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公開番号
2025049896
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158389
出願日
2023-09-22
発明の名称
塗布装置、塗布方法及びプログラム
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
個人
主分類
B05C
11/04 20060101AFI20250327BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】簡易に高粘度な液体を湾曲面に均一に塗布することができる塗布装置、塗布方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】塗布装置1は、湾曲した塗布対象に液体を射出する液体射出部141と、液体を塗布対象上に均すへら部142と、塗布対象を撮影する撮影部13と、制御部17と、を備える。制御部17は、撮影部13で撮影した塗布対象の画像データに基づいて塗布対象の湾曲具合を求め、液体射出部141から塗布対象に液体を射出させつつ、湾曲具合に応じて所定の方向に移動させつつ前記液体を前記塗布対象上に均すようにへら部142を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
湾曲した塗布対象に液体を射出する液体射出部と、
前記液体を前記塗布対象上に均すへら部と、
前記塗布対象を撮影する撮影部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記撮影部で撮影した前記塗布対象の画像データに基づいて前記塗布対象の湾曲具合を求め、前記液体射出部から前記塗布対象に前記液体を射出させつつ、前記湾曲具合に応じて所定の方向に移動させつつ前記液体を前記塗布対象上に均すように前記へら部を制御する、
塗布装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記所定の方向は、前記塗布対象からの高さ方向および幅方向である、
請求項1に記載の塗布装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記液体射出部から射出する前記液体の種類または形成する膜厚に応じて前記所定の方向を変更し、変更した前記所定の方向に移動するように前記へら部を制御する、
請求項1または2に記載の塗布装置。
【請求項4】
前記へら部は複数のへらを備え、
前記制御部は、複数のへらのうち一部のへらを延ばすことにより、前記へら部の幅を変更する、
請求項1に記載の塗布装置。
【請求項5】
前記液体射出部と前記へら部とは塗布部に含まれ、
前記制御部は、前記塗布部を前記塗布対象の塗布開始位置から塗布終了位置まで移動させるように制御する、
請求項1に記載の塗布装置。
【請求項6】
塗布装置が実行する塗布方法であって、
撮影した湾曲した塗布対象の画像データに基づいて前記塗布対象の湾曲具合を求め、
前記塗布対象に液体を射出させつつ、前記液体を前記塗布対象上に均すへら部を前記湾曲具合に応じて所定の方向に移動させつつ前記液体を前記塗布対象上に均す、
塗布方法。
【請求項7】
コンピュータに、
撮影した湾曲した塗布対象の画像データに基づいて前記塗布対象の湾曲具合を求める処理、
前記塗布対象に液体を射出させつつ、前記液体を前記塗布対象上に均すへら部を前記湾曲具合に応じて所定の方向に移動させつつ前記液体を前記塗布対象上に均す処理、
を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布装置、塗布方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、爪を装飾する手段として、爪、ネイルチップ等にマニキュア、コート剤等を塗布する、いわゆるネイルが知られている。ネイルは、ユーザが刷毛でマニキュア、コート剤等を爪、ネイルチップ等に塗布するが、爪、ネイルチップ等は湾曲しているため、均一にムラなく塗布することが難しい。例えば、特許文献1には、ユーザの顔面形状である画面情報を取得し、その情報に基づいて印刷手段により化粧材料を顔面に塗布する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-206752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ネイルのマニキュア、コート剤等は、粘り気の強い高粘度な液体が多い。印刷手段で高粘度な液体を使用する場合、例えば、粘度が高くて射出できない、液体内の気泡が抜けにくく射出量が安定しない等の高粘度な液体に特有の課題を解決するために、専用の機構、制御が必要となり、装置を作成するのに手間がかかる。
【0005】
また、液体を精度良く一定量出すことが可能なディスペンサを用いて、マニキュア、コート剤等を爪、ネイルチップ等に射出することも可能ではあるが、薄く塗ることが困難であり全体的に膜が厚くなるため、乾燥に時間がかかってしまう。また、単に液体を射出するだけでは、爪、ネイルチップ等の部位ごとに付着する液体量が異なり、また、湾曲面では乾く前に液だれを生じる場合があるため、均一な膜を形成できない可能性が高い。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためにされたものであり、簡易に高粘度な液体を湾曲面に均一に塗布することができる塗布装置、塗布方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る塗布装置は、
湾曲した塗布対象に液体を射出する液体射出部と、
前記液体を前記塗布対象上に均すへら部と、
前記塗布対象を撮影する撮影部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記撮影部で撮影した前記塗布対象の画像データに基づいて前記塗布対象の湾曲具合を求め、前記液体射出部から前記塗布対象に前記液体を射出させつつ、前記湾曲具合に応じて所定の方向に移動させつつ前記液体を前記塗布対象上に均すように前記へら部を制御する、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡易に高粘度な液体を湾曲面に均一に塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態に係る塗布装置の平面図である。
図1Aに示した塗布装置の断面図である。
図1Aに示した塗布装置の構成の一例を示す図である。
図1Aに示した塗布装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
図1Aに示した塗布装置の撮影部で撮影した指画像を示す図である。
図4Aに示した指画像から抽出した爪の輪郭を示す図である。
図4Aに示した指画像から生成した爪の側面画像を示す図である。
図4Aに示した指画像から生成した爪の正面画像を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る塗布装置の塗布部を塗布開始位置に位置づけたことを説明するための図である。
図5Aに示した塗布部から塗布用液体を射出したことを説明するための図である。
図5Bに示した塗布部のへら部の動作を説明するための図である。
図5Cに示したへら部で塗布用液体を延ばすことを説明するための図である。
図5Dに示したへら部を爪の甘皮側に移動させることを説明するための図である。
図5Eに示したへら部が爪の甘皮に到達したことを説明するための図である。
図4Bに示した塗布部を爪の中央に位置付けた状態を説明するための図である。
図6Aに示した塗布部を爪の湾曲面に沿って傾けた状態を説明するための図である。
図6Aに示した塗布部のへら部を湾曲面に沿って傾けた状態を説明するための図である。
本発明の実施の形態に係る塗布装置による最初の塗布位置を説明するための図である。
図7Aに示した塗布位置の次に塗布する塗布位置を説明するための図である。
本発明の実施の形態に係る塗布装置において実行される塗布処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る塗布装置において実行される塗布実行処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態の変形例に係る塗布装置の塗布部に含まれる複数のへら部を説明するための図である。
図10Aに示した複数のへら部を爪の湾曲面に位置づけた状態を説明するための図である。
本発明の実施の形態の変形例に係る塗布装置により薄い膜厚を形成する場合の塗布部のへら部の位置を説明するための図である。
図11Aに示した塗布装置により厚い膜厚を形成する場合の塗布部のへら部の位置を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
(【0011】以降は省略されています)
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