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公開番号2025088454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203166
出願日2023-11-30
発明の名称分別キャップ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 47/06 20060101AFI20250604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 破断可能な薄肉部が形成された分別機構を有するキャップ本体であっても、容器本体の口部との密封性を損なうことなく、外周壁部で口部に強く締め付けなくても回転しないように嵌合することができる分別キャップを提供すること。
【解決手段】 容器本体Aの口部1に打栓により装着されるキャップ本体Bと、キャップ本体Bに開閉自在に取着される蓋体Dとを備える分別キャップであって、容器本体Aの口部1は、外周に突設された複数の縦リブ5を有し、キャップ本体Bは、容器本体Aの口部1外周と嵌合する外周壁部11と、外周壁部11の内周面から周方向に突設される周方向リブ25とを有し、キャップ本体Bを容器本体Aの口部1に打栓する際に、縦リブ5を周方向リブ25に食い込ませることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
破断可能な薄肉部が形成された分別機構を有し、容器本体の口部に打栓により装着されるキャップ本体と、キャップ本体に開閉自在に取着される蓋体とを備える分別キャップであって、
容器本体の口部は、外周に突設された複数の縦リブを有し、
キャップ本体は、容器本体の口部外周と嵌合する外周壁部と、外周壁部の内周面から周方向に突設される周方向リブとを有し、
キャップ本体を容器本体の口部に打栓する際に、縦リブを周方向リブに食い込ませることを特徴とする分別キャップ。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
キャップ本体は、外周壁部の内周に凹設され、容器本体の縦リブを覆う内方凹部を備え、
周方向リブは、内方凹部の下部から突設されることを特徴とする請求項1に記載の分別キャップ。
【請求項3】
容器本体の口部は、外周に、上部から垂直に形成される上部外周面部と、上部外周面部の下端から形成され、キャップ本体を嵌着して抜け止め保持する係止突条と、係止突条の上部に形成される傾斜上面とを備え、
縦リブは、上部外周面部の下部と係止突条の傾斜上面の上部との間に突設されることを特徴とする請求項1または2に記載の分別キャップ。
【請求項4】
口部の係止突条は、傾斜上面下端から下方に垂直に伸びる外周面と、外周面下端から口部外周面まで水平に縮径する係止下面とを備え、
キャップ本体の外周壁部は、内周に、口部の上部外周面部に当接する内方突面部と、内方突面部の下端から凹設され、縦リブの外周を覆う内方凹部と、内方凹部の下端部から傾斜して係止突条の傾斜上面と当接する傾斜係合面と、傾斜係合面の下端から伸びて外周面に当接する内周係合面と、内周係合面の下端から内方に突設されて係止下面と係合する係合突部とを備えることを特徴とする請求項3に記載の分別キャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分別キャップに関し、特に、容器本体の口部に打栓により装着した際に、口部に対して回転を防止できる分別キャップに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、食品等の容器として、注出口を有するキャップ本体を容器本体の口部に打栓により装着し、キャップ本体を蓋体により開閉するものが使用されている。
また、環境保護の観点から、キャップ本体に、破断可能な薄肉部を予め形成し、廃棄時に、薄肉部を破断して、容器本体からキャップ本体を容易に分別できるようにした分別キャップも知られている。
【0003】
この種の分別キャップにあっては、キャップ本体に薄肉部を設けたことにより、容器本体の口部に対してキャップ本体の嵌合を強く設定すると、薄肉部が破断してしまうおそれがあるため、容器本体の口部とキャップ本体の嵌合が緩くなってしまった場合、キャップ本体が容器本体に対して回転してしまう可能性があった。
この問題を解消するために、注出口を有し、頂壁および頂壁の周端に垂下連設された外周壁部に、分別機構を設け、容器本体の口部に打栓より装着するとともに、キャップ本体に蓋体を螺合して装着される容器であって、容器本体の口部の外周面上端部と、キャップ本体の外周壁部の内周面上端部との間に、キャップ本体の供回り防止用の係止部を設けた分別キャップ付き容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-225899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の分別キャップ付き容器にあっては、容器本体の口部の外周面上端部と、キャップ本体の外周壁部の内周面上端部との間に、供回り防止用の係止部を設けたために、供回りの問題は解決されたが、容器本体の口部と、キャップ本体の装着部との密封性を低下させるおそれがあるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、破断可能な薄肉部が形成された分別機構を有するキャップ本体であっても、容器本体の口部との密封性を損なうことなく、外周壁部で口部に強く締め付けなくても回転しないように嵌合することができる分別キャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するため、分別キャップとして、破断可能な薄肉部が形成された分別機構を有し、容器本体の口部に打栓により装着されるキャップ本体と、キャップ本体に開閉自在に取着される蓋体とを備える分別キャップであって、容器本体の口部は、外周に突設された複数の縦リブを有し、キャップ本体は、容器本体の口部外周と嵌合する外周壁部と、外周壁部の内周面から周方向に突設される周方向リブとを有し、キャップ本体を容器本体の口部に打栓する際に、縦リブを周方向リブに食い込ませることを特徴とする構成を採用する。
【0008】
分別キャップの実施形態として、キャップ本体は、外周壁部の内周に凹設され、容器本体の縦リブを覆う内方凹部を備え、周方向リブは、内方凹部の下部から突設されることを特徴とする構成、また、容器本体の口部は、外周に、上部から垂直に形成される上部外周面部と、上部外周面部の下端から形成され、キャップ本体を嵌着して抜け止め保持する係止突条と、係止突条の上部に形成される傾斜上面とを備え、縦リブは、上部外周面部の下部と係止突条の傾斜上面の上部との間に突設されることを特徴とする構成、また、口部の係止突条は、傾斜上面下端から下方に垂直に伸びる外周面と、外周面下端から口部外周面まで水平に縮径する係止下面とを備え、キャップ本体の外周壁部は、内周に、口部の上部外周面部に当接する内方突面部と、内方突面部の下端から凹設され、縦リブの外周を覆う内方凹部と、内方凹部の下端部から傾斜して係止突条の傾斜上面と当接する傾斜係合面と、傾斜係合面の下端から伸びて外周面に当接する内周係合面と、内周係合面の下端から内方に突設されて係止下面と係合する係合突部とを備えることを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の分別キャップは、上記構成を採用することにより、キャップ本体を容器本体に打栓した際、縦リブが周方向リブに食い込み、キャップ本体が容器本体に対して回転してしまうことを防止でき、外周壁部で口部に強く締め付けなくても回転しないように嵌合することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例である分別キャップを打栓により装着した容器本体を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)のX-X線矢視図である。
本発明の実施例である容器本体の口部を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。
本発明の実施例である分別キャップの開蓋状態を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。
本発明の実施例である分別キャップの開蓋状態を示す図であり、(a)は下面図、(b)は(a)の要部拡大図である。
本発明の実施例である分別キャップの開蓋状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)の要部拡大図である。
本発明の実施例である分別キャップを打栓により容器本体に装着する前の状態を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)のY-Y線矢視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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