TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025041301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148497
出願日2023-09-13
発明の名称液体吐出装置及び液体吐出方法
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類B05C 5/00 20060101AFI20250318BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】被塗布領域でのスジの発生を抑制しつつ走査方向に沿った縁部が滑らかな被塗布面を形成可能な液体吐出装置及び液体吐出方法を提供すること
【解決手段】開示の技術の一態様に係る液体吐出装置は、対象物に液体を吐出する、複数のノズルを備えた液体吐出ヘッドを有し、前記対象物又は前記液体吐出ヘッドを相対移動させ前記液体を吐出する液体吐出装置であって、前記複数のノズルは、前記液体を液滴状に吐出する第1のノズルと、前記液体を切れ目なく吐出する第2のノズルと、を有し、前記第2のノズルは、前記相対移動の方向と交差する方向において、前記液体を吐出する前記複数のノズルのうち前記液体吐出ヘッドの端部側に配置されることを特徴とする。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
対象物に液体を吐出する、複数のノズルを備えた液体吐出ヘッドを有し、
前記対象物又は前記液体吐出ヘッドを相対移動させ前記液体を吐出する液体吐出装置であって、
前記複数のノズルは、
前記液体を液滴状に吐出する第1のノズルと、
前記液体を切れ目なく吐出する第2のノズルと、を有し、
前記第2のノズルは、前記対象物又は前記液体吐出ヘッドの相対移動の方向と交差する方向において、前記液体を吐出する前記複数のノズルのうち前記液体吐出ヘッドの端部側に配置される
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
複数の前記第1のノズルを有し、
前記相対移動の方向と交差する方向に隣接する前記第1のノズル同士の間隔は、
前記相対移動の方向と交差する方向に隣接する前記第1のノズルと前記第2のノズルの間隔と等しい
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記第2のノズルは、少なくとも1つの前記第1のノズルと前記相対移動の方向に沿って配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第1のノズルの直径と前記第2のノズルの直径は等しい
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第1のノズル及び前記第2のノズルから吐出する液体を前記液体吐出ヘッドに供給する流路は、共通の流路を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
単位時間当たりに前記第2のノズルから吐出される液体の量は、単位時間当たりに前記第1のノズルから吐出される液体の量と等しい
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記液体吐出ヘッドを複数有し、
前記相対移動の方向と交差する方向において、複数の前記液体吐出ヘッドうち一の前記液体吐出ヘッドが有する前記ノズルは、他の前記液体吐出ヘッドが有する当該交差する方向に隣り合った2つの前記ノズルの間に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
弁体による前記第1のノズル及び前記第2のノズルの開閉を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記相対移動の方向と交差する方向に並ぶ前記複数のノズルのうち、端部に配置される前記第1のノズルの少なくとも1つを前記第2のノズルに切り替える
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記ノズルのうち、前記相対移動の方向と交差する方向において両端に位置する前記第1のノズルを前記第2のノズルに切り替える
ことを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記対象物又は前記液体吐出ヘッドを2次元方向に相対移動させ所定領域に液体を吐出するものであり、
前記制御部は、
前記液体吐出ヘッドが前記所定領域の端部を含まない領域で前記液体を吐出するとき、前記複数のノズルの全てを前記第1のノズルとして設定し、
前記液体吐出ヘッドが前記所定領域の端部を含む領域で前記液体を吐出するとき、前記所定領域の端部に位置する前記ノズルを前記第2のノズルとして設定する
ことを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置及び液体吐出方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車車体部品などの対象物に液体を吐出する装置として、複数のノズルを備えた液体吐出ヘッドを有した構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら特許文献1の技術では、スジの発生が抑制された被塗布面の形成と、走査方向に沿った縁部が滑らかな被塗布面の形成を両立することは困難であった。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被塗布領域でのスジの発生を抑制しつつ走査方向に沿った縁部が滑らかな被塗布面を形成可能な液体吐出装置及び液体吐出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
開示の技術の一態様に係る液体吐出装置は、対象物に液体を吐出する、複数のノズルを備えた液体吐出ヘッドを有し、前記対象物又は前記液体吐出ヘッドを相対移動させ前記液体を吐出する液体吐出装置であって、前記複数のノズルは、前記液体を液滴状に吐出する第1のノズルと、前記液体を連綿に吐出する第2のノズルと、を有し、前記第2のノズルは、前記相対移動の方向と交差する方向において、前記液体を吐出する前記複数のノズルのうち前記液体吐出ヘッドの端部側に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、被塗布領域でのスジの発生を抑制しつつ走査方向に沿った縁部が滑らかな被塗布面を形成可能な液体吐出装置及び液体吐出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態に係る液体吐出装置の全体構成例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの一構成例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの一構成例の断面図である。
第1の実施形態に係る供給部の一構成例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの一走査例を示す図である。
第1の実施形態に係る液体吐出装置が備えるコントローラのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る液体吐出装置が備える機能構成の一例を示すブロック図である。
(a)~(d)は従来技術における液体吐出装置が液体を吐出する様子を示す図である。
(a)~(b)は第1の実施形態に係る液体吐出装置が液体を吐出する様子を示す図である。
(a)~(b)は第1の実施形態に係る液体吐出装置が備える圧電素子に印加する電圧の波形を示す図である。
(a)~(b)は第1の実施形態に係る液体吐出装置が備える圧電素子に印加する電圧の波形の変形例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドのノズルと流路の配置関係例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの吐出面と、吐出された液体の塗布パターンの一例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの吐出面と、吐出された液体の塗布パターンの第1の変形例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの吐出面と、吐出された液体の塗布パターンの第2の変形例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの吐出面と、吐出された液体の塗布パターンの第3の変形例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの吐出面と、吐出された液体の塗布パターンの第4の変形例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの吐出面と、吐出された液体の塗布パターンの第5の変形例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの吐出面と、吐出された液体の塗布パターンの第6の変形例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの吐出面の第1の変形例を示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドの吐出面の第2の変形例を示す図である。
第2の実施形態に係る液体吐出装置の全体構成例を示す図である。
第3の実施形態に係る液体吐出装置の全体構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態に係る液体吐出装置及び液体吐出方法について図面を参照しながら詳細に説明する。但し、以下に示す形態は、本実施形態の技術思想を具現化するための液体吐出装置及び液体吐出方法を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており詳細説明を適宜省略する。
【0009】
(第1の実施形態)
<液体吐出装置100の全体構成例>
図1は、第1の実施形態に係る液体吐出装置100の全体構成例を示す図である。図1において、液体吐出装置100は、対象物200に対して液体を吐出する液体吐出部10と、液体吐出部10を制御する制御部20と、を有する。液体吐出装置100は、4つの液体吐出部10(10-1、10-2、10-3、10-4)を備え、塗装位置に位置する対象物200の周囲にそれぞれを配置している。液体吐出部10のそれぞれは、液体吐出ヘッドに対応するヘッド11と、検出部12と、ロボットアーム13と、を有する。
【0010】
対象物200は、例えば、車両、航空機、船舶のボディである。車両には、自動車、トラック、電車等が含まれる。本明細書に示す例では、対象物200は車両である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社リコー
液体吐出装置
2日前
株式会社リコー
服薬支援装置
2日前
株式会社リコー
定着装置、及び、画像形成装置
今日
株式会社リコー
後処理装置及び画像形成システム
2日前
株式会社リコー
シート給送装置、及び、画像形成装置
1日前
株式会社リコー
給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
9日前
株式会社リコー
給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
1日前
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
1日前
株式会社リコー
指標部材、給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
今日
株式会社リコー
液体を吐出する装置、真空廃液タンク及びノズル吸引方法
2日前
株式会社リコー
情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法及びプログラム
7日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
8日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
9日前
株式会社リコー
情報処理装置、アプリ生成システム、プログラム、アプリケーション生成方法
今日
株式会社リコー
イベント管理システム、イベント管理装置、イベント管理方法及びプログラム
2日前
株式会社リコー
画像処理装置、画像形成システム、画像処理方法およびプログラム
今日
株式会社リコー
プログラム、表示を提供する方法、通信端末および画像通信システム
7日前
ベック株式会社
被膜形成方法
7日前
菊水化学工業株式会社
塗装方法
1か月前
ベック株式会社
装飾被膜の形成方法
21日前
中外炉工業株式会社
塗布装置
15日前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
2日前
富士合成株式会社
スラッジ回収構造
1か月前
兵神装備株式会社
塗布検査システム
1か月前
株式会社大気社
塗装装置
2か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式吐出器
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
2か月前
株式会社吉谷機械製作所
放水装置
2か月前
トヨタ自動車東日本株式会社
塗料調色方法
16日前
日本リグランド株式会社
流体散布ユニット
1か月前
個人
ホースやノズルの長尺部の挟持具
14日前
株式会社吉野工業所
液体噴出器
1か月前
株式会社リコー
液滴吐出装置及び液滴吐出方法
21日前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出器
2か月前
東レ株式会社
シート状基材への塗布装置および塗布方法
2か月前
株式会社リコー
液体塗布装置及びキャッピング方法
21日前
続きを見る