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公開番号2024104833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009217
出願日2023-01-25
発明の名称取付構造
出願人株式会社丸山製作所
代理人個人,個人,個人
主分類B05B 9/08 20060101AFI20240730BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】着脱容易な背負バンドの取付構造を提供する。
【解決手段】取付構造は、作業機本体30の外面に形成された凹部40と、凹部40内に形成されたリブ37と、を有する。リブ37は、凹部40を開口側から見たときに凹部40を分割するように配置されており、凹部40の内面との間に間隙Gを有する。背負バンド50の下端は、筒状部51aを有する。背負バンド50の下端がリブ37と凹部40の内面との間の間隙Gを挿通された状態で、筒状部51aには芯棒金具59が保持されている。芯棒金具59を保持した状態の筒状部51aは、リブ37に係止されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
背負式作業機(1)の作業機本体(30)と背負バンド(50)との取付構造であって、
前記作業機本体(30)の上部に形成された第1の取付部(15)と、
前記作業機本体(30)の前記第1の取付部(15)よりも下側である下部に形成された第2の取付部(35)と、
前記第1の取付部(15)に上端が係止され、前記第2の取付部(35)に下端が係止される前記背負バンド(50)と、を有し、
前記第2の取付部(35)は、
前記作業機本体(30)の外面に形成された凹部(40)と、
前記凹部(40)内に形成されたリブ(37)と、を有し、
前記リブ(37)は、前記凹部(40)を開口側から見たときに前記凹部(40)を分割するように配置されており、前記凹部(40)の内面との間に間隙(G)を有し、
前記背負バンド(50)の前記下端は、筒状部(51a)を有しており、
前記背負バンド(50)の前記下端が前記リブ(37)と前記凹部(40)の内面との間の前記間隙(G)を挿通された状態で、前記筒状部(51a)には芯材(59)が保持されており、
前記芯材(59)を保持した状態の前記筒状部(51a)は、前記リブ(37)に係止されている、取付構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記凹部(40)は、前記開口側から見たときに奥側に位置する奥面(41)を有し、
前記奥面(41)は、前記リブ(37)の延在方向に交差する断面視において、中央が前記作業機本体(30)の内側に凹むように湾曲形状を有している、請求項1に記載の取付構造。
【請求項3】
前記凹部(40)は、前記開口側から見たときに奥側に位置する奥面(41)と、前記奥面(41)から前記開口まで延在し互いに対面する一対の側面(42,43)と、を有し、
前記リブ(37)は、前記一対の側面(42,43)に挟まれる位置に設けられており、
前記一対の側面(42,43)のそれぞれと前記奥面(41)との接続部分には、前記背負バンド(50)の前記下端をガイドするためのガイドリブ(47)が形成されている、請求項1に記載の取付構造。
【請求項4】
前記凹部(40)は、前記開口側から見たときに奥側に位置する奥面(41)と、前記奥面(41)から前記開口まで延在し互いに対面する一対の側面(42,43)と、を有し、
前記リブ(37)は、前記一対の側面(42,43)に挟まれる位置に設けられており、
前記一対の側面(42,43)のうち一方の側面(43)を構成する壁体(48)は、切欠状部(48a)を有している、請求項1に記載の取付構造。
【請求項5】
前記芯材(59)は円柱状を呈しており、
前記芯材(59)を保持した前記筒状部(51a)が前記リブ(37)に係止されている状態において、
前記切欠状部(48a)のエッジ(48a2)は、前記芯材(59)の軸方向から見たときに、前記芯材(59)の中心位置よりも前記壁体(48)の延在方向において前記奥面(41)側に位置している、請求項4に記載の取付構造。
【請求項6】
前記切欠状部(48a)の前記エッジ(48a2)は、前記芯材(59)の軸方向から見たときに、前記リブ(37)の前記奥面(41)側の端縁(37b)よりも前記壁体(48)の延在方向において前記奥面(41)側に位置している、請求項5に記載の取付構造。
【請求項7】
前記凹部(40)は、前記開口側から見たときに奥側に位置する奥面(41)と、前記奥面(41)から前記開口まで延在し互いに対面する一対の側面(42,43)と、前記奥面(41)から前記開口まで延在し前記一対の側面(42,43)の下端同士を接続する底面(44)と、を有し、
前記底面(44)は、前記リブ(37)と前記奥面(41)との間の位置に孔部(44c)を有している、請求項1に記載の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、背負式作業機と背負バンドとの取付構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、背負式作業機の作業機本体部と背負バンドとの取付構造が開示されている。この取付構造は、作業機本体部の下端部に、一対の長孔を有している。背負バンドの下端は、折り返し部分が縫い合わされることにより、筒状をなす筒状部を有している。背負いバンドの下端は、作業機本体部の外側から長孔に通され、作業機本体部の内側において筒状部に心棒金具が保持されることで、長孔に取付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-96767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の取付構造では、作業機本体に対する背負バンドの取付部分が作業機本体の内側に隠れている。そのため、例えばメンテナンス作業のように背負バンドの着脱が必要なときに、取付部分を目視で確認することが困難であり、背負バンドの着脱を実施する際の作業性の低下が考えられる。
【0005】
本開示は、着脱容易な背負バンドの取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一例の背負式作業機(1)の作業機本体(30)と背負バンド(50)との取付構造は、作業機本体(30)の上部に形成された第1の取付部(15)と、作業機本体(30)の第1の取付部(15)よりも下側である下部に形成された第2の取付部(35)と、第1の取付部(15)に上端が係止され、第2の取付部(35)に下端が係止される背負バンド(50)と、を有する。第2の取付部(35)は、作業機本体(30)の外面に形成された凹部(40)と、凹部(40)内に形成されたリブ(37)と、を有する。リブ(37)は、凹部(40)を開口側から見たときに凹部(40)を分割するように配置されており、凹部(40)の内面との間に間隙(G)を有する。背負バンド(50)の下端は、筒状部(51a)を有する。背負バンド(50)の下端がリブ(37)と凹部(40)の内面との間の間隙(G)を挿通された状態で、筒状部(51a)には芯材(59)が保持されている。芯材(59)を保持した状態の筒状部(51a)は、リブ(37)に係止されている。
【0007】
上記取付構造では、作業機本体(30)に形成された凹部(40)の内面と凹部(40)に設けられたリブ(37)との間隙(G)に背負バンド(50)の下端が挿通された状態で、当該下端に設けられた筒状部(51a)がリブ(37)に係止されている。凹部(40)は作業機本体(30)の外面に形成されており、作業機本体(30)の内外が貫通する構成を備えていない。そのため、作業機本体(30)に対する背負バンド(50)の係合部分である背負バンド(50)の下端は、作業機本体(30)に係止された状態において、作業機本体(30)の外側から視認可能となっている。したがって、メンテナンス等の際における作業性の低下が抑制される。
【0008】
一例の凹部(40)は、開口側から見たときに奥側に位置する奥面(41)を有し得る。奥面(41)は、リブ(37)の延在方向に交差する断面視において、中央が作業機本体(30)の内側に凹むように湾曲形状を有していてよい。この構成では、リブ(37)と奥面(41)との間に設けられた間隙(G)に背負バンド(50)の下端が挿通される際に、背負バンド(50)が湾曲する奥面(41)に添って移動することで、背負バンド(50)を滑らかに挿通することができる。
【0009】
一例の凹部(40)は、開口側から見たときに奥側に位置する奥面(41)と、奥面(41)から開口まで延在し互いに対面する一対の側面(42,43)と、を有し得る。リブ(37)は、一対の側面(42,43)に挟まれる位置に設けられていてよい。一対の側面(42,43)のそれぞれと奥面(41)との接続部分には、背負バンド(50)の下端をガイドするためのガイドリブ(47)が形成されていてよい。この構成では、リブ(37)と奥面(41)との間に設けられた間隙(G)に背負バンド(50)の下端が挿通される際に、背負バンド(50)がガイドリブ(47)に添って移動することで、背負バンド(50)を滑らかに挿通することができる。
【0010】
一例の凹部(40)は、開口側から見たときに奥側に位置する奥面(41)と、奥面(41)から開口まで延在し互いに対面する一対の側面(42,43)と、を有し得る。リブ(37)は、一対の側面(42,43)に挟まれる位置に設けられていてよい。一対の側面(42,43)のうち一方の側面(43)を構成する壁体(48)は、切欠状部(48a)を有していてよい。この構成では、リブ(37)に係止されている背負バンド(50)の下端に対して、切欠状部(48a)からアクセスし易いため、リブ(37)に対する背負バンド(50)の係止を解除しやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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