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公開番号
2025000518
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023100403
出願日
2023-06-19
発明の名称
塗料塗布具
出願人
株式会社オンテックス
代理人
個人
主分類
B05C
17/00 20060101AFI20241224BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】熟練の如何を問わず、独特の風合いを簡便に付与することが可能な塗料塗布具を提供する。
【解決手段】本発明の塗料塗布具1では、手持ち可能な塗料収納容器2が、液状の塗料6を収容し且つ塗料6を噴射する噴射部4を備える。噴射部4には、噴射口と塗装面との間に介在し、噴射された塗料を直接受けて自身へ含浸させることにより塗料6を一旦保持する、多孔質で弾性変形可能な液体の浸透性を備えた塗料通過部材5が設けられ、塗料通過部材5にて塗装面をはたくことにて、塗料6を塗装面へ付着させることが可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
手持ち可能な塗料収納容器と、塗料通過部材とを備え、
前記塗料収納容器は、塗装に用いる液状の塗料を収容し且つ収容した前記塗料を前記塗料収納容器の外部へ噴射する噴射部を備え、
前記塗料通過部材は、前記噴射部に設けられた、多孔質で弾性変形可能な液体の浸透性を備えた部材であり、
前記塗料通過部材は、塗装面への塗料塗布の際前記噴射部の備える塗料の噴射口と前記塗装面との間に介在するものであり、
前記塗料通過部材は、前記噴射部の前記噴射口から噴射された前記塗料を直接受けて前記塗料通過部材自身へ含浸させることにより前記塗料を一旦保持するものであり、
前記塗料収納容器を手で持ち前記塗料収納容器に設けられた前記塗料通過部材にて塗装面をはたくことにて、前記塗料通過部材の保持する前記塗料を前記塗装面へ付着させることが可能な塗料塗布具。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記塗料収納容器は、前記噴射口とするノズルと、前記塗料収納容器内を加圧するレバーとを備えたハンドスプレーボトルであり、前記塗料通過部材はスポンジであり、
前記レバーの操作により前記ノズルから前記塗料を前記塗料通過部材内へ噴射させることができる請求項1記載の塗料塗布具。
【請求項3】
前記塗料通過部材は、塗料塗布に際し前記塗装面へ接触させる面を、略平面状とする請求項2記載の塗料塗布具。
【請求項4】
前記塗料通過部材は、球状又は半球状のスポンジであり、
ハンドスプレーボトルである前記塗料収納容器は、前記塗料収納容器の高さ方向の最上部から前記高さ方向と交差する方向へ前記ノズルを向けるものであり、
スポンジである前記塗料通過部材は、前記塗料収納容器の高さの1/2以下であって前記ノズルの口よりも大きな直径を備えた略球体を呈し、
前記ノズルの噴射の中心線は、略球体である前記塗料通過部材の中心を通るものである請求項2記載の塗料塗布具。
【請求項5】
前記スポンジは、前記ノズルを強制的に嵌め込むことが可能な凹部を備え、前記塗料通過部材を着脱自在に前記ノズルへ取り付けることができる請求項3又は4記載の塗料塗布具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗料塗布具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
外壁塗装において液体塗料を塗装面(塗布面)へ塗布する塗布具の一つとして、ローラーや刷毛が旧来より用いられている。
ローラーや刷毛などの塗布具を用いて均一な塗装を行う場合、塗装を行う作業者の熟練が必要不可欠である。
その反面、塗装業者において経験豊かな上記作業者を確保するのは容易ではない。
【0003】
特に塗装面を均一な着色面として仕上げるのに飽き足らず、ぼかしを入れるなど変化のある塗装が好まれることが多々あり、このような変化のある塗装を行うために、塗装を行う作業者に芸術的なセンスや職人技と言うべき筆さばきの高い技量が求められる。
【0004】
上記背景の下最近では、上記作業者間において上記の変化のある塗装を行うのに、スポンジへ塗料を含ませ、当該スポンジで塗装面をはたくことにて塗料を塗装面へ付着させるといった手法が用いられる。上記の通り塗料を含んだスポンジで塗装面をはたくことで多孔質のスポンジ表面による独特の風合いを持った塗装が行えるのである。
【0005】
上記のスポンジには、掃除用や食器洗浄用として一般的で入手の容易な、略直方体の市販のものが利用されている。
塗装面をスポンジではたいて塗料を付着させる上記手法では、塗料を含んだ上記スポンジを塗装面に擦り付けて塗料を塗布することや、塗料を含んだスポンジローラを塗装面にて転がすのに比較して、塗装面へ塗料を付着させる効率は良くないが、スポンジではたく上記手法を上手く使えば、変化のある意匠性の高い塗装も可能であり、施主の希望へきめ細やかに対応することができる。
【0006】
しかし、本来塗料の塗布を目的としていない上記スポンジへ適量の塗料を含ませることや、描く模様に応じて含ませる塗料の量の調整を行うこと、更には塗布時の上記スポンジのさばき方など、作業者において上記のセンスや上記の高い技量を求められる点は、大きく変わるものでない。
【0007】
また、上記市販のスボンジを用いる場合であっても、ローラーや刷毛を用いる場合と同様、塗料の塗布に先立ち塗料缶やローラー皿、ローラーバケットといった塗料を収容する容器に上記スポンジを漬けて塗料を含ませる作業を頻繁に行う必要があり、煩わしいものである。
更には、上記作業中スポンジに含侵した塗料を、塗布を予定していない場所へ滴らせてしまうことが多々あった。
【0008】
例えば、スプレーガンを用いて塗料を吹き付ける工法では、上記作業の煩わしさを回避でき、広い範囲を短時間で塗装できる点で効率的である。
しかし、吹付け塗装では、効率良く均一な塗装が行えるとしても、熟練者の上記スポンジによる変化のある風合いを得るのは困難である。また、スプレーガンから空中に噴射する塗料を予定外の箇所に飛散させないよう、スプレーガンをコントロールするのも相当な慣れが必要である。
【0009】
スポンジを備えた塗料塗布具に関し、例えば特許文献1には、支持棒1の外周上に支持棒1の縦軸線に沿って溝2が形成され、支持棒1の外周上溝2の両側に支持棒1の縦軸線に沿ってはけ部材3、3’としてスポンジが接着され、溝2中にノズル管4が挿入され、ノズル管4には一定ピッチで小孔4aが穿たれ、小孔4aの直径上に渡されノズル管4の縦軸線に沿って糸5が張られ、小孔4aが小孔4aのピッチよりも巾の小さいテープ片7によって糸5を介して被覆された塗料塗布器が示される(請求項1、請求項4、第3頁第1行目~同頁第4行目、第1図及び第2図)。
【0010】
特許文献1の明細書において、「口金10から塗料が給入され塗料はノズル管4内を充填する。塗料は各小孔4aから噴出し、糸5に沿ってノズル管4とテープ片7との間を流れテープ片7の両端から噴出する。その際作業者が図示しないハンドルを握って本考案の塗布器を被塗装面上に押しつけたまま矢印方向15又は16に移動させることによって塗布が行われる。本考案によれば塗料が一定ピッチで配列された小孔から噴出しかつ糸に沿って流出するようにノズル管を形成したことによってブラシの長手に亘って均一に展延されはけ材又はこれに被覆された布を介して被塗装面へ均一に塗布されることができる。」と記載されている(第4頁第20行目~第5頁第14行目、第1図~第3図)。
(【0011】以降は省略されています)
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