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公開番号2025006505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107339
出願日2023-06-29
発明の名称液体噴射装置
出願人有光工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B05B 15/58 20180101AFI20250109BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】使用者の利便性を向上させることができる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る液体噴射装置1は、開閉可能であり、開かれている場合に液体が噴射されるノズル5と、液体源2から汲み上げた前記液体を前記ノズル5へ圧送するポンプ4と、該ポンプ4により圧送された前記液体が通流する流路(吐出路45及び圧送路12)と、該流路を通流する前記液体を前記ポンプ4の上流側(液体源2)へ返戻するための返戻路13と、該返戻路13を閉じ、前記流路の液圧が第1の液圧より高い場合に開く第1弁6と、前記流路を通流する前記液体を前記液体源2へ排出するための排出路15と、該排出路15を開き、前記流路の液圧が、前記第1の液圧より低い第2の液圧より高い場合に閉じる第2弁7とを備えることを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
開閉可能であり、開かれている場合に液体が噴射されるノズルと、
液体源から汲み上げた前記液体を前記ノズルへ圧送するポンプと、
該ポンプにより圧送された前記液体が通流する流路と、
該流路を通流する前記液体を前記ポンプの上流側へ返戻するための返戻路と、
該返戻路を閉じ、前記流路の液圧が第1の液圧より高い場合に開く第1弁と、
前記流路を通流する前記液体を前記液体源へ排出するための排出路と、
該排出路を開き、前記流路の液圧が、前記第1の液圧より低い第2の液圧より高い場合に閉じる第2弁と
を備えることを特徴とする液体噴射装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
開閉可能であり、開かれている場合に液体が噴射されるノズルと、
液体源から汲み上げた前記液体を前記ノズルへ圧送するポンプと、
該ポンプに回転運動を与えることによって前記ポンプを駆動する駆動源と、
前記ポンプにより圧送された前記液体が通流する流路と、
該流路を通流する前記液体を前記ポンプの上流側へ返戻するための返戻路と、
前記流路の液圧が低い場合に前記返戻路を閉じ、高い場合に開く第1弁と、
前記流路を通流する前記液体を前記液体源へ排出するための排出路と、
前記駆動源の回転数が低い場合に前記排出路を開き、高い場合に閉じる第2弁と
を備えることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項3】
前記第2弁は、
弁座と弁体とを備え、
該弁体が、自重、又は前記弁体を前記弁座から離座する方向に付勢する付勢部材の付勢力により、前記弁座から離座している場合に前記排出路を開き、
前記弁体が、前記流路の液圧により前記弁座に着座している場合に前記排出路を閉じ、
前記弁体の前記弁座への着座が、前記流路から前記排出路に前記液体が流入した後で完了するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体噴射装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の液体噴射装置は、ポンプ、ノズル、及び流路(文中「吐液路」)を備える。ポンプは液体源から汲み上げた液体をノズルへ圧送する。ポンプにより圧送された液体は流路を通流する。
液体噴射装置の使用者は、手動でノズルを開閉する。ノズルが開かれている場合、ノズルから液体が噴射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-001002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポンプは、例えば内燃機関のような駆動源からの回転運動を受けてプランジャが往復運動することにより、液体を圧送する。駆動源の回転数が高い場合、駆動源がポンプを駆動する力が大きいので、ポンプは流路内の液体の圧力(流路の液圧)に打ち勝って液体を圧送することができる。
一方、始動時の駆動源の回転数は低いので、ポンプが流路の液圧に打ち勝てず、ポンプの作動が阻止されることが懸念される。
そこで、使用者は駆動源の始動時に手動でノズルを開く。すると、流路の液圧が下がるので、ポンプは円滑に作動する。しかしながら、使用者の利便性は損なわれる。
【0005】
本開示の目的は、使用者の利便性を向上させることができる液体噴射装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る液体噴射装置は、開閉可能であり、開かれている場合に液体が噴射されるノズルと、液体源から汲み上げた前記液体を前記ノズルへ圧送するポンプと、該ポンプにより圧送された前記液体が通流する流路と、該流路を通流する前記液体を前記ポンプの上流側へ返戻するための返戻路と、該返戻路を閉じ、前記流路の液圧が第1の液圧より高い場合に開く第1弁と、前記流路を通流する前記液体を前記液体源へ排出するための排出路と、該排出路を開き、前記流路の液圧が、前記第1の液圧より低い第2の液圧より高い場合に閉じる第2弁とを備えることを特徴とする。
【0007】
本開示にあっては、ポンプが液体源から汲み上げた液体をノズルへ圧送する。ノズルは開閉可能であり、ノズルが開かれている場合にノズルから液体が噴射される。
ポンプが圧送する液体は流路を通流する。ノズルが閉じている場合はノズルから液体が噴射されないので、流路の液圧が上昇することがある。
【0008】
第1弁は返戻路を閉じている。ただし、流路の液圧が第1の液圧より高い場合には第1弁が返戻路を開くので、流路を通流する液体の少なくとも一部が、返戻路を通してポンプの上流側へ返戻される。故に、流路の液圧が過剰に上昇する虞はない。従って、ポンプに過負荷が加わる不都合を防止することができる。ポンプの上流側に返戻された液体は再びノズルへ圧送され得るので、無駄がない。
【0009】
ポンプが作動していない場合、流路の液圧は第2の液圧以下である。ポンプが作動を開始した場合、液体がノズルへ圧送され始める。一般に、ポンプの作動開始直後は、ポンプが液体を圧送しようとする力(ポンプの圧送力)は小さい。しかしながら、第2弁が排出路を開いているので、流路を通流する液体の少なくとも一部が、排出路を通して液体源へ排出される。故に、流路の液圧が、ポンプの小さな圧送力に比して過剰に上昇する虞はない。従って、ポンプは順調に作動する。
この結果、ポンプの作動開始時に、流路の液圧を下げる目的で使用者が手動でノズルを開く必要がない。故に、使用者の利便性を向上させることができる。また、排出路を通して排出された液体は液体源に回収されるので、無駄がない。
【0010】
ポンプの圧送力が増大することによって流路の液圧が第2の液圧より高くなれば、第2弁は排出路を閉じる。第2の液圧は第1の液圧より低いので、流路の液圧を、第2の液圧より高く、第1の液圧以下の液圧(ノズルからの液体の噴射に適した液圧)に保つことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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