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公開番号
2025099520
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216226
出願日
2023-12-21
発明の名称
ボトル
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
1/02 20060101AFI20250626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】胴部のうち、周溝と上下方向で隣接する平滑部分の剛性を確保しつつ、ボトル内の洗浄液を排出するのに要する時間を抑えることができる環境保全に対応可能なボトルを提供する。
【解決手段】上下方向に延びる胴部13に、周方向の全長にわたって連続して延びる複数の周溝21が、上下方向に間隔をあけて形成され、胴部において、周溝と上下方向で隣接する平滑部分15aに、周方向および上下方向に対して交差する方向に延びる複数の凹リブ23が、周方向に間隔をあけて形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に延びる胴部に、周方向の全長にわたって連続して延びる複数の周溝が、上下方向に間隔をあけて形成され、
前記胴部において、前記周溝と上下方向で隣接する平滑部分に、周方向および上下方向に対して交差する方向に延びる複数の凹リブが、周方向に間隔をあけて形成されている、ボトル。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
複数の前記凹リブが延びる、周方向および上下方向に対して交差する各向きが、互いに同じになっている、請求項1に記載のボトル。
【請求項3】
前記凹リブの周方向の大きさは、周方向で互いに隣り合う前記凹リブ同士の周方向の間隔より大きくなっている、請求項1または2に記載のボトル。
【請求項4】
1つの前記周溝を上下方向に挟む2つの前記平滑部分に、複数の前記凹リブが周方向に間隔をあけて各別に形成され、
周方向で互いに隣り合う前記凹リブ同士の間隔は、上下方向で隣り合う2つの前記平滑部分において同じ周方向の位置に位置している、請求項1または2に記載のボトル。
【請求項5】
前記凹リブの深さは、前記周溝の深さより浅くなっている、請求項1または2に記載のボトル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境保全の観点から容器の軽量化が強く求められているが、一般に軽量化に伴い容器物性が低下することから、これを補う必要が生ずる。軽量化に伴って低下する容器物性の1つとして、胴部剛性が挙げられる。胴部剛性を高めるために、例えば下記特許文献1に示されるように、胴部に複数の周溝を設けたボトルが知られているが、軽量化の程度によっては、胴部のうち、周溝と上下方向で隣接する平滑部分の剛性が低くなることが考えられ、この場合、胴部の把持時に、平滑部分が大きく変形するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-124274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この対策として、胴部の平滑部分にも周溝を設けることが考えられるが、周溝が増えると、内容物を充填する前のボトル洗浄工程において、ボトルを倒立姿勢にして洗浄液を排出する際に、ボトル内の洗浄液が周溝に引っ掛かり、洗浄液の排出に時間がかかるおそれがある。
【0005】
本発明は、胴部のうち、周溝と上下方向で隣接する平滑部分の剛性を確保しつつ、ボトル内の洗浄液を排出するのに要する時間を抑えることができる環境保全に対応可能なボトルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るボトルは、上下方向に延びる胴部に、周方向の全長にわたって連続して延びる複数の周溝が、上下方向に間隔をあけて形成され、前記胴部において、前記周溝と上下方向で隣接する平滑部分に、周方向および上下方向に対して交差する方向に延びる複数の凹リブが、周方向に間隔をあけて形成されている。
【0007】
胴部の平滑部分に、複数の凹リブが周方向に間隔をあけて形成されているので、平滑部分の剛性を確保することができ、また、複数の凹リブが、周方向および上下方向に対して交差する方向に延びているので、内容物を充填する前のボトル洗浄工程において、ボトルを倒立姿勢にして洗浄液を排出する際に、ボトル内の洗浄液が、凹リブを伝って口部に向けて流れやすく、周溝に引っ掛かりにくくなり、ボトル内の洗浄液を排出するのに要する時間を抑えることができる。
【0008】
複数の前記凹リブが延びる、周方向および上下方向に対して交差する各向きが、互いに同じになってもよい。
【0009】
複数の凹リブが延びる、周方向および上下方向に対して交差する各向きが、互いに同じになっているので、胴部の平滑部分に応力が集中する部分を生じにくくすることができる。
【0010】
前記凹リブの周方向の大きさは、周方向で互いに隣り合う前記凹リブ同士の周方向の間隔より大きくなってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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