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公開番号2025059179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169021
出願日2023-09-29
発明の名称トリガー式液体噴出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B05B 11/10 20230101AFI20250403BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】側壁部の寸法に因らず、カバーおよび噴出器本体の相対位置を安定させる。
【解決手段】噴出器本体2と、ノズル部材3と、カバー5と、を備え、カバーは、噴出器本体を左右方向の両側から覆う一対の側壁部16と、貯留シリンダ40の後部が挿入された挿入筒17と、を備え、側壁部、および噴出器本体には、互いに係合することで、上下方向の相対移動を規制する規制部21が設けられ、挿入筒の内周面において、規制部より後方に位置する部分には、貯留シリンダの外周面に対して、上下方向の両方向から各別に当接する上支持突起22、および下支持突起23が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体に装着されるとともに、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、
前記噴出孔を露呈させた状態で前記噴出器本体を覆うカバーと、を備え、
前記噴出器本体は、
前記容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、
前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、
前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される、前後方向に延びる貯留シリンダと、
前記貯留シリンダ内に前後方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って、後方に向けて移動するとともに、前方に向けて付勢される貯留プランジャと、を備え、
前記カバーは、
前記噴出器本体を前後方向に直交する左右方向の両側から覆う一対の側壁部と、
前記貯留シリンダの後部が挿入された挿入筒と、を備え、
前記側壁部、および前記噴出器本体には、互いに係合することで、上下方向の相対移動を規制する規制部が設けられ、
前記挿入筒の内周面において、前記規制部より後方に位置する部分には、前記貯留シリンダの外周面に対して、上下方向の両方向から各別に当接する上支持突起、および下支持突起が形成されている、トリガー式液体噴出器。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記上支持突起、および前記下支持突起はそれぞれ、前記挿入筒の内周面における左右方向の中央部を挟む左右方向の両側に少なくとも1つずつ設けられている、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項3】
前記上支持突起、および前記下支持突起のうちの少なくとも一方の突起は、上下方向に延び、左右方向に弾性変形可能に形成されている、請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、噴出器本体と、噴出孔が形成されたノズル部材と、噴出孔を露呈させた状態で噴出器本体を覆うカバーと、を備え、噴出孔を通じて液体の連続噴出が可能とされたトリガー式液体噴出器が知られている。この種のトリガー式液体噴出器として、例えば下記特許文献1に示されるような、カバーが、噴出器本体を左右方向の両側から覆う一対の側壁部を備え、側壁部および噴出器本体に、互いに係合することで、上下方向の相対移動を規制する規制部が設けられた構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-98189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のトリガー式液体噴出器では、例えば、カバーの軽量化、およびカバーのデザイン変更などに応じて、側壁部を薄肉にしたり、コンパクトにしたりすることによって、規制部の寸法に制約が生じ、カバーおよび噴出器本体の相対位置が安定しにくくなるおそれがある。例えば、規制部の前後方向の長さが短くなると、カバーおよび噴出器本体にがたつきが生じやすくなる。
【0005】
本発明は、側壁部の寸法に因らず、カバーおよび噴出器本体の相対位置を安定させることができる、液体の連続噴出が可能なトリガー式液体噴出器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体に装着されるとともに、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、前記噴出孔を露呈させた状態で前記噴出器本体を覆うカバーと、を備え、前記噴出器本体は、前記容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される、前後方向に延びる貯留シリンダと、前記貯留シリンダ内に前後方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って、後方に向けて移動するとともに、前方に向けて付勢される貯留プランジャと、を備え、前記カバーは、前記噴出器本体を前後方向に直交する左右方向の両側から覆う一対の側壁部と、前記貯留シリンダの後部が挿入された挿入筒と、を備え、前記側壁部、および前記噴出器本体には、互いに係合することで、上下方向の相対移動を規制する規制部が設けられ、前記挿入筒の内周面において、前記規制部より後方に位置する部分には、前記貯留シリンダの外周面に対して、上下方向の両方向から各別に当接する上支持突起、および下支持突起が形成されている。
【0007】
貯留シリンダの後部が挿入された挿入筒の内周面において、規制部より後方に位置する部分に、貯留シリンダの外周面に対して、上下方向の両方向から各別に当接する上支持突起、および下支持突起が形成されているので、カバーおよび噴出器本体が広い範囲にわたって固定されることとなり、側壁部の寸法に因らず、カバーおよび噴出器本体の相対位置を安定させることができる。
【0008】
前記上支持突起、および前記下支持突起はそれぞれ、前記挿入筒の内周面における左右方向の中央部を挟む左右方向の両側に少なくとも1つずつ設けられてもよい。
【0009】
上支持突起、および下支持突起がそれぞれ、挿入筒の内周面における左右方向の中央部を挟む左右方向の両側に少なくとも1つずつ設けられているので、カバーおよび噴出器本体の相対位置を確実に安定させることができる。
【0010】
前記上支持突起、および前記下支持突起のうちの少なくとも一方の突起は、上下方向に延び、左右方向に弾性変形可能に形成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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