TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025060215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170800
出願日2023-09-29
発明の名称液体噴出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ヘッド部を上方付勢する合成樹脂製ばね部材に「へたり」が生じても、吐出可能位置からロック位置への切り替えを容易に行うことができる、液体噴出器を提供する。
【解決手段】本開示に係る液体噴出器100は、容器本体Cに装着する装着部材3と、有底筒状のシリンダ1と、シリンダ1内で上下動可能に設けられたステム6と、シリンダ1の内周面に摺動するピストン13と、ステム6に押下可能に取り付けられるヘッド部30とを備え、ヘッド部30は、合成樹脂製のばね部材SPにより上方付勢されており、装着部材3は、天壁4上に立設された上筒壁4aを有し、上周壁4aには、ヘッド部30に設けた凸リブ8f1,8f2を上下方向に案内する案内溝4g1,4g2が設けられており、案内溝4g1,4g2の上端部から所定距離だけ下がった高さ位置には、凸リブ8f1,8f2を上昇させつつロック溝4m1,4m2へと案内する傾斜部4sが設けられることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体の口部に装着する装着部材と、
該装着部材より下方に垂下する有底筒状のシリンダと、
前記シリンダ内で上下動可能に設けられたステムと、
前記シリンダ内で前記ステムの上下動に連係するとともにシリンダの内周面に摺動するピストンと、
前記ステムの上部に押下可能に取り付けられ、前記シリンダに対して上方付勢されるとともに内容物を吐出するノズルを有するヘッド部と
を備え、
前記ヘッド部は、合成樹脂製のばね部材により上方付勢されており、
前記装着部材は、前記口部に径方向外側から装着される周壁と、該周壁の上端を閉塞する天壁と、該天壁上に立設された上周壁とを有し、
前記上周壁には、上下方向に延在し前記ヘッド部に設けた凸リブを上下方向に案内する案内溝が設けられており、
前記凸リブが、前記案内溝の上部を経由してロック溝まで周方向に相対移動することによって、ヘッド部を押下不能なロック位置へと切り替え可能であり、
前記案内溝の上端部から所定距離だけ下がった高さ位置には、前記凸リブを上昇させつつ前記ロック溝へと案内する傾斜部が設けられている、液体噴出器。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記上周壁は、前記凸リブが前記ロック溝又は前記傾斜部にあるとき、上方への抜け出しを抑制する抜け止め壁を有し、
前記傾斜部における前記抜け止め壁の下面には、下方に突出するシール解除リブが設けられており、
前記ステムの下部には、前記ピストンを下方から支持するピストンガイドが装着されている、請求項1に記載の液体噴出器。
【請求項3】
容器本体の口部に装着する装着部材と、
該装着部材より下方に垂下する有底筒状のシリンダと、
前記シリンダ内で上下動可能に設けられたステムと、
前記シリンダ内で前記ステムの上下動に連係するとともにシリンダの内周面に摺動するピストンと、
前記ステムの上部に押下可能に取り付けられ、前記シリンダに対して上方付勢されるとともに内容物を吐出するノズルを有するヘッド部と
を備え、
前記ヘッド部は、合成樹脂製のばね部材により上方付勢されており、
前記装着部材は、前記口部に径方向外側から装着される周壁と、該周壁の上端を閉塞する天壁と、該天壁上に立設された上周壁とを有し、
前記ヘッド部の外周壁には、上下方向に延在し前記上周壁に設けた凸リブを上下方向に案内する案内溝が設けられており、
前記凸リブが、前記案内溝の下部を経由してロック溝まで周方向に相対移動することによって、前記ヘッド部を押下不能なロック位置へと切り替え可能であり、
前記案内溝の下端部から所定距離だけ上がった高さ位置には、前記凸リブを前記ヘッド部に対して下降させつつ前記ロック溝へと案内する傾斜部が設けられている、液体噴出器。
【請求項4】
前記ヘッド部は、前記凸リブが前記ロック溝又は前記傾斜部にあるとき、下方への抜け出しを抑制する抜け止め壁を有し、
前記傾斜部における前記抜け止め壁の上面には、上方に突出するシール解除リブが設けられており、
前記ステムの下部には、前記ピストンを下方から支持するピストンガイドが装着されている、請求項3に記載の液体噴出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、容器本体の口部に装着され、容器本体内の内容物を外界に噴出させるための液体噴出器に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の液体噴出器としては、例えば、特許文献1に示すように、上方付勢状態で下方移動可能に配設されるステムと、ステムが挿入された筒状のシリンダと、シリンダ内でステムの上下動に連係するとともにシリンダの内周面に上下摺動可能に嵌合されたピストンと、ステムの上端部に取り付けられ、内容液を吐出するノズル孔を有するヘッド部とを備えた吐出器が開示されている。
【0003】
そして上述のタイプの吐出器の中には、ヘッド部の上死点において周方向に回動させることでヘッド部の押し込みにより内容液を吐出可能な吐出可能位置と、内容液を吐出不能なロック位置との間で切り替え可能とされたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022- 69928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ヘッド部及びステムを上方付勢するためのばね部材に合成樹脂を用いた場合、繰り返し使用することでばね部材が塑性変形し(いわゆる、「へたり」の発生)、ヘッド部が使用開始当初の上死点まで戻らなくなることがある。一方、吐出可能位置からロック位置へのノズルヘッドの回動は、ヘッド部が上死点近傍にある状態でのみ行える仕様になっている場合が多い。従って、上述のばね部材の「へたり」によりヘッド部が上死点まで戻らなくなると、ロック位置への変更を行うことができず、この点において改善の余地があった。
【0006】
本開示の目的は、ヘッド部を上方付勢する合成樹脂製ばね部材に「へたり」が生じても、吐出可能位置からロック位置への切り替えを容易に行うことができる、液体噴出器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するために、本開示の液体噴出器は、
[1]
容器本体の口部に装着する装着部材と、
該装着部材より下方に垂下する有底筒状のシリンダと、
前記シリンダ内で上下動可能に設けられたステムと、
前記シリンダ内で前記ステムの上下動に連係するとともにシリンダの内周面に摺動するピストンと、
前記ステムの上部に押下可能に取り付けられ、前記シリンダに対して上方付勢されるとともに内容物を吐出するノズルを有するヘッド部と
を備え、
前記ヘッド部は、合成樹脂製のばね部材により上方付勢されており、
前記装着部材は、前記口部に径方向外側から装着される周壁と、該周壁の上端を閉塞する天壁と、該天壁上に立設された上筒壁とを有し、
前記上周壁には、上下方向に延在し前記ヘッド部に設けた凸リブを上下方向に案内する案内溝が設けられており、
前記凸リブが、前記案内溝の上部を経由してロック溝まで周方向に相対移動することによって、ヘッド部を押下不能なロック位置へと切り替え可能であり、
前記案内溝の上端部から所定距離だけ下がった高さ位置には、前記凸リブを上昇させつつ前記ロック溝へと案内する傾斜部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の液体噴出器は、
[2]
上記[1]に記載の構成において、前記上筒壁は、前記凸リブが前記ロック溝又は前記傾斜部にあるとき、上方への抜け出しを抑制する抜け止め壁を有し、前記傾斜部における前記抜け止め壁の下面には、下方に突出するシール解除リブが設けられており、前記ステムの下部には、前記ピストンを下方から支持するピストンガイドが装着されていることが好ましい。
【0009】
また、上述の課題を解決するために、本開示の液体噴出器は、
[3]
容器本体の口部に装着する装着部材と、
該装着部材より下方に垂下する有底筒状のシリンダと、
前記シリンダ内で上下動可能に設けられたステムと、
前記シリンダ内で前記ステムの上下動に連係するとともにシリンダの内周面に摺動するピストンと、
前記ステムの上部に押下可能に取り付けられ、前記シリンダに対して上方付勢されるとともに内容物を吐出するノズルを有するヘッド部と
を備え、
前記ヘッド部は、合成樹脂製のばね部材により上方付勢されており、
前記装着部材は、前記口部に径方向外側から装着される周壁と、該周壁の上端を閉塞する天壁と、該天壁上に立設された上筒壁とを有し、
前記ヘッド部の外周壁には、上下方向に延在し前記上筒壁に設けた凸リブを上下方向に案内する案内溝が設けられており、
前記凸リブが、前記案内溝の下部を経由してロック溝まで周方向に相対移動することによって、前記ヘッド部を押下不能なロック位置へと切り替え可能であり、
前記案内溝の下端部から所定距離だけ上がった高さ位置には、前記凸リブを前記ヘッド部に対して下降させつつ前記ロック溝へと案内する傾斜部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の液体噴出器は、
[4]
上記[3]に記載の構成において、前記ヘッド部は、前記凸リブが前記ロック溝又は前記傾斜部にあるとき、下方への抜け出しを抑制する抜け止め壁を有し、前記傾斜部における前記抜け止め壁の上面には、上方に突出するシール解除リブが設けられており、前記ステムの下部には、前記ピストンを下方から支持するピストンガイドが装着されていることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社吉野工業所
吐出器
13日前
株式会社吉野工業所
吐出器
13日前
株式会社吉野工業所
吐出容器
13日前
株式会社吉野工業所
吐出容器
13日前
株式会社吉野工業所
液体噴出器
13日前
株式会社吉野工業所
液体吐出器
13日前
株式会社吉野工業所
ポンプ付き容器
13日前
株式会社吉野工業所
減圧吸収ボトル
13日前
株式会社吉野工業所
トリガー式吐出器
13日前
株式会社吉野工業所
擦り部付き塗布容器
13日前
株式会社吉野工業所
エアゾール容器用吐出具
13日前
株式会社吉野工業所
オーバーキャップ付き容器
13日前
株式会社吉野工業所
スクイズ容器用注出キャップ
13日前
個人
6か月前
個人
包装体
6か月前
個人
ゴミ箱
6か月前
個人
収納用具
10か月前
個人
段ボール箱
20日前
個人
物品収納具
10か月前
個人
ゴミ収集器
22日前
個人
段ボール箱
1か月前
個人
容器
3か月前
個人
宅配システム
22日前
個人
折り畳み水槽
6か月前
個人
土嚢運搬器具
2か月前
個人
パウチ補助具
6か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
11か月前
個人
コード類収納具
2か月前
個人
ダンボール宝箱
7か月前
個人
閉塞装置
3か月前
個人
貯蔵サイロ
26日前
株式会社和気
包装用箱
2か月前
個人
圧縮収納袋
7か月前
個人
ゴミ処理機
3か月前
個人
袋入り即席麺
1か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
続きを見る