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公開番号
2025088572
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203353
出願日
2023-11-30
発明の名称
吐出容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
主分類
B65D
47/34 20060101AFI20250604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】レバー及び昇降式ノズル部を有し、持ち運び及び保管に好適な吐出容器を提供する。
【解決手段】口頸部6を有する容器体2と、口頸部6に外嵌され、上方開口の連通口17を有する装着キャップ10と、容器体2に連通口17を介して連通され、口頸部6の上側に上方付勢状態で昇降可能に配備されたノズル部20と、装着キャップ10の径方向Xの一方側から立設された支持部18と、この支持部18から前記径方向Xの他方側へ突設されたレバー30とを具備し、ノズル部20をレバー30に連動可能に連係させる連係軸28を配備した。装着キャップ10には、レバー30とノズル部20との間に介在してストッパー兼用のオーバーキャップ40が着脱可能に搭載する。このオーバーキャップ40は、連係軸28を上下動不能に受持する軸受孔48を有し、この軸受孔から下方へ連係軸28の導通が可能に切り割られている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
口頸部(6)を有する容器体(2)と、
前記口頸部(6)に外嵌され、上方開口の連通口(17)を有する装着キャップ(10)と、
前記容器体(2)に前記連通口(17)を介して連通され、前記口頸部(6)の上側に上方付勢状態で昇降可能に配備されたノズル部(20)と、
前記装着キャップ(10)の径方向(X)の一方側から立設された支持部(18)と、
この支持部(18)に上下動可能に枢着され、当該支持部(18)から前記ノズル部(20)の近傍を経て前記径方向(X)の他方側へ突設されたレバー(30)と、を具備し、
前記ノズル部(20)を前記レバー(30)に連動可能に連係させる連係軸(28)を配備した吐出容器において、
前記装着キャップ(10)には、前記レバー(30)と前記ノズル部(20)との間に介在してこのノズル部(20)を覆うストッパー兼用のオーバーキャップ(40)が着脱可能に搭載されており、このオーバーキャップ(40)は、前記連係軸(28)を上下動不能に受持する軸受孔(48)を有し、この軸受孔(48)から下方へ前記連係軸(28)を導通させることが可能に切り割られていることを特徴とする、吐出容器。
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【請求項2】
前記オーバーキャップ(40)は、その外周壁(44)の下縁から少なくとも前記軸受孔(48)に至る切割り(50)と、前記外周壁(44)に連設された操作部(54)とを有し、
前記切割り(50)の幅(Wa)は前記連係軸(28)の軸径(D)より狭く、前記操作部(54)を押圧して前記外周壁(44)を変形させることにより、前記切割り(50)が拡幅し、前記連係軸(28)を導通させることが可能に構成したことを特徴とする、請求項1に記載の吐出容器。
【請求項3】
前記ノズル部(20)は、前記径方向(X)と直交する側方(Y)に配列された一対の前記連係軸(28)を介して前記レバー(30)に連係されており、
前記オーバーキャップ(40)には、前記各連係軸(28)に対応する一対の前記軸受孔(48)を形成するとともに、前記外周壁(44)の下縁から前記各軸受孔(48)を超過して延びる一対の前記切割り(50)の先端部(51)同士の間にヒンジ部(52)を形成することにより、前記外周壁(44)を第1壁部(44a)及び第2壁部(44b)とに区分し、
前記第2壁部(44b)から、前記第1壁部(44a)との間に押込み代(a)を存して前記操作部(54)を立設したことを特徴とする、請求項2に記載の吐出容器。
【請求項4】
前記ヒンジ部(52)は、前記外周壁(44)の上下方向中間部に配置されており、
前記第1壁部(44a)は、前記ヒンジ部(52)の上方で前記外周壁(44)の内方へ窪んだ凹壁部(46)を有しており、
前記操作部(54)は、前記ヒンジ部(52)より板状に直立させたことを特徴とする、請求項3に記載の吐出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は吐出容器、特にレバーの操作でノズル部を押し下げて吐出する容器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
口頸部を有する容器体と、口頸部に外嵌され、容器体の内部に連通する案内筒部を有する装着キャップと、前記案内筒部に上方付勢状態で昇降可能に嵌挿されたノズル部と、装着キャップの径方向の一方側から立設された支持部に上下動可能に枢着され、支持部からノズル部の近傍を経て前記径方向の他方側へ突設されたレバーと、ノズル部をレバーに連動可能に連係させる連係軸とを備える吐出容器が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-211855
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、持ち易さ・押し易さ・滑りにくさの向上のためにノズル部を昇降させて吐出する吐出容器にレバーを追加しているが、ノズル部を覆うオーバーキャップや押し下げを規制するストッパーの組み付けが困難であり、持ち運び及び保管に不向きであった。
【0005】
本発明の目的は、レバー及び昇降式ノズル部を有し、持ち運び及び保管に好適な吐出容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、口頸部6を有する容器体2と、
前記口頸部6に外嵌され、上方開口の連通口17を有する装着キャップ10と、
前記容器体2に前記連通口17を介して連通され、前記口頸部6の上側に上方付勢状態で昇降可能に配備されたノズル部20と、
前記装着キャップ10の径方向Xの一方側から立設された支持部18と、
この支持部18に上下動可能に枢着され、当該支持部18から前記ノズル部20の近傍を経て前記径方向Xの他方側へ突設されたレバー30と、を具備し、
前記ノズル部20を前記レバー30に連動可能に連係させる連係軸28を配備した吐出容器において、
前記装着キャップ10には、前記レバー30と前記ノズル部20との間に介在してこのノズル部20を覆うストッパー兼用のオーバーキャップ40が着脱可能に搭載されており、このオーバーキャップ40は、前記連係軸28を上下動不能に受持する軸受孔48を有し、この軸受孔48から下方へ前記連係軸28を導通させることが可能に切り割られている。
【0007】
本手段では、図1に示す如く、容器体2の口頸部6に外嵌された装着キャップ10の連通口17を介して容器体2に連通され、口頸部6の上側に上方付勢状態で昇降可能に配備されたノズル部20を有し、装着キャップ10の径方向Xの一方側から立設された支持部18からレバー30を突設させ、このレバー30に前記ノズル部20を連係させる連係軸28を配備させている。
そして、装着キャップ10に、レバー30とノズル部20との間に介在されるとともに当該ノズル部20を覆うオーバーキャップ40が着脱可能に搭載されている。
この構造によれば、レバー30とノズル部20との間に、このノズル部を覆うオーバーキャップ40を介在させたから、保管に適している。
またこのオーバーキャップ40は、ストッパーを兼ねるものであって、前記連係軸28を上下動不能に受持する軸受孔48を有し、この軸受孔48から下方へ前記連係軸28を導通させることが可能に切り割られている。
この構造によれば、持ち運ぶ際にノズル部が他物に衝突して内容物が不意に噴出されることを防止でき、持ち運びに適している。
【0008】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記オーバーキャップ40は、その外周壁44の下縁から少なくとも前記軸受孔48に至る切割り50と、前記外周壁44に連設された操作部54とを有し、
前記切割り50の幅Waは前記連係軸28の軸径Dより狭く、前記操作部54を押圧して前記外周壁44を変形させることにより、前記切割り50が拡幅し、前記連係軸28を導通させることが可能に構成した。
【0009】
本手段では、図2に示す如く、オーバーキャップ40は、その外周壁44の下縁から少なくとも前記軸受孔48に至る切割り50と、前記外周壁44に連設された操作部54とを有する。
そして、前記切割り50の幅Waは前記連係軸28の軸径Dより狭く、前記操作部54を押圧して前記外周壁44を変形させることにより、前記切割り50が拡幅し、前記連係軸28を導通させることが可能に構成した。
この構造によれば、操作部54を押圧する簡単な操作でオーバーキャップ40を取り外すことができる。
【0010】
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ前記ノズル部20は、前記径方向Xと直交する側方Yに配列された一対の前記連係軸28を介して前記レバー30に連係されており、
前記オーバーキャップ40には、前記各連係軸28に対応する一対の前記軸受孔48を形成するとともに、前記外周壁44の下縁から前記各軸受孔48を超過して延びる一対の前記切割り50の先端部51同士の間にヒンジ部52を形成することにより、前記外周壁44を第1壁部44a及び第2壁部44bとに区分し、
前記第2壁部44bから、前記第1壁部44aとの間に押込み代aを存して前記操作部54を立設した。
(【0011】以降は省略されています)
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