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公開番号
2025021077
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124795
出願日
2023-07-31
発明の名称
トリガー式液体噴出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05B
11/00 20230101AFI20250205BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】液体に直接的に添加剤を含ませた状態で噴出することができると共に、洗浄作業等を伴うことなく添加剤の容易な交換を行うこと。
【解決手段】液体が収容された容器体Aに装着される噴出器本体10と、噴出孔21が形成されたノズル部材20と、添加剤Wが収容され、ノズル部材に対して離脱可能に装着されるカートリッジ100とを備え、ノズル部材は、噴出孔が形成されたノズル壁部22と、ノズル壁部の前面に形成され、カートリッジの装着時に噴出孔に向けて添加剤を導く供給溝110とを備え、供給溝は、噴出孔の前方において噴出孔に向けて開口し、カートリッジは、ノズル部材への装着状態において供給溝内に連通する連通孔122と、添加剤が収容されると共に連通孔を通じて供給溝に連通する収容空間Sとを備えているトリガー式液体噴出器1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体に装着され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、
添加剤が収容され、前記ノズル部材に対して離脱可能に装着されるカートリッジと、を備え、
前記噴出器本体は、
前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、
前記ノズル部材は、
前記噴出孔が形成されたノズル壁部と、
前記ノズル壁部の前面に形成され、前記カートリッジの装着時に前記噴出孔に向けて前記添加剤を導く供給溝と、を備え、
前記供給溝は、前記噴出孔の前方において前記噴出孔に向けて開口し、
前記カートリッジは、
前記ノズル部材への装着状態において前記供給溝内に連通する連通孔と、
前記添加剤が収容されると共に、前記連通孔を通じて前記供給溝に連通する収容空間と、を備えていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のトリガー式液体噴出器において、
前記ノズル部材は、前記ノズル壁部よりも前方に配置され、前記ノズル壁部の前面との間に係止溝を画成する係止枠を備え、
前記カートリッジは、前記係止溝内に挿入可能とされ、前記係止溝に対して係止する係止壁部を備え、
前記供給溝は、前記ノズル壁部の前面と前記係止壁部との間に形成されている、トリガー式液体噴出器。
【請求項3】
請求項2に記載のトリガー式液体噴出器において、
前記係止壁部には、前記係止溝に形成された係合孔に係合可能とされた係合突起を有する弾性片が形成され、
前記係合突起は、前記弾性片の弾性変形によって前記係合孔に対する係合が解除されると共に、前記弾性片の弾性復元変形によって前記係合孔に係合される、トリガー式液体噴出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
トリガー部の操作によって容器体内から液体を吸い上げ、噴出孔を通じて液体を噴出するトリガー式液体噴出器が知られている。この種のトリガー式液体噴出器において、液体に香料等の添加剤を添加したいというニーズがある。
例えば添加剤を添加する技術として、例えば下記特許文献1には、薬剤収納室に収納された添加剤(薬剤)を、吐出容器の使用前(吐出前)に容器体内に投入することで、添加剤が添加された液体を吐出する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-83907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した吐出容器のように容器体内に添加剤を直接添加する構成にあっては、例えば添加剤が香料を含む場合に、現在使用している添加剤の香料とは異なる香料を含む添加剤を使用する際、容器体の匂い残りが課題となる。容器体に匂い残りが発生すると、消費者は、容器体の洗浄に手間が掛かったり、吐出容器全体を買い替えたりする必要があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、洗浄作業等を伴うことなく、異なる種類の添加剤を使用できるトリガー式液体噴出器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体に装着され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、添加剤が収容され、前記ノズル部材に対して離脱可能に装着されるカートリッジと、を備え、前記噴出器本体は、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、前記ノズル部材は、前記噴出孔が形成されたノズル壁部と、前記ノズル壁部の前面に形成され、前記カートリッジの装着時に前記噴出孔に向けて前記添加剤を導く供給溝と、を備え、前記供給溝は、前記噴出孔の前方において前記噴出孔に向けて開口し、前記カートリッジは、前記ノズル部材への装着状態において前記供給溝内に連通する連通孔と、前記添加剤が収容されると共に、前記連通孔を通じて前記供給溝に連通する収容空間と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係るトリガー式液体噴出器によれば、トリガー部を操作して後方に移動させることで、液体を縦供給筒部内から噴出孔側に向けて流通させることができる。これにより、ノズル部材の噴出孔を通じて液体を前方に向けて噴出させることができる。
また液体の噴出後、トリガー部の操作を解除すると、付勢力によってトリガー部を前方に向けて復元移動させることができるので、容器体内の液体を縦供給筒部内に吸い上げることができる。これにより、次回の噴出に備えることができる。
【0008】
特に、ノズル部材に対してカートリッジを装着することで、カートリッジの収容空間内に収容されている添加剤(例えば香料等)を連通孔及び供給溝を通じて噴出孔に向けて、例えば供給溝内での毛細管現象等を利用して導くことができる。この際、供給溝は噴出孔の前方において、噴出孔に向けて開口しているので、添加剤を噴出孔の噴出側周辺まで導くことが可能である。ところで、噴出孔における噴出側の周辺は、液体の噴出に伴う空気の流れによって負圧化する。そのため、液体の噴出時、負圧による影響によって、噴出孔に向けて開口している供給溝内から添加剤が強制的に引っ張り出される。これにより、液体に対して添加剤を直接的に含ませた状態で外部に噴出することができる。従って、例えば香料付きの液体を噴出することが可能である。
【0009】
さらに供給溝は、ノズル壁部の前面に形成されているので、例えばカートリッジを交換する等して異なる添加剤を使用する場合であっても、トリガー式液体噴出器の内部を添加剤が流動するものではないため、内部構成品等を洗浄作業する必要がない。従って、従来とは異なり、洗浄作業等の手間が不要であり、使い易く利便性に優れている。これらのことから、洗浄作業等を伴うことなく、異なる種類の添加剤を使用できるトリガー式液体噴出器とすることができる。
【0010】
(2)前記ノズル部材は、前記ノズル壁部よりも前方に配置され、前記ノズル壁部の前面との間に係止溝を画成する係止枠を備え、前記カートリッジは、前記係止溝内に挿入可能とされ、前記係止溝に対して係止する係止壁部を備え、前記供給溝は、前記ノズル壁部の前面と前記係止壁部との間に形成されても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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