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公開番号
2025042919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023150121
出願日
2023-09-15
発明の名称
塗装装置
出願人
旭サナック株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
B05B
15/14 20180101AFI20250321BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】塗装ガンと被塗物との衝突を、安価に且つ高い精度で検出する。
【解決手段】塗装装置は、被塗物Wに向けて粉体塗料Pを吐出する複数の塗装ガン35と、複数の塗装ガン35を同期させた状態で移動させる駆動装置20と、複数の塗装ガン35に個別に設けられ、複数の塗装ガン35に作用する衝撃を個別に検出する複数の加速度センサ41と、2つの塗装ガン35の間における加速度センサ41の検出値の差分値が閾値を超えたときに、塗装ガン35と被塗物Wとが衝突したと判定する判定部40と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
被塗物に向けて塗料を吐出する複数の塗装ガンと、
前記複数の塗装ガンを同期させた状態で移動させる駆動装置と、
前記複数の塗装ガンに個別に設けられ、前記複数の塗装ガンに作用する衝撃を個別に検出する複数の加速度センサと、
2つの前記塗装ガンの間における前記加速度センサの検出値の差分値が閾値を超えたときに、前記塗装ガンと前記被塗物とが衝突したと判定する判定部と、を備えている塗装装置。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記被塗物を搬送するコンベアを備え、
前記駆動装置は、前記複数の塗装ガンを前記コンベアの搬送速度よりも速い速度で前記コンベアの搬送方向と交差する方向に往復移動させるレシプロケータを含み、
前記加速度センサは、前記レシプロケータによる移動方向と平行な方向の加速度を検出する請求項1記載の塗装装置。
【請求項3】
前記レシプロケータは、前記被塗物に向けて突出する弾性変形可能な複数本のアームを有し、
前記複数本のアームの突出端部に前記複数の塗装ガンが個別に取り付けられている請求項2記載の塗装装置。
【請求項4】
前記複数の塗装ガンは、前記レシプロケータの駆動方向と平行に間隔を空けた状態で前記レシプロケータに支持されており、
前記判定部の判定対象となる前記2つの塗装ガンは、前記レシプロケータの駆動方向において間隔を空けて配置されたものである請求項2又は請求項3に記載の塗装装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンベアによって搬送される被塗装物に、塗装ガンから吐出された粉体塗料を吹き付ける塗装装置が開示されている。この装置では、被塗装物が塗装ブースに進入する直前に、被塗装物の大きさと形状が検知され、検知信号が制御装置に送信される。制御装置は、送信された検知信号に基づいて、塗装ガンからの粉体塗料の吐出量を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-156488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の塗装装置においては、コネクタに吊り下げられている被塗装物の向きが変わったときに、塗装ガンと被塗装物が衝突することが懸念されるが、塗装ガンに加速度センサを取り付けることによって、衝突を検知することが可能である。しかし、塗装ガンが、レシプロケータにより昇降を繰り返すアームの先端に取り付けられている場合は、上昇動作と下降動作との切替時にアームが撓んで塗装ガンが揺動する。そのため、この塗装ガンの揺動を加速度センサが検知し、塗装ガンの塗装動作が正常であっても、塗装ガンが被塗装物と衝突したと誤検知することが懸念される。この対策としては、A/DコンバータやFPGA(field-programmable gate array)やマイコンによるFFT(fast Fourier transform)解析を行うことによって、正常状態であるか否かを判定することが考えられるが、FFT解析を行うためのA/DコンバータやFPGAやマイコンは、高価である。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、塗装ガンと被塗物との衝突を、安価に且つ高い精度で検出できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、
被塗物に向けて塗料を吐出する複数の塗装ガンと、
前記複数の塗装ガンを同期させた状態で移動させる駆動装置と、
前記複数の塗装ガンに個別に設けられ、前記複数の塗装ガンに作用する衝撃を個別に検出する複数の加速度センサと、
2つの前記塗装ガンの間における前記加速度センサの検出値の差分値が閾値を超えたときに、前記被塗物が前記塗装ガンに衝突したと判定する判定部と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
この構成によれば、塗装ガンと被塗物との衝突を、安価に且つ高い精度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の塗装装置を構成する駆動装置の斜視図である。
塗装装置の平面図である。
実施例1の判定部の構成をあらわすブロック図である。
実施例2の判定部の構成をあらわすブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の形態例を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示の塗装装置は、
(1)被塗物に向けて塗料を吐出する複数の塗装ガンと、前記複数の塗装ガンを同期させた状態で移動させる駆動装置と、前記複数の塗装ガンに個別に設けられ、前記複数の塗装ガンに作用する衝撃を個別に検出する複数の加速度センサと、2つの前記塗装ガンの間における前記加速度センサの検出値の差分値が閾値を超えたときに、前記塗装ガンと前記被塗物とが衝突したと判定する判定部と、を備えている。本開示の構成によれば、塗装ガンが被塗物に衝突すると、衝突した塗装ガンの加速度センサによる検出値と、衝突していない塗装ガンの加速度センサによる検出値との間の差が大きくなる。双方の検出値の差分値が閾値を超えたときに、判定部は、塗装ガンが被塗物に衝突したと判定する。衝突の有無の判定において、FFT解析等の高度な処理は不要である。本開示によれば、塗装ガンと被塗物との衝突を、安価に且つ高い精度で検出することができる。
【0010】
(2)前記被塗物を搬送するコンベアを備え、前記駆動装置は、前記複数の塗装ガンを前記コンベアの搬送速度よりも速い速度で前記コンベアの搬送方向と交差する方向に往復移動させるレシプロケータを含み、前記加速度センサは、前記レシプロケータによる移動方向と平行な方向の加速度を検出することが好ましい。この構成によれば、塗装ガンが被塗物に対してコンベアの搬送方向と平行に衝突する場合に比べると、レシプロケータによる移動方向と平行に衝突する場合の方が衝突時の加速度が大きい。したがって、塗装ガンと被塗物との衝突を確実に検出することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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