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公開番号
2025047372
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023155831
出願日
2023-09-21
発明の名称
液滴吐出装置及び液滴吐出方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B05C
11/10 20060101AFI20250326BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】ミストの発生を抑制し、対象物に液体を良好に付着させる。
【解決手段】液滴吐出装置は、対象物200に液滴29を吐出するノズル24を有する吐出部1と、対象物200及び吐出部1の少なくとも一方を相対的に移動させる移動機構と、を備え、対象物200に液滴29が着弾する位置における液滴29の入射角αに応じて、液滴29の一滴の量及び液滴29の着弾間隔Px,Pyを制御する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物に液滴を吐出するノズルを有する吐出部と、
前記対象物及び前記吐出部の少なくとも一方を相対的に移動させる移動機構と、
を備え、
前記対象物に前記液滴が着弾する位置における前記液滴の入射角に応じて、前記液滴の一滴の量及び前記液滴の着弾間隔を制御することを特徴とする液滴吐出装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記対象物と前記吐出部との相対的な移動方向に対する前記ノズルの配列方向の傾きを変えて、前記液滴の着弾間隔を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項3】
前記対象物と前記吐出部との相対的な移動速度を変更して、前記液滴の着弾間隔を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項4】
前記液滴が吐出される時間間隔を変更して、前記液滴の着弾間隔を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項5】
前記ノズルの開放時間、又は、前記ノズルの開放量を変更して、前記液滴の一滴の量を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項6】
前記液滴の吐出圧を変更して、前記液滴の一滴の量を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項7】
前記入射角に応じて、前記液滴の一滴の量と前記液滴の着弾間隔を二段階以上変化させる請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項8】
前記入射角は、前記ノズルの配列範囲の中央を基準に決定される請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項9】
一部の前記ノズルの位置における前記入射角が所定の値を超える場合は、前記一部のノズルからの前記液滴の吐出を停止する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項10】
対象物に液滴を吐出する複数のノズルを有する吐出部と、
前記対象物及び前記吐出部の少なくとも一方を相対的に移動させる移動機構と、
を備え、
前記対象物に前記液滴が着弾する位置における前記液滴の入射角が0°より大きい所定の角度である場合、前記吐出部は、隣り合って着弾する前記液滴同士の間隔が前記液滴を吐出する前記ノズル同士の配列方向の間隔よりも小さく、かつ、隣り合って着弾する前記液滴の一部が重なるように、前記液滴を吐出することを特徴とする液滴吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液滴吐出装置及び液滴吐出方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ノズルから液滴を吐出し、対象物に液体を付着させる液滴吐出装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1(特許第4792701号公報)においては、吐出位置の分解能を高めるため、吐出ヘッドをノズル列の方向に対して斜めに移動させながら、液滴の吐出タイミングを制御する液滴吐出装置が提案されている。
【0004】
ところで、対象物の面に対して斜めの方向から液滴を吐出する場合、対象物に吐出された液滴の一部が跳ね返ってミストとなり、対象物に液体を良好に付着させることができない場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明においては、ミストの発生を抑制し、対象物に液体を良好に付着させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る液滴吐出装置は、対象物に液滴を吐出するノズルを有する吐出部と、前記対象物及び前記吐出部の少なくとも一方を相対的に移動させる移動機構と、を備え、前記対象物に前記液滴が着弾する位置における前記液滴の入射角に応じて、前記液滴の一滴の量及び前記液滴の着弾間隔を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ミストの発生を抑制し、対象物に液体を良好に付着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第一実施形態に係る液滴吐出装置の全体構成を示す図である。
本発明の第一実施形態に係る液体供給部のより具体的な構成を示す図である。
本発明の第一実施形態に係る吐出部の斜視図である。
本発明の第一実施形態に係る吐出部の断面図である。
対象物の表面に対して吐出部のノズル面が傾いた状態で塗装を行う態様を示す図である。
入射角とミスト量との関係を示す図である。
本発明の第一実施形態に係る液滴吐出方法を示す図である。
本発明の第一実施形態に係る塗装システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の第一実施形態に係る塗装データの生成フローを示す図である。
本発明の第一実施形態に係る塗装フローを示す図である。
塗装システムの他のハードウェア構成を示すブロック図である。
他のハードウェア構成による塗装フローを示す図である。
本発明の第二実施形態に係る液滴吐出方法を示す図である。
ノズルごとに入射角が異なる例を示す図である。
入射角の決定基準の一例を示す図である。
ノズルが二列に渡って千鳥状に配置される場合のノズルの配列範囲の中央を示す図である。
千鳥状に配置されるノズルを有する吐出部が移動方向Xに対して傾いた場合の移動直交方向におけるノズル同士の間隔の変化を示す図である。
機械学習機能を有する制御部のブロック図である。
本発明を適用可能な他の液滴吐出装置の例を示す図である。
本発明を適用可能なさらに別の液滴吐出装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材及び構成部品などの構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付し、一度説明した後ではその説明を省略する。
【0010】
<液滴吐出装置の全体構成>
まず、図1に基づき、本発明の第一実施形態に係る液滴吐出装置の全体構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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