TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025021197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124967
出願日2023-07-31
発明の名称吐出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B05B 11/00 20230101AFI20250205BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】製造コストを抑制しつつ、外部への内容液の漏出を効果的に抑制できる、少なくとも倒立姿勢での内容液の吐出が可能な吐出器を提供する。
【解決手段】本開示に係る吐出器100は、容器本体Cに装着する装着部材3と、装着部材3から下方に垂下するシリンダ1と、シリンダ1に対して上下動可能に設けられる筒状のステム9と、ステム9の上部に取り付けられ、内容液を吐出するノズルを有するヘッド部30と、シリンダ1とステム9との隙間をシールする外気導入弁13とを備える、少なくとも倒立姿勢での内容液の吐出が可能な吐出器100であって、外気導入弁13は、ステム9の径方向外側に設けられた環状部材であり、ステム9の外面に摺動すると共に上方に設けた押さえ部材によって支持されており、押さえ部材の径方向内側部には、下方に突出する突部5d1が設けられており、外気導入弁13の径方向内側部は突部5d1に沿って下方に変形することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体の口部に装着する装着部材と、
前記装着部材から下方に垂下するシリンダと、
前記シリンダに対して上下動可能に設けられる筒状のステムと、
前記ステムの上部に押下可能に取り付けられ、内容液を吐出するノズルを有するヘッド部と、
前記シリンダと前記ステムとの隙間をシールする外気導入弁であって、前記シリンダの側部に設けられた外気導入孔を通じた前記容器本体内への外気の導入を許容すると共に前記容器本体内から前記外気導入孔を通じた内容液の漏出を抑制する、該外気導入弁と
を備える、少なくとも倒立姿勢での内容液の吐出が可能な吐出器であって、
前記外気導入弁は、前記ステムの径方向外側に設けられた環状部材であり、前記ステムの外面に摺動すると共に上方に設けた押さえ部材によって支持されており、
前記押さえ部材の径方向内側部には、下方に突出する突部が設けられており、前記外気導入弁の径方向内側部は前記突部に沿って下方に変形している、吐出器。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記外気導入弁の径方向外側部は、前記シリンダの上部に設けたシール凸部と、前記押さえ部材の径方向外側部において下方に向けて凸形状を有するシール部との間で挟持されており、
前記押さえ部材は、前記突部と前記シール部との間の径方向位置において上方に凹む凹み部を有する、請求項1に記載の吐出器。
【請求項3】
前記押さえ部材は、前記装着部材と一体形成されている、請求項1又は2に記載の吐出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、容器本体の口部に装着され、容器本体内の内容液を噴出させるための吐出器に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の吐出器として、例えば、特許文献1には、容器体が倒立姿勢であっても容器体内に収容された内容液をシリンダ内に円滑に供給するための倒立時用吸込口を備え、正立姿勢時には流路切替弁を開いて吸い上げパイプ(正立時用吸込口)からシリンダ内へ液体を吸い込ませると共に、倒立姿勢時には倒立時用吸込口からシリンダ内へ液体を吸い込ませるように構成した、正倒立吐出器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017- 47354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の正倒立吐出器では、シリンダの側壁に設けた外気導入孔を閉塞する筒状の弁部材を設けて、外部から外気導入孔を通じた容器体内への外気の導入を許容すると共に、外気導入孔を通じた内容液の外部への漏出を抑制するように構成されている。しかし、筒状の弁部材は、容器体の口部又はシリンダへ装着するためのフランジが設けられるなどの理由により部材の製造コストがかかるため、この点について改善の余地があった。
【0005】
本開示の目的は、製造コストを抑制しつつ、外部への内容液の漏出を効果的に抑制できる、少なくとも倒立姿勢での内容液の吐出が可能な吐出器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するために、本開示の吐出器は、
[1]
容器本体の口部に装着する装着部材と、
前記装着部材から下方に垂下するシリンダと、
前記シリンダに対して上下動可能に設けられる筒状のステムと、
前記ステムの上部に押下可能に取り付けられ、内容液を吐出するノズルを有するヘッド部と、
前記シリンダと前記ステムとの隙間をシールする外気導入弁であって、前記シリンダの側部に設けられた外気導入孔を通じた前記容器本体内への外気の導入を許容すると共に前記容器本体内から前記外気導入孔を通じた内容液の漏出を抑制する、該外気導入弁と
を備える、少なくとも倒立姿勢での内容液の吐出が可能な吐出器であって、
前記外気導入弁は、前記ステムの径方向外側に設けられた環状部材であり、前記ステムの外面に摺動すると共に上方に設けた押さえ部材によって支持されており、
前記押さえ部材の径方向内側部には、下方に突出する突部が設けられており、前記外気導入弁の径方向内側部は前記突部に沿って下方に変形していることを特徴とする。
【0007】
また、本開示の吐出器は、
[2]
上記[1]に記載の構成において、前記外気導入弁の径方向外側部は、前記シリンダの上部に設けたシール凸部と、前記押さえ部材の径方向外側部において下方に向けて凸形状を有するシール部との間で挟持されており、前記押さえ部材は、前記突部と前記シール部との間の径方向位置において上方に凹む凹み部を有することが好ましい。
【0008】
また、本開示の吐出器は、
[3]
上記[1]又は[2]に記載の構成において、前記押さえ部材は、前記装着部材と一体形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、製造コストを抑制しつつ、外部への内容液の漏出を効果的に抑制できる、少なくとも倒立姿勢での内容液の吐出が可能な吐出器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1実施形態である吐出器の正面断面図である。
図1における外気導入弁の領域を拡大した正面拡大断面図である。
図2におけるA部詳細図である。
本開示の第2実施形態である吐出器の正面断面図である。
図4における外気導入弁の領域を拡大した正面拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社シロハチ
換気ブース
2か月前
個人
塗装ハンドル
1か月前
株式会社デュプロ
シート装飾方法
26日前
株式会社オンテックス
塗料塗布具
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
1か月前
株式会社大気社
塗装装置
6日前
有光工業株式会社
液体噴射装置
1か月前
株式会社テクノコア
液体噴霧用ノズル
2か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
6日前
コニシセイコー株式会社
ミスト発生装置
2か月前
株式会社吉谷機械製作所
放水装置
5日前
株式会社三鷹ホールディングス
薬液噴霧器
1か月前
株式会社吉野工業所
液体噴出器
2か月前
トヨタ自動車株式会社
空調システムの制御方法
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
兵神装備株式会社
流動物供給装置
26日前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出器
6日前
株式会社オプトラン
成膜方法及び成膜装置
1か月前
東レ株式会社
シート状基材への塗布装置および塗布方法
5日前
株式会社大気社
塗装装置
2か月前
株式会社不二越
塗布装置
2か月前
本多電子株式会社
超音波霧化装置及び超音波霧化方法
27日前
兵神装備株式会社
ノズルおよび塗布装置
27日前
株式会社不二越
加熱装置
2か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
噴霧装置
1か月前
TDK株式会社
霧化装置、及び、霧化方法
13日前
山陽特殊製鋼株式会社
スプレー機
26日前
株式会社ウレタンメンテナンスサービス
塗布装置
13日前
株式会社カワタ
コーティング装置およびコーティング方法
6日前
カシオ計算機株式会社
印刷装置
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出アタッチメント
1か月前
株式会社ディスコ
液状樹脂塗布装置
1か月前
ハンファ精密機械株式会社
ディスペンサ
19日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
2か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
2か月前
続きを見る