート側の圧力>前記出力ポート側の圧力の場合、前記第1貫通穴を開き、一方、前記第1入力ポート側の圧力<前記出力ポート側の圧力の場合、前記第1貫通穴を閉じる第1弁と、
前記第1入力ポート側の圧力>前記出力ポート側の圧力の場合、前記第2貫通穴を閉じ、一方、前記第1入力ポート側の圧力<前記出力ポート側の圧力の場合、前記第2貫通穴を開く第2弁と、を備え、
前記圧送タンクには、第5流路を介して塗工手段が接続され、かつ、第6流路を介して予備タンクが接続されており、
前記出力ポートから前記第4流路を介して圧縮エアが前記圧送タンクに供給され当該圧送タンクに圧力が加わることにより、前記圧送タンク内の前記塗工液が前記第5流路を介して前記塗工手段に送液され、
前記圧送タンクには、減少した分の前記塗工液が前記予備タンクから前記第6流路を介して補給され、
前記塗工液が前記圧送タンクから前記第4流路を介して逆流し、前記第1入力ポート側の圧力<前記出力ポート側の圧力となった場合、前記逆流した前記塗工液は、前記第2貫通穴を介して前記排出ポート側に供給され前記排出ポートから排出される。
【0008】
このような構成により、オーバーフローした塗工液がエア流路を介して逆流しても、レギュレータが破損するのを防止することができる塗工装置を提供することができる。
【0009】
これは、オーバーフローしエア流路を介して逆流する塗工液がレギュレータに到達する前にブースターリレーに入り、当該ブースターリレーの排出ポートから排出されることによるものである。
【0010】
また、上記塗工装置において、前記排出ポートから排出される前記塗工液を検出する漏液センサをさらに備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
12日前
三菱製紙株式会社
液体塗布装置
1か月前
株式会社リコー
塗工装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
塗工装置
12日前
株式会社新免鉄工所
表面処理方法
2か月前
関西ペイント株式会社
複層塗膜形成方法
22日前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
2か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
2か月前
有限会社加藤軽合金
マーキング装置
3か月前
株式会社リコー
塗布装置
20日前
御崎コンベヤー株式会社
液体塗布装置
2か月前
個人
室内空間環境制御方法
今日
株式会社三和技巧
塗装装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
シール材塗布装置
1か月前
東洋製罐株式会社
成形品確認装置
1か月前
株式会社オンテックス
木目調塗装用刷毛
2か月前
旭サナック株式会社
粉体塗装装置
1か月前
トヨタ紡織株式会社
ミスト発生装置
3か月前
株式会社ニチリン
塗布装置
1か月前
有限会社ガリュー
噴射ノズル
2か月前
近畿日本鉄道株式会社
エア噴射ノズル
1か月前
株式会社吉野工業所
ポンプ装置
15日前
理想科学工業株式会社
塗布装置
1か月前
株式会社吉野工業所
蓄圧式吐出具
1か月前
兵神装備株式会社
ノズル、及び液供給システム
1か月前
トヨタ自動車東日本株式会社
積層塗膜形成方法
19日前
ヤマホ工業株式会社
伸縮式散布杆
26日前
株式会社リコー
液体吐出装置および液体吐出方法
25日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1か月前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
1か月前
TOPPANホールディングス株式会社
スリットコータ
1か月前
菊水化学工業株式会社
塗装方法及び積層構造
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式吐出具
1か月前
セイコーエプソン株式会社
液体噴射装置
1か月前
続きを見る