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公開番号2024143001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055447
出願日2023-03-30
発明の名称処理液塗布装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B05B 12/32 20180101AFI20241003BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】プラテンを支持する装置及び当該装置を設置する設置面に処理液が付着して汚すのを抑制する。
【解決手段】印刷装置は、プラテン12を支持するプラテン支持部と、処理液吐出部40と、制御部とを含む。処理液吐出部40は、処理液を吐出するスプレーノズル41と、規制部材50とを含む。規制部材50は、スプレーノズル41とプラテン12との間に配置された筒状部材51及び2組の拡張部材58,59を有しており、スプレーノズル41から吐出された処理液の塗布範囲を規制する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
インクジェットプリンタにより印刷媒体に吐出されるインクの下地層、またはインクの上地層を形成するための処理液を吐出するスプレーノズルと、
前記スプレーノズルからの処理液の吐出方向において、前記スプレーノズルと対向する位置に配置され、印刷媒体を載置するプラテンを支持するプラテン支持部と、
前記スプレーノズルと前記プラテンとの間に配置され、前記スプレーノズルから吐出された処理液の塗布範囲を規制する規制部材とを備えていることを特徴とする処理液塗布装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記規制部材は、前記プラテンの幅方向において、前記プラテンの内側に向かって拡張し、且つ前記プラテンの外側に向かって収縮可能な板状部材であることを特徴とする請求項1に記載の処理液塗布装置。
【請求項3】
前記スプレーノズルが前記プラテンの幅方向に沿って複数配置されており、
前記規制部材は、前記幅方向において、最も外側に配置された前記スプレーノズルと前記吐出方向に対向する位置から前記プラテンの内側に向かって拡張することを特徴とする請求項2に記載の処理液塗布装置。
【請求項4】
前記プラテン支持部は、第1幅を有する第1プラテンと、前記第1幅とは異なる第2幅を有する第2プラテンとを支持可能であり、
前記規制部材は、前記第1幅及び前記第2幅のそれぞれに対応して拡張可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の処理液塗布装置。
【請求項5】
前記プラテン支持部は、第1幅を有する第1プラテンと、前記第1幅とは異なる第2幅を有する第2プラテンとを支持可能であり、
前記第1幅に対応する第1拡張位置及び前記第2幅に対応する第2拡張位置に前記規制部材を選択的に移動させる移動機構と、
制御部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記第1プラテン及び前記第2プラテンのうち、前記プラテン支持部に支持されたプラテンの種類を示すプラテンデータを取得し、取得した前記プラテンデータに基づいて前記規制部材が前記第1拡張位置及び前記第2拡張位置のいずれかに移動するように前記移動機構を制御することを特徴とする請求項2に記載の処理液塗布装置。
【請求項6】
前記規制部材を移動させる移動機構と、
制御部と、をさらに備え、
前記制御部は、印刷媒体に印刷される画像の範囲を示す画像範囲データを取得し、取得した前記画像範囲データに基づいて前記規制部材が移動するように前記移動機構を制御することを特徴とする請求項2に記載の処理液塗布装置。
【請求項7】
前記規制部材の拡張位置を決定するために検知を行うセンサを、さらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の処理液塗布装置。
【請求項8】
前記規制部材の拡張位置を決定するために検知を行うセンサと、
前記規制部材を移動させる移動機構と、
制御部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記センサからの検知信号に基づいて、前記規制部材が前記拡張位置に移動するように前記移動機構を制御することを特徴とする請求項2に記載の処理液塗布装置。
【請求項9】
タンクと、
前記塗布範囲を規制する前記規制部材で受け取った処理液を前記タンクへと流通させて回収する回収流路と、をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の処理液塗布装置。
【請求項10】
前記規制部材は、前記プラテンの内側から外側に向かうに連れて下方に傾斜している領域を有していることを特徴とする請求項2に記載の処理液塗布装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクの下地層、またはインクの上地層を形成するための処理液をスプレーノズルから吐出させて印刷媒体に塗布する処理液塗布装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、印刷媒体としての被捺染媒体に、印刷液を固着させるための前処理剤を塗布する前処理剤塗布部を有する捺染装置について記載されている。この捺染装置の前処理剤塗布部は、前処理剤が貯留されたタンクと流路を介して接続されており、当該タンクから前処理剤が供給される。捺染装置は、被捺染媒体に画像の印刷を行う際、搬送装置のトレイ(プラテン)によって搬送されてきた被捺染媒体に前処理剤塗布部より前処理剤を塗布し、その後、前処理剤によって形成された下地層上に印刷液を吐出する。こうして、被捺染媒体に画像が印刷される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-183331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、前処理剤塗布部として印刷媒体に前処理剤としての処理液を吐出することで塗布するスプレーノズルを採用することを考えた。スプレーノズルから吐出される処理液は、スプレーノズルからの吐出方向に向かって扇状に広がる。このため、印刷媒体を支持するプラテンよりも外側やプラテンに支持された印刷媒体よりも外側に処理液がはみ出しやすい。この結果、プラテンを支持する装置及び当該装置を設置する設置面に処理液が付着して汚す問題が生じる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、プラテンを支持する装置及び当該装置を設置する設置面に処理液が付着して汚すのを抑制することが可能な処理液塗布装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の処理液塗布装置は、インクジェットプリンタにより印刷媒体に吐出されるインクの下地層、またはインクの上地層を形成するための処理液を吐出するスプレーノズルと、前記スプレーノズルからの処理液の吐出方向において、前記スプレーノズルと対向する位置に配置され、印刷媒体を載置するプラテンを支持するプラテン支持部と、前記スプレーノズルと前記プラテンとの間に配置され、前記スプレーノズルから吐出された処理液の塗布範囲を規制する規制部材とを備えている。
【0007】
本発明の処理液塗布装置は、別の観点では、インクジェットプリンタにより印刷媒体に吐出されるインクの下地層、またはインクの上地層を形成するための処理液を吐出するスプレーノズルと、前記スプレーノズルからの処理液の吐出方向において、前記スプレーノズルと対向する位置に配置され、印刷媒体を載置するプラテンを支持するプラテン支持部と、前記スプレーノズルから吐出された処理液の塗布範囲を規制する規制部材とを備え、前記プラテン支持部は、前記吐出方向において、前記スプレーノズルと前記プラテンとの間に前記規制部材が配置されるような位置にある。なお、スプレーノズルから吐出された処理液は扇状に広がる。吐出方向は、スプレーノズルからその扇状に広がったすべての方向のうちの任意の1つである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の処理液塗布装置によると、規制部材により処理液の塗布範囲を規制することができる。このため、プラテンを支持する装置及び当該装置を設置する設置面に処理液が付着して汚すのを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る処理液塗布装置を含む印刷装置の概略斜視図である。
図1に示す印刷装置の内部構造を示す平面図である。
図1に示す処理液吐出部の斜視図である。
図1に示す処理液吐出部の模式図である。
図3に示す筒状部材の前板を取り外した状態の処理液吐出部の斜視図である。
図3に示すVI-VI線に沿った断面図である。
図6から2組の拡張部材を取り外した状態の断面図である。
図6に示すVIII-VIII線に沿った断面図である。
図3に示すIX-IX線に沿った断面図である。
(a)は図5に示すXA部分の拡大図であり、(b)は図5に示すXB部分の拡大図である。
図1に示す印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。
図1に示す印刷装置に印刷開始指令が入力されたときに実行される処理手順の一例を示すフローチャートである。
(a)はプラテンがセット位置から処理液吐出領域に到達したときの状況を示す図であり、(b)はプラテンが処理液吐出領域を通過したときの状況を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の処理液塗布装置を含む印刷装置1を、図面を参照しつつ説明する。以下の説明においては、印刷装置1が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向及び前後方向が定義され、印刷装置1を前方から見て左右方向が定義される。以下の説明では、左右方向を主走査方向、前後方向を副走査方向と称することもある。
(【0011】以降は省略されています)

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