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公開番号
2025035599
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023142737
出願日
2023-09-04
発明の名称
塗装方法
出願人
菊水化学工業株式会社
代理人
主分類
B05D
1/28 20060101AFI20250307BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】塗装用具に塗料を適量含ませることで、塗装対象物にまだら模様のような優れた意匠を安定的で、容易に形成できる塗装方法を提供する。
【解決手段】対象物に塗料により塗装を行う塗装方法において、塗料を吸収体により形成された塗料受け皿に含ませ、その含ませた塗料を塗装用具に転写させ、その転写させた塗料を塗装対象物に塗布することにより、塗装用具に塗料を適量付けることができ、塗装対象物にまだら模様のような優れた意匠を容易に形成できる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物に塗料により塗装を行う塗装方法において、
塗料を吸収体により形成された塗料受け皿に含ませ、
その含ませた塗料を塗装用具に転写させ、
その転写させた塗料を塗装対象物に塗布する塗装方法。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記塗装用具の表面には、吸収性のある塗料保持層があり、その塗料保持層が吸収率の異なる複数種の吸収体で構成されている請求項1に記載の塗装方法。
【請求項3】
前記塗料保持層が凹凸状である請求項1又は請求項2に記載の塗装方法。
【請求項4】
前記凹凸状の塗料保持層の凸部が凹部より塗料吸収保持性能が小さい吸収体で構成されていること請求項3に記載の塗装方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、意匠的に優れた塗装面を形成することができる塗装方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建物などの構造物への塗装には、スプレーガンなどによるスプレー塗装や塗装用ローラーによるローラー塗装が行われている。
スプレーガンなどを用いたスプレー塗装では、塗装スピードが比較的早く、均一な塗膜を形成することができるものであり、一度に複数色の塗料を塗装する多色吹きや多彩塗料といった塗料を用い意匠的に優れた塗装面を形成することもできる塗装方法である。
【0003】
しかし、塗装前の養生など準備が多くなることやその塗装時の近隣への飛散などの問題があるため減少傾向にある。
一方、塗装用ローラーによるローラー塗装では、塗装スピードがスプレー塗装に比べ若干遅くなるが、塗装時の飛散が少ないため建物などの構造物への塗装によく用いられる塗装方法であるが、意匠的に優れた多彩感のある多色塗装が難しいものであった。
【0004】
しかし、塗装用ローラーを用いた塗装方法の中でも、特許文献1記載の被膜形成方法によれば、美観性に優れた模様を容易に形成することが可能であることが記載されている。
これは、基材に対し、合成樹脂及び顔料を含み、形成被膜の隠蔽率が90%以上である第1被覆材を塗布し、下地層を形成した後、合成樹脂及び顔料を含み、形成被膜の隠蔽率が90%以上かつ第1被覆材とは異なる色調の第2被覆材を、硬度及び/または密度が異なる少なくとも2種以上の吸液材が円筒外周面に混在するローラーブラシによって塗布することである。
【0005】
また、特許文献2記載の塗装用ローラーとこれを用いた塗装方法によれば、生産性が高く、種々の斑模様を容易に形成可能な塗装用ローラーが記載されている。
これは、塗料付着層を外周面に備えるローラー本体と、該ローラー本体を覆う筒状部材とを有し、前記筒状部材は、その周壁に複数の貫通孔を有し、前記貫通孔から前記塗料付着層が突出して刷毛部を形成している、塗装用ローラーである。
【0006】
この塗装用ローラーは、複数の貫通孔を有する筒状部材をローラー本体に被せるだけで斑模様が形成することができ、ローラー塗装であっても意匠的に優れた塗装を行うことができるようになった。
特許文献3記載の打放しコンクリート等の多彩模様を塗装形成する工法によれば、凸凹のある立方体合成スポンジやローラー型合成スポンジで、まだら模様付けをする工法が記載されている。
【0007】
これは、既存コンクリート面に、下塗り塗料として、耐候性、耐防水性のある塗料で、かつコンクリート面色に近似調色した淡色の前記塗料を、又通常に使用される粘性度の前記塗料を、既存コンクリート全面に塗布する。この塗料が、まだ乾かない状態に、下塗り塗料色より濃い色の同種粘性の塗料にて、模様付けをして、更に、まだ乾かない状態に、前記下塗り塗料を薄い層に上塗りすることを特徴とする、打放しコンクリート等の多彩模様を塗装形成する工法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2016-032807号公報
特開2017-056439号公報
特開2008-266911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら特許文献1では、ローラーブラシに塗料が多く付いてしまった場合などに、ランダムで微妙な色調変化を有する自然な模様が得られないことがあった。
また、特許文献2では、複数の貫通孔を有する筒状部を用意し、それをローラー本体に被せる必要があるため手間がかかってしまった。また、筒状部材に塗料が付いてしまい、所望する模様を形成することができない場合があった。
【0010】
特許文献3では、凸凹のある立方体合成スポンジやローラー型合成スポンジに適量の塗料を含ませることが難しく安定的にまだら模様をつけることができない場合があった。
このように特許文献に記載の塗装方法では、必要以上の塗料が塗装用具に付いてしまい、その必要以上の塗料の影響により所望の模様が形成できないことやその影響により塗装の手間がかかってしまうことがある。
(【0011】以降は省略されています)
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