TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025020781
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124362
出願日
2023-07-31
発明の名称
塗装装置
出願人
株式会社大気社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B05B
14/43 20180101AFI20250205BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】塗装ブースから除去装置までのミストを含む空気の経路が非直線的である塗装装置を提供する。
【解決手段】搬送される被塗物Bに対して塗料を塗装する塗装動作を行い、塗料ミストを含む空気を排出する開口部26が下面であって被塗物Bの搬送方向に対して水平方向に直交する幅方向Wの中央部に設けられた塗装ブース20と、塗装ブース20の下方であって、かつ幅方向Wにおいて塗装ブース20のある領域に配され、塗装ブース20から塗料ミストを含む空気が導入されて塗料ミストを除去する除去装置30と、開口部26と除去装置30とを連通する第1の連通路41と、を備える塗装装置10において、除去装置30は、幅方向Wにおいて開口部26よりも外側の位置において第1の連通路41と連通し、第1の連通路41から塗料ミストを含む空気が導入される空気導入口311を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送される被塗物に対して塗料を塗装する塗装動作を行い、塗料ミストを含む空気を排出する開口部が下面であって前記被塗物の搬送方向に対して水平方向に直交する幅方向の中央部に設けられた塗装ブースと、
前記塗装ブースの下方であって、かつ前記幅方向において前記塗装ブースのある領域に配され、前記塗装ブースから塗料ミストを含む空気が導入されて塗料ミストを除去する除去装置と、
前記開口部と前記除去装置とを連通する第1の連通路と、を備える塗装装置において、
前記除去装置は、前記幅方向において前記開口部よりも外側の位置において前記第1の連通路と連通し、前記第1の連通路から塗料ミストを含む空気が導入される空気導入口を有することを特徴とする塗装装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記除去装置内において、空気は前記幅方向の外側から内側へ流れることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
【請求項3】
前記除去装置は、当該除去装置の上面に配され、塗料ミストが除去された空気を排出する空気排出口を有し、
前記空気排出口から排出された空気を前記塗装装置外に排出する排気ファンと、
前記空気排出口から前記排気ファンへ連通するための第2の連通路と、
前記第1の連通路と前記第2の連通路とを仕切る仕切壁と、を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の塗装装置。
【請求項4】
前記仕切壁は、前記開口部から排出された塗料ミストを含む空気を前記幅方向の外側へ案内する気流ガイド部を有することを特徴とする請求項3に記載の塗装装置。
【請求項5】
前記空気導入口は前記除去装置の上面に配されていることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
【請求項6】
前記除去装置は、当該除去装置の下面又は前記幅方向における側面に配され、塗料ミストが除去された空気を排出する空気排出口を有し、
前記空気排出口から排出された空気を前記塗装装置外に排出する排気ファンと、
前記空気排出口から前記排気ファンへ連通するための第2の連通路と、を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の塗装装置。
【請求項7】
前記開口部から排出された塗料ミストを含む空気を前記幅方向の外側へ案内する気流ガイド部を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の塗装装置。
【請求項8】
前記除去装置は、段ボールフィルタからなるフィルタエレメントを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の塗装装置。
【請求項9】
前記除去装置は、前記塗装ブースのある領域内において前記幅方向に沿って運転位置と非運転位置とにわたって移動可能であり、
前記運転位置において、前記空気導入口は前記第1の連通路と連通されており、
前記非運転位置において、前記空気導入口は前記第1の連通路から離間していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の塗装装置。
【請求項10】
前記運転位置と前記非運転位置とは、前記幅方向における前記塗装ブースの仮想中心線に対して互いに反対側に位置していることを特徴とする請求項9に記載の塗装装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装ブースの下方空間に塗料ミストを除去する除去装置を備えた塗装装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
塗装ブースから排出された空気に含まれている塗料ミストを除去するための除去装置を、当該塗装ブースの下方空間を利用して配置した塗装装置が一般的に知られている。例えば、特開2019-217502号公報(特許文献1)には、塗装チャンバの真下において、2個のフィルタモジュールが夫々フィルタモジュール収容器内に収容された状態で、当該塗装チャンバの垂直長手方向中心面を基準にして互いに向き合って配置されている構成の塗装装置について開示されている。
【0003】
特許文献1の図1に記載された塗装装置において、各フィルタモジュールの主濾過装置の空気導入口は、塗装チャンバの垂直長手方向中心面から離れた側(すなわち塗装チャンバの幅方向における外方側)の側面に設けられており、塗装チャンバの床から排出された空気は、フィルタモジュール収容器の天井において当該空気導入口の上方に設けられた送入口を通って当該空気導入口から主濾過装置内へ送り込まれる。
【0004】
一方、特許文献1の図11に記載された塗装装置において、各フィルタモジュールの主濾過装置の空気導入口は、塗装チャンバの垂直長手方向中心面側(すなわち塗装チャンバの幅方向における内方側)の側面に設けられており、塗装チャンバの床から排出された空気は、互いに向き合って配置されている両主濾過装置の間に設けられた通路を通って当該空気導入口から主濾過装置内へ送り込まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-217502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に記載された塗装装置において、塗装チャンバの床は全幅にわたって通気可能な構成である。そのため、特許文献1の図1及び図11に記載された塗装装置はいずれも、運転時に、塗装チャンバの床のうち主濾過装置の空気導入口の略真上に位置する部分から当該空気導入口に向かう略直線的な空気経路が形成される。このような略直線的な空気経路は、流れに対する抵抗が少ないため、経路の一部において生じた風量の変化は経路の全体に反映されやすい。したがって、特許文献1に記載された塗装装置は、詰まりなどによって主濾過装置の処理風量が低下すると、塗装チャンバ内の気流が乱れやすくなり、これは塗装作業の品質の低下につながる虞がある。
【0007】
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、塗装ブースから除去装置までのミストを含む空気の経路が非直線的である塗装装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る塗装装置は、
搬送される被塗物に対して塗料を塗装する塗装動作を行い、塗料ミストを含む空気を排出する開口部が下面であって前記被塗物の搬送方向に対して水平方向に直交する幅方向の中央部に設けられた塗装ブースと、
前記塗装ブースの下方であって、かつ前記幅方向において前記塗装ブースのある領域に配され、前記塗装ブースから塗料ミストを含む空気が導入されて塗料ミストを除去する除去装置と、
前記開口部と前記除去装置とを連通する第1の連通路と、を備え、
前記除去装置は、前記幅方向において前記開口部よりも外側の位置において前記第1の連通路と連通し、前記第1の連通路から塗料ミストを含む空気が導入される空気導入口を有することを特徴とする。
【0009】
このように構成された塗装装置において、塗装ブースの開口部から排出された塗料ミストを含む空気は、除去装置の空気導入口に辿り着くまでの間に、幅方向において外側に案内されながら下方に流れるので、塗装ブースから除去装置までのミストを含む空気の経路は、流れに対する抵抗が比較的大きい非直線的なものとなる。これにより、除去装置の処理風量の低下が生じても、塗装ブース内の気流への影響は緩和されるので、塗装ブース内の気流の乱れは生じにくくなり、塗装作業の品質が低下することを抑止することができる。
【0010】
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
塗装ハンドル
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
1か月前
株式会社オンテックス
塗料塗布具
1か月前
株式会社デュプロ
シート装飾方法
26日前
株式会社大気社
塗装装置
6日前
有光工業株式会社
液体噴射装置
1か月前
株式会社吉谷機械製作所
放水装置
5日前
株式会社吉野工業所
吐出器
6日前
株式会社三鷹ホールディングス
薬液噴霧器
1か月前
兵神装備株式会社
流動物供給装置
26日前
トヨタ自動車株式会社
空調システムの制御方法
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
株式会社オプトラン
成膜方法及び成膜装置
1か月前
東レ株式会社
シート状基材への塗布装置および塗布方法
5日前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出器
6日前
本多電子株式会社
超音波霧化装置及び超音波霧化方法
27日前
兵神装備株式会社
ノズルおよび塗布装置
27日前
株式会社ウレタンメンテナンスサービス
塗布装置
13日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
噴霧装置
1か月前
山陽特殊製鋼株式会社
スプレー機
26日前
TDK株式会社
霧化装置、及び、霧化方法
13日前
カシオ計算機株式会社
印刷装置
1か月前
株式会社カワタ
コーティング装置およびコーティング方法
6日前
株式会社吉野工業所
吐出アタッチメント
1か月前
ハンファ精密機械株式会社
ディスペンサ
19日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
6日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
6日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
6日前
株式会社ヲサメ工業
搬送コンベヤにおけるスリット仕舞板
13日前
株式会社クボタ
塗装方法及び塗装系
1か月前
個人
噴射スプレー缶に取り付けるボタン押し補助具
1か月前
セイコーエプソン株式会社
記録装置、及び、搬送装置
12日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッドの製造方法
27日前
株式会社リスニ
液体噴霧装置
5日前
続きを見る
他の特許を見る