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公開番号2025105406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2024104572
出願日2024-06-28
発明の名称積層容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 1/02 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】外層と内層とを容易に分離して分別できるようにした積層容器を創出することを課題とする。
【解決手段】 内容物が収容される内層6と、該内層6の外面に前記内層6を覆う外層7が積層された合成樹脂製の積層容器であって、前記内層6の外面には、前記内層6に対して相溶性を有し、且つ、前記外層7に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成された分割部8が設けられ、前記外層7は、前記内層6及び前記分割部8に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成され、前記内層6と前記分割部8が融着された状態で積層された構成とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
内容物が収容される内層(6)と、該内層(6)の外面に前記内層(6)を覆う外層(7)が積層された合成樹脂製の積層容器であって、
前記内層(6)の外面には、前記内層(6)に対して相溶性を有し、且つ、前記外層(7)に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成された分割部(8)が設けられ、
前記外層(7)は、前記内層(6)及び前記分割部(8)に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成され、
前記内層(6)と前記分割部(8)が融着された状態で積層されていることを特徴とする積層容器。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記分割部(8)が、横断面略山形状であることを特徴とする請求項1に記載の積層容器。
【請求項3】
前記分割部(8)が、前記内層(6)に対して相溶性を有し、且つ、前記外層(7)に対して非相溶性を有する第1の合成樹脂材と、前記外層(7)に対して相溶性を有する第2の合成樹脂材とを混合させた合成樹脂で形成されており、前記第1の合成樹脂材と前記第2の合成樹脂材との混合比が95:5~70:30の範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層容器。
【請求項4】
前記外層(7)が、分離可能な被覆層で被覆されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層容器。
【請求項5】
内容物が収容される内層(6)と、該内層(6)の外面に前記内層(6)を覆う外層(7)が積層された合成樹脂製の積層容器であって、
前記外層(7)の内面には、前記外層(7)に対して相溶性を有し、且つ、前記内層(6)に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成された分割部が設けられ、
前記内層(6)は、前記外層(6)及び前記分割部に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成され、
前記外層(7)と前記分割部が融着された状態で積層されていることを特徴とする積層容器。
【請求項6】
分割部(8)に、径方向外側に突出する把持部(8b)又は押込み部(8c)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の積層容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外層と内層とを容易に分離できるようした積層容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に乳液やマヨネーズ、ドレッシングなどの高粘度の内容物は容器の壁面に付着したり、底に溜まったりすることで最後まで使用することができずに容器内に残液として残りやすい。残液が入った容器はゴミとして捨てられてしまうため、消費者は残液を無駄にしていると感じ、また容器としてはリサイクルできない場合がある。このことから内容物の残量を低減する容器が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-037974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来における残量低減方法として、例えば押出し容器において、内容物が残留し易い肩部の内面に凸状に突設された一対の押出し部9を設け、一対の押出し部9を押し込むことで残留内容物を効果的に押し出せるようにすることが知られている(例えば、特許文献1参照)が、内壁や底部に付着した内容物を完全に取り出すことにはなお改善の余地があった。
また外層の内壁に内層を積層する積層容器においては、外層は内容物に触れないためリサイクルに回すことができ、内層は絞り出すことで残量低減につながることから、外層と内層が分離して分別できる機構が求められている。
【0005】
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、残量低減性とリサイクル性の向上を両立すべく、外層と内層とを容易に分離して分別できるようにした積層容器を創出することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の第1の手段は、
内容物が収容される内層と、該内層の外面に前記内層を覆う外層が積層された合成樹脂製の積層容器であって、
前記内層の外面には、前記内層に対して相溶性を有し、且つ、前記外層に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成された分割部が設けられ、
前記外層は、前記内層及び前記分割部に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成され、
前記内層と前記分割部が融着された状態で積層されていることを特徴とする、と云うものである。
【0007】
本発明の第2の手段は、上記第1の手段に、前記分割部が、横断面略山形状である、との手段を加えたものである。
【0008】
また本発明の第3の手段は、上記第1又は第2の手段に、前記分割部が、前記内層に対して相溶性を有し、且つ、前記外層に対して非相溶性を有する第1の合成樹脂材と、前記外層に対して相溶性を有する第2の合成樹脂材とを混合させた合成樹脂で形成されており、前記第1の合成樹脂材と前記第2の合成樹脂材との混合比が95:5~70:30の範囲である、との手段を加えたものである。
【0009】
また本発明の第4の手段は、上記第1又は第2の手段に、前記外層が、分離可能な被覆層で被覆されている、との手段を加えたものである。
【0010】
また本発明の第5の手段は、内容物が収容される内層と、該内層の外面に前記内層を覆う外層が積層された合成樹脂製の積層容器であって、
前記外層の内面には、前記外層に対して相溶性を有し、且つ、
前記内層に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成された分割部が設けられ、
前記内層は、前記外層及び前記分割部に対して非相溶性を有する合成樹脂材で形成され、
前記外層と前記分割部が融着された状態で積層されていることを特徴とする、と云うものである。
(【0011】以降は省略されています)

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